#148 ②九州ドライブと山旅

2021年8月1日日曜日

 

午前6時車中より起床。

空を見上げるとちょっと曇り空☁️も何やら晴れ☀️が予想される空模様だ。

 

道の駅「瀬戸農業公園」に備えて付けの洗面所で髭を剃り、歯を磨く。

駐車場に戻ると、このご時世なのか、車は5台駐車で寂しい状況。

皆さんは遠出自粛しているのだろうなぁ。

ちょっと気が引ける思いだ。

 

エンジンを吹かして三崎港を20分程で到着。

一見して乗客は定員の3分の1程度とみた。

国道九四フェリー⛴に7時30分乗船し、大分の佐賀関まて70分で着く。

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愛媛の三崎港からフェリーで大分の佐賀関まで70分と

は、意外に近い距離だなぁ。

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三崎港を出ていよいよ九州へ上陸します。
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大分のどこの島かな。

 

午前9時頃に大分初上陸。

大分初上陸だが、鹿児島の指宿に18時到着目標のため、観光時間の余裕がなく、宮崎、鹿児島へ国道をひたすら南下する。

まぁ大分観光は帰りに立ち寄りのんびりしよう。

 

宮崎の延岡にある道の駅「北川はゆま」に立ち寄り、あじ寿司、サバ寿司を食す。

その味は、まろやかで甘かった。

寿司が甘いなんて初めての衝撃だ。

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道の駅 北川はゆまで息抜きしました。
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あじ寿司とサバ寿司は絶品。
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今晩の夕食である、霧子乃里弁当も買いました。
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延岡のとうもろこしは甘い。

 

日向灘に沿って国道10号をひたすら南下する。

都城高鍋の標識が目についた。

この地名から花園出場の常連である高校ラグビーを彷彿させる。

M大へ進学した永友選手やD大へ進学した児玉選手はこの地で生まれ育ち、ラグビーに励んでいたと思うと胸が熱くなった。

 

宮崎西を抜け、223号を走ると霧島神宮の標識があったので迷わず立ち寄ることにした。

霧島神宮は、6世紀に創建された朱塗りの社殿である。

境内に車を止めて5分ほど参道を歩くと目の前にドーンと朱塗りの社殿が現れた。

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にわか雨にあたり、少し暗くなったが、それでも朱塗りの社殿は映えていた。

 

さすがにパワースポットの名所だけに趣きがある。

手を合わせて合掌すると、にわか雨が強く降ってきた。

なんとかシャッター写真を撮り、足早に慌しく駐車場に戻る。

 

15時過ぎに霧島神宮を出ると次の目標は、桜島が見える錦江湾だ。

さらに南下すると、錦江湾に浮かぶ桜島が現れた。

 

あぁ桜島だ。

38年振りに眺めた桜島は、今も変わらず悠然と構えていた。

雄大だなぁ。

つい、路肩に車を止めてしばし桜島を眺めた。

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38年振りの桜島にしばし眺める。

 

仙巌園の標識に目が止まる。

鹿児島市に入ったら必ず仙巌園に観光しようと以前から計画していたので立ち寄ることにした。

 

16時過ぎに仙巌園に入園。

写真のイメージ通りの庭園風景だ。

当時の町並み風景がタイムスリップのように続く。

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仙巌園の受付前です。
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当時の町並み再現です。
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仙巌園から桜島を望む。

 

資料によると1658年に第19代当主島津光久により別邸として建設され、その広大な面積は約1万5千坪あると記されている。

また、明治日本の産業革命として世界文化遺産に登録されている。

ここから眺める桜島雄大だ。

 

1時間ほど園内散策を満喫後、車を鹿児島市内経由指宿へ走らせる。

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鹿児島中央駅はすっかり様変わりしました。

38年前に鹿児島中央駅の改札前で野宿した、あの当時の面影はありませんでした。

 

途中でJR指宿枕崎線開聞駅に立ち寄る。

そこは無人駅にもかかわらず、小さなロータリーがあった。

 

18時過ぎに運良く二両編成の電車がやって来た。

乗客はわずか2人が開聞駅に降りた。

地元の高校生らしい。

親が車の中で子供を出迎える風景は、どこも同じ風景だった。

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のどかな電車風景がいいんだよなぁ。

 

さて今日の車中泊先は指宿市にある開聞山麓自然公園だ。

明日は待ち焦がれた、いよいよ百名山である開聞岳に登るのだ。

 

開聞山麓自然公園の手前に夕陽を浴びる開聞岳が一際目立つ。

立ちはだかる開聞岳を前に闘志が燃えてきた。

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いよいよ明日は待ち焦がれた開聞岳登山だ。

絶対に晴れてくれよ!

 

明日は山頂から午前5時30分過ぎに御来光を拝むので、

20時過ぎに先の道の駅で買った、霧子乃里弁当を食べて早めに就寝することにした。

 

明日は御来光を拝めますように。

 

本日の走行距離403km 走行時間8時間

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#147 ①九州ドライブと山旅

2021年7月31日土曜日

 

九州全域の1週間天気予報は、晴れ☀️マークがなく、曇り☁️と雨☂️マークがズラリ並んでいた。

躊躇したが、あくまでも天気予報なので行くだけ行こうと当日午前10時に腹を決めた。

 

今回の九州ドライブの目的は、百名山5座を登頂することであり、観光はニの次である。

とはいうものの、九州旅行は、大学時代に当時国鉄の青春切符で一人旅して以来なので実に38年ぶりだ。

 

今回の九州ドライブのトライは、まさに4度目のトライである。

 

初回のトライは、2020年GWに実現する予定だったが、コロナ禍による緊急事態宣言であえなく断念。

2度目のトライは、2020年9月に実現する予定だったが、史上最大級の台風が上陸するとの情報により断念。

3度目のトライは今年のGWに実現する予定も天候不順により延期。

 

そしていよいよ満を持して4度目のトライとなるわけである。

1年半要したことになり、長かったなぁというのが実感だ。

 

ここまで来たから多少の天候不順、雨☂️は受け入れようと妙に開き直った。

とにかく、愛車を自宅から九州鹿児島まで1300km走るのだ。

安全無事故に徹しようと心に念じた。

 

午前11時過ぎに自宅を出る。

まずは、名古屋、京都、神戸を通過し、明石海峡大橋に渡って徳島に入り、今日の最終ゴールである愛媛の三崎港を目指す。

 

ナビによるとぶっ通しで11時間で三崎港到着予定だ。

サービスエリアの休憩は3回で済ませ、ほぼノンストップ状態で愛車を走らせる。

 

ナビ予測通り、三崎港近くの道の駅「瀬戸農業公園」に着いたのは22時過ぎだった。

さすがに運転による疲労が蓄積し、困憊状態。

 

セブンで買った豚カツ弁当を頬張り、缶ビールを飲んでいつものように車中泊

どうか今回の九州ドライブの天気は、晴れ☀️に恵まれますようにと祈りを込めて爆睡に入る。

 

素敵な九州ドライブと山旅でありますように。

 

本日の走行距離 890km 走行時間11時間

 

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明石海峡大橋は神戸市と淡路市を繋ぐ全長3911mの世界最長の吊橋です。


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道の駅 瀬戸農業公園で車中泊
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佐田半島のマップです。最先端の岬は佐田岬です。


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佐田岬はここから1時間30分要します。

ちょっと曇り空だなぁ。

九州は晴れるといいなぁ。

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#146 忘れ得ぬ人

2021年7月18日

 

早朝3時45分に目が覚める。

大広間の窓に目をやると星の輝きがまだ残っていた。

小屋の外に出ると彼方にオレンジ色の地平線が広がっており、テンションが上がった。

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気になる体の調子は、昨日の疲労は取れたものの、胸焼きなのか、ムカムカしてまだ吐き気がした。

さらに全身が鉛の状態で少し重く感じる。

相変わらず食欲が無い。

身支度を手際よくすませ、予定通り4時15分過ぎ小屋を後にした。

 

わかっていたことだが、出だしから急登の連続。

前を見ると登山道の傾斜がどんどん上がっていく。

真っ直ぐ急勾配なので、いかさか昨日のしつこい登り返しがないだけでも気持ちが楽だ。

 

登り始めの30分は絶景を楽しむ余裕があり、涼しくておいしい空気を吸い込んで登るのは気持ちいい。

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木曽殿山荘が小さく見えます。
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昨日の大苦戦した登り返し登山ルートが見えます。
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もうお馴染みの御嶽山ですね。
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まずは目の前の岩峰を乗り越えねば。

 

空木岳までの登山ルートは、急登の連続だが、岩登りが多い登山ルートでもある。

登り始めて40分あたりで息が上がり、足が止まってしまう。

さすがに昨日の朝、昼、夜、今朝の4連続食分の未摂取のツケがここにきて影響を受ける。当たり前だ。

 

明らかにエネルギー不足であることは明白であった。

小屋オーナーからいただいた朝弁当を手をつけようとした。

やはり嘔吐感があり、無理だった。

 

さぁどうするんだ。

やっぱり無理やから小屋に戻って連泊なのか。

指示通り動かない自分の足に対して焦りが出てきた。

 

その時だった。

竜雷太似の優男のBさんが追いついて一言発した。

「大丈夫ですか。無理しないように。マイペースでゆっくりと確実に前へ進みましょう」

そう言って自分を追い越し、Bさんの背中が遠くなってしまった。

 

ここで自分は青空に向かって呼吸を整える。

全神経を研ぎ澄ませて本気バージョンを醸し出す。

 

15分休憩後、登山再開する。

まずは目の前の鋭い岩峰に接近、通過を意識する。

難なくクリアしても立ちはだかる岩峰が次から次へと現れる。

連続する鎖、チェーンを巧みにコントロールしつつ、がっつり岩場を這い上がっては登り返しの連続。

 

自分の脳裏にBさんが発した、マイペースでゆっくりと確実に前へ の言葉が焼き付けて離れない。

妙な安心感を得た感じだった。

不思議だな。

 

難所にさしかかっては、心の中でBさんの言葉を唱えた。

するとフットワークが甦り、軽快なステップが戻ってきた。

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高度を上げる度に雲海は徐々に低くなっていく。
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この角度からの御嶽山は素晴らしい。
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ひとつ目の岩峰を通過。
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こんな感じで岩場をよじ登ります。

 

登り始めから1時間45分経過。

目の前に道標が見える。

もしかしたら空木岳山頂か。

まさかこんな楽に山頂に着くことはないだろう、まだ先だろうと自問自答した。

 

見覚えのある方が2人立っていた。

あれ!AさんとBさんではないか!

 

来た来た来たぞと発する二人の満面の笑顔がすこぶる眩しい。

AさんBさんであることを確認した後、自分は無意識に右手の拳を上げて勝鬨のサインを送った。

 

AさんとBさんは心配になって山頂で待っていたのだという。

Aさんは2時30分に小屋を出たので少なくとも2時間は山頂にいることになり、Bさんは30分山頂にいる計算となる。

 

そのことを考えると目頭が熱くなってきた。

お二人にお礼の言葉を述べた。

Bさんの一言で頑張り通したことができたこと、Aさんには心配させて2時間待たせてしまったことを。

 

お二人ともよかった、よかったと労いの言葉をいただいた。

お二人は、昨晩の自分の覇気の無い落ち込み、晩御飯を食べない自分を見ているだけに、空木岳の激しい登山ルートに耐えられないだろうと読んでいたようで目を白黒されていた。

 

Aさんから登山歴を聞かれたので百名山踏破を伝えたところ合点したようだった。

申し訳なくもAさんより空木岳山頂からの素晴らしい絶景をガイドしてくれた。

 

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Aさんに記念撮影してもらう。
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岐阜県側にある恵那山。

昨年10月に登山しただけに愛着がある。

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乗鞍岳は昨年8月に登ったなぁ。


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槍ヶ岳穂高連峰までくっきり。
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御嶽山と左に白山。
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昨日の苦しかった登山ルートを振り返る。

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雲海に浮かぶ南アルプス
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Aさんに勧められて山頂で最も高い岩山でガッツポーズ

 

お別れの時がきた。

お二人にがっちり握手を交わし、またどこかでお会いしましょうと山頂からお二人に手を振って見送った。

なんかドラマの世界に浸った自分が確かにそこにいたことは否めなかった。

 

いくつかの修羅場を乗り越え、数々の山を登ってきた自分であるが、今回の中央アルプス登山は決して忘れ去ることはできない、エポックな出来事だった。

 

空木岳は山仲間に支えられながらの登頂であり、自分の力では無い。

自分の登山スキル、体力が身にしみてわかった。

今回の山行は今後の登山方針を変える分岐点になるかもしれない。

それほど自分にとっては衝撃度が強かった。

 

その後は池山尾根を下る。

下り6時間は、体調も戻り足も絶好調だった。

通りすがりの登山者がラジオ放送の音量をあげていた。

耳をすますと、コロナ禍で今年の夏山は一人登山者が多く、不幸にも滑落事故が相次いでいる云々と流れていた。

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標高2864m空木岳山頂は広い。
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これから下山します。
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駒石から空木岳を振り返る
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さらにどんどん下ります。

この絶景ももうすぐ終わりだと思うと寂しくて。
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また来るぞ 空木岳
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唯一の水場でした。

頭の上からコップを流して行水したら生き返りました。
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緑が美しい樹林帯。
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ようやく登山口に着く。

 

最終ゴールの菅の平バスセンターまで決して気を緩めることなく、慎重に足を運び、16時予定より早く14時に最終ゴールに到達する。

 

振り返ると、今回の予想外の高山病、熱中症は過去にもあった。

2017年7月の新潟にある飯豊山(いいでさん)。

2020年8月の北アルプス最終日の新穂高ルート。

その日の体調もあろうが、潜在的にあるものと意識せざるを得ない。

 

ましてや今年還暦になる年でもあり、加齢とともに身体の変化は起きているのだろう。

今までのような活発な行動は控えるべきなのか。

 

とにかく安全対策をしっかり講じて、自分の身体をよく理解し、無理な計画だけは差し控えるべきだと考える。

 

おまけです。

帰りに山梨県一宮市国道20号線沿いで、お土産に桃を買いました。

写真のように理由あり価格ですが、12個で1500円で

お得感がありました。

ご主人が腰が低く、優しい方で桃、葡萄の栽培についていろいろと説明してくれました。

今度は葡萄(9月)を買いに立ち寄りたいと思っています。

興味のある方は是非とも立ち寄ってみてください。

お得感を体験できるかもしれませんよ。

 

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百名山88座 残り12座

本日の歩行距離13km 歩行時間9時間

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#145 それでも立ち上がる

2021年7月17日

 

深夜2時に目が覚め、ヘッドランプの光を頼りに山小屋の外を出る。

夜空を見上げると、手が届きそうな満天の星が燦々と輝いていた。

きれいの一言以外に言葉はない。

時折身震いするほどの強風が吹きつける。

この強風により、当初2時30分の出発を諦めて再び寝床につく。

 

4時過ぎに薄目で見るとMさんと目が合い、それでは行ってきますと右手を上げてゴーサインして部屋を出て行った。

どうか安全無事故であるように。

 

ご来光は4時35分との情報があったので、宝剣岳山荘の裏側の小高い丘に登山者達が我よ先に陣取っていた。

そして4時40分、登山者達の歓声が上がる。

 

いよいよ日の出のショータイムだ。

刻一刻、日が昇るエネルギーの強さを我が身に感じた。

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富士山、南アルプスのオレンジ色のシルエットがきれいだった。

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久しぶりに見たご来光に感動した自分は、山小屋からの朝弁当をザックに詰め込み、5時過ぎに山小屋を出発した。

ザックの重さは10kg超えでやや重いが、日頃のジョギングトレーニングで体幹強化しているので乗り切る自信はあった。

再び難癖のある岩場の宝剣岳を難なくクリアし、極楽平から濁沢大峰までの稜線は、地上の楽園そのもので見渡す絶景に酔いしれた。

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雲海に浮かぶ御嶽山

御嶽山の左後方は石川県にある白山

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極楽平からの稜線は絶景に囲まれた地上の楽園。

目指す空木岳は前方に見えたが、まだ遥かに遠い。
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南アルプス北岳塩見岳甲斐駒ヶ岳等オールスターが勢揃い。
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富士山、塩見岳駒ヶ根市街が見える。

最初の関門である檜尾岳までの2時間の登りに差しかかった時に後ろから声をかけられる。

 

振り返ると昨晩語り合った田中陽希似るTさんが追いついてきた。

お互いに休憩時間を取り、会話して疲れをしばし取る。

新宿在住のTさんから思いもかけず、長谷川恒夫杯出場に誘われた。

場所はあきる野、檜原、奥多摩に跨る山岳競走で飲みも食もあるあるでどうやらお祭り大会の雰囲気らしい。

10月開催だが、今年の募集は締め切ったとのことなので来年の参加表明をした。

 

それじゃまた再会しましょうと、その場で別れてTさんのダイナミックかつ軽快なフットワークに見惚れつつ、自分はマイペースで進むことを決意する。

太陽が上がるにつれて気温が上がり、辺り周辺は灼熱化した。

 

その時だった。

耳鳴り、目眩が出て体に異変が起き始めた。

いつもの足から沸き上がるパワーが無い。

そろそろ朝弁当を食べたいのだが、体が受けつけないのでそのまま前進を続けることにした。

 

目指す檜尾岳は、標高差のある急峻なガレ場を幾度となく登り返しが繰り返され、根気のいる登りだった。

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根気のいる標高差ある繰り返し登り返しルート。

他登山者も結構しんどいと連発していた。

 

また30度超えの灼熱化が身体に応え、ザックの重さも手伝い、少しづつ体力が奪われる。

約2時間のガレ場の登り返し激戦を制してなんとか8時過ぎに檜尾岳山頂に着く。

想定外の苦しみだったが、本当の苦しみはこれから本番だった。

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ようやく檜尾岳山頂に到着。

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檜尾岳山頂から南アルプス主脈を一望。

絶景だ。
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左に見える高い山が目指す空木岳

少しづつ接近。

貫禄ある山容だな。

空木岳まで行くには幾度の難所が立ち塞ぐ。
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次の目標は、ここから1時間30分要する熊沢岳に腕を組む。少し手強い登山ルートだ。

 

照り返す太陽の暑さが徐々に体力が奪われ、息絶えだえの自分に気づき始める。

 

まるで蟻地獄のように四つ這いに岩場に這い上がる。

岩場のトップに辿り着いたかと思うと、前方に幾度となく登り返しの連続があり、小休止してはため息をつく、繰り返しの状況。

 

突如、夢遊病者然となった別の自分が現れる。

判断力が鈍くなり弱気になった自分は 逃避 遭難の文字がちらつかせる。

まるでロープに体を預けて連続パンチの猛攻を受けるような感覚だった。

 

確かに遭難の文字が大きくなり、ヘリコプター救出ヘルプを何度か脳裏によぎった。

 

あれは確か今年の3月に山梨県にある七面山登山に出会った登山者のヘリコプター救出談が蘇る。

その登山者は、夏山で熱中症にかかり、その場で倒れて身動き出来ず、携帯でヘルプを要請。

以後反省し、山岳保険に加入し夏山は回避するなど対策していると伺った。

 

自分も他人事ではないと猛省し、本年6月山岳保険に加入。

なのでヘリコプターを呼んでも保険があるので心配無用だ。

 

いや待てよ。

ヘリコプター救出となると、テレビ新聞等報道され、世間の晒し者になるではないか。

家族の顔がよぎり、申し訳ない気持ちがまさった。

 

だが、本来のパワーは残されていなかった。

絶景を楽しむ余裕も無い。

見えるのはHELPの4文字の隣合わせだった。

 

さて、どうする。

まだ目眩がする自分の鈍い判断力により、この日の空木岳登頂は断念し、せめて木曽殿山荘まで前進することを決めた。

 

熊沢岳を標準時間30分オーバーで10時到着。

熊沢岳から木曽殿山荘小屋までは標準時間2時間。

熊沢岳からの登山ルートは、しつこくも急峻な岩場の登り返しが幾度となく見える。

少なくとも3山のコブを乗り越える必要があった。

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熊沢岳山頂からの眺望。


灼熱で体が衰弱しつつある。

朝弁当を食べたいのだが体が対応できず、少しづつペットボトルで水を飲むだけ。

 

大きく深呼吸して眼前の急峻な岩場を凝視する。

青空に向かって手を合わせて全神経を研ぎ澄ませる。

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ここから3つの小ピークの登り返しが待っていた。

 

まずは東川岳を集中して登山開始。

足にパワーが出ず、ヨタヨタフラフラに体が傾きながら気合入れて歯を食いしばり、幾度とある小ピークのガレ場を必死の形相で登り返す。

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標準時間30分オーバーで東川岳山頂に13時過ぎに到着。

ここまで来れば後は木曽殿山荘小屋まで一気に下山するだけだと思うと全身から力が抜けて体を預けるように横に倒れた。

まるで巨漢FWのタックルに倒されて脳震盪を起こした感じだった。

 

自分の頭の中は図形が描かれ、星を追っていた。

まるで宇宙に彷徨っていた感覚だった。

 

登山者がこんにちはと声をかける。

元気ですかと同じ意味合いだ。

すかさずこんにちは(生きているぜ)と言い返す。

その声を聞いて安心したのか、その登山者はそのまま行ってしまった。

 

太陽の熱が強く、ゆっくり休養させてくれない。

10分後に目が覚めてズボン、シャツに付いてしまった土砂を手で何度も払う。

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木曽殿山荘から空木岳までは2時間の登り。


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ようやく着いた木曽殿山荘。

 

20分下山できるところを50分かけてようやく14時過ぎに木曽殿山荘に着いた。

玄関に取りつけてある重い戸をガラガラ開けると正面に70歳過ぎの小屋オーナーと思しき方が本を読んでいた。

一見して会社役員を経験された、いかにもマネジメントに強い印象があった。

 

どうでしたかと小屋オーナーがいった。

自分は、いやー、全く力が出ないんです、というと、

小屋オーナーはそれは高山病ですね、と即答。

 

えっ!

俺が高山病か!

百名山87座踏破中のこの俺がか!?

 

少しショックは大きかった。

気持ちを落ち着かせるために2階の大広間を通された。

どうやら一番乗りみたいだ。

そこで横になり、激戦を制した体を休める。

窓は開放されて時折吹く風は気持ちいいが、次第に寒さを感じてきた。

 

16時前に小屋テラスでコーヒーを一服。

目の前に座る登山者はピーナツを頬張りビールを飲んでいた。

見るからに60歳前後で竜雷太に似る優男のBさんだ。

 

自分は高山病になったみたいで力が出ず、ヨレヨレでなんとかこの小屋に辿り着いたことを打ち明ける。

Bさんの返ってきた言葉は 高山病?自分は高山病になったことがないから、と素っ気なかった。

 

この会話のやりとりをテーブル一段前方に座っていた、65歳前後の車大吉に似るAさんが耳をそば立てて自分の様子を覗くように何度もギョロ目を効かせていたことは肌で感じていた。

 

17時夕食タイム

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今日の宿泊者は30人だ。

コロナ禍で定員の半分以下に抑えているのは妥当な線だろう。

指定されたテーブルに着席すると、奇しくもAさんとBさんと同じ席だった。

体調がすぐれない自分は、おでん数個食べるのが精一杯で、山菜ご飯等体が受けつけず無理だった。

晩飯を無理して食べて明日のエネルギー補強としたいところだが、吐き気が催し無理だ。

明日の空木岳登頂は叶うことができるのだろうか。。

 

自分の右斜め前に座るAさんはビールをグイグイ飲んで明日の空木岳山頂からのご来光を見るために当小屋を2時30分に出発すると意気盛んに言う。

当小屋から2時間登りなのでまぁ妥当な出発時間だろう。なにせご来光は4時30分過ぎなのだから。

自分の前に座るAさんは4時30分過ぎに当小屋を出発するようだ。

 

晩御飯に全くありつけない自分の落ち込んだ様子を見たAさんはこう言い放った。

「おそらく高山病か、熱中症だろうと思うが、とにかく明日は登り2時間、下り6時間のハードコースであることは間違い無い。

晩御飯を食べずにハードコースに耐えられるのか?

ここは無理してでも連泊して体を大事にしたほうがいい。

さもないと万が一事故にあったら我々としても何もできないのだから」のような主旨だった。

 

初対面の自分にこんなことをいうのかと憤りを感じたが、言い返す元気がなかった。

というか、正論なので反論できなかった。

 

18時過ぎに2階に上がり、大広間で布団が敷かれていた。

疲れを一刻でも早く取るために布団に潜り込んで横になる。

19時過ぎに小屋オーナーが心配になって自分の様子を見に来てくれた。

そして一言、「明日元気になって食べられるかどうかわからないけど、朝弁当サービスしとくから寝床に置いとくよ」

小屋オーナーの優しい配慮に目頭が熱くなった。

 

なんとしても元気回復して4時15分当小屋を出る。

そして遅くても6時45分空木岳山頂着いて車駐車している菅の平バスセンターに16時に辿り着くことをイメージした。

ただしこれは、自分の体が回復した場合である。

 

祈るような気持ちで再び布団に潜りこんだ。

 

今日の歩行距離7.8km 歩行時間9時間

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#144 中央アルプス初挑戦

2021年7月16日

 

鬱陶しい梅雨空も今日から梅雨明けだ。

昨年は8月1日梅雨明けだったので今年はお日さまに多く出会えることだろう。

 

ここは長野県駒ヶ根市の菅の台バスセンター。

300台収容できる大駐車場も既に満車状態。

7時のロープウェイに乗るのに早くも長蛇の列だ。

梅雨明け直後の初日だけに好天の期待が高まり、並ぶ登山者も笑顔が満ち溢れていた。

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ロープウェイチケットをゲットしてからバスを30分ほど乗り、ロープウェイに乗り継ぐ。

ロープウェイは約7分の滞空時間。f:id:kunpu3684:20210720092736j:image

窓から南アルプスを一望でき、テンション上がりまっせ!

ロープウェイの頂上駅名である千畳敷駅を降り立つと目の前にドカンと鋭い岩峰の宝剣岳が飛び込んできた。

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標高2931mの宝剣岳は、百名山ではないが、中央アルプスの中でも人気のある山だ。

鎖、チェーンが随所にある岩の殿堂でもある。

いずれ登頂するから待ってろよと呟く。

剣岳を左目に高度を稼ぐ急斜面を登る。

シナノキンバイコバイケイソウ高山植物が咲乱れる、お花畑からは心地よい風も手伝い、高山植物の香りが漂う。

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どんどん高度が上がり、後を振り返ると北岳塩見岳南アルプス主峰が見えてハイテンション。

程なく乗越浄土という極楽を思わせるネーミングだが、そこは広大な平坦地だった。

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乗越浄土から気持ちの良い稜線を歩くと中岳が見えてきた。
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剣岳も間近に迫り、迫力がある。
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まずは中岳に登ります。

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御嶽山が姿を現す。

2014年大噴火したことは記憶に新しい。

2017年に登頂した山だけに愛着のある山だ。
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中岳山頂は岩がゴロゴロ。
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木曽駒ヶ岳に向かう途中に雷鳥親子に遭遇しラッキーでした。

雷鳥に遭遇すると幸運に転ずるとの伝えがあり、信じたい。

どんどん前を進むと百名山である標高2956m木曽駒ヶ岳に登頂。

これで87座踏破したことになる。

青空と空気がきれいでお山も絶景でいうことありません。

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明日の縦走ルートが見える空木(うつき)岳。

はるか遠くにあるなぁ。

つい、ため息まじり。
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コロナ禍で木曽駒ヶ岳上小屋は休業中で残念。

来年は再開できますように。

10時過ぎでまだ時間があるので千畳敷カールを散策することにした。

 

資料によると、千畳敷カールは約2万年前の氷河時代の末期、氷河が山腹を削り取って出現。

周囲の山肌から流入した地下水がカール内の大地を潤し、高山植物宝庫の場所と記されていた。

 

濃ヶ池というところが氷河の作用よって出現した氷河湖らしい。

コースタイムは3時間なのでちょうど良い時間帯だ。

 

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馬の背コースを1時間ほど下りるように歩くが、にわかに雲が多くなってきた。

だが、山景色は相変わらず良い。


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千畳敷カールは迫力があります。
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緑と青空と白い雲。

稜線がより引き立っています。

夏空だなぁ。
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氷河湖といわれる濃ヶ池。

自分が描いたイメージがちょっと違うような。

まぁ、こんなものなのかな。
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随所に雪渓から流れる沢水は清涼感があり、気持ちいい。
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何度もコップで沢水を飲み、熱中症対策を講じました。

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雪渓ルートは慎重に渡らないと100m滑落して大事故になるので、ドキドキしながらスリリングに渡ります。f:id:kunpu3684:20210720102401j:image

予定通り3時間の千畳敷カールを登り下りしたら今日の締めである宝剣岳にアタックします。

こんな感じで鎖、チェーンを使って岩登りします。f:id:kunpu3684:20210720102407j:image

20分ほど岩登りしたら標高2931m宝剣岳に登頂。

山頂スペースは1畳ほどで狭い。
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剣岳山頂から南アルプス、ロープウェイ千畳敷駅、お花畑を眺望。
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この日は宝剣山荘で泊まることにした。

テーブルにアクリル仕切り板が施されており、コロナ対策を実施していた。
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今晩のメニューは味噌カツで味はまぁまぁだ。

どんぶり2杯食べて身体の調子はいいようだ。

 

部屋はこまくさ10号室に割り当てられた。

なにやら3人寝る部屋らしい。

 

横浜在住の26歳の男性Mさんは公務員で、見るからにインテリっぽいが、話すと味があって面白い。

 

横浜から電車、バスに乗り継ぎ辿り着いたとのこと。

既に百名山66座踏破中で20歳代の内に達成したいと強い意志が垣間見られる。

時折、生物研究の本を読んでいる。

どうやら生物関係の仕事をしているみたい。

勤務する市役所はいろいろな縦社会があるようで裏話を聞いて面白かった。

 

明日は明け方4時過ぎに小屋を出て百名山空木岳を縦走、14時間を歩き続け、JR駒ヶ根駅に18時に着けば、その日に横浜に帰れるらしい。

なかなかのロングコースだが、健闘を祈る。

 

もう一人の方は年齢は20歳代で、見るからに田中陽希丸出しの頭がツルツルで黒のシャツ、半ズボンを着ている。

名前はTさんというが、なかなかのファイターで登山地図に記されている登山ルート標準時間を半分短縮して登るらしい。

理由を聞いてみると、登山競走ような大会に毎回出てるらしい。

本来は奥多摩で大会があったようだが、コロナ禍で中止になり、予定を変更したとのこと。

この方も空木岳を縦走して7時間で駆け上がるそうだ。

荷物も軽くしており、グラム単位で絞って軽量を心がけているようだ。

なかなか元気が良く明るい青年だ。

 

暇つぶしに自ら持参した40年以上前の中央アルプス登山地図を広げてみた。

すると2人の青年は額を寄せて興味津々に当地図を眺めては現行登山地図と比較する。

当時あった水場、登山ルートが現地図では消えていた。

その相違点を目を皿にして古地図を眺める光景は、まことに微笑ましかった。

また持参した40年以上前の登山地図は定価500円と記されているが、今は1000円になっている販売価格にとっては、とても貴重らしいようで深々と眺めて続けていた。

 

古地図のおかげで3人の心の距離が縮まり、和気あいあいムードとなった。

奇しくも3人とも空木岳から菅の平バスセンターまで同じ登山ルートだった。

水場情報、眺望スポット等お互いに情報交換して確認しあった。

 

Mさんは予定通り4時過ぎに小屋を出て空木岳を縦走して駒ヶ根駅18時着で行動。

Tさんはきちんと朝5時の小屋朝食を取ってから余裕の登りで同一ルート標準時間14時間を半分短縮の7時間で下山行動。

自分は同一ルートではあるが、体調さえ良ければ空木岳を経てあわよくば、菅の平バスセンター18時着を目指す。

そのため、朝食は小屋に弁当を頼み、2時30分小屋出発を計画。

 

お互い無事に下山できることを誓いあい、どこかでまた再会しましょうと20時消灯し深い眠りに入った。

 

ところが、快適なはずの登山ルートは全く予想だにしない異変が起きてしまったのである。

 

百名山87座踏破 残り13座

本日の歩行距離6.6km  歩行時間 6時間

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#143 テクテク気ままにブラリ散策 三田 大井町 大岡山 自由が丘

2021年6月26日

 

半年に1回の定期健康診断が終わり、無事に良好維持を保つ。

午前11時20分過ぎに港区内病院から解放された。

 

ここは赤羽橋。

さてこの後はたっぷり時間がある。

はてさて何処へ向かおうか。

 

赴くままに足が動き出す。

足の気分で自由自在にテクテク歩こうと決めた。

 

ふと目の前にこじんまりしたオシャレなハウスに気づく。

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表札に在日キルギス共和国大使館とある。

キルギスといえば中央アジアに位置し、中国と地中海を結ぶシルクロード沿いにある。

つい古代の貿易ルートを思い浮かぶ。

いつかはシルクロードの旅をしてみたいものだ。

 

ここ三田周辺はイタリア🇮🇹等大使館が散在する通りだ。

神明坂を下り天祖神社を過ぎると綱町三井倶楽部があった。

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綱町三井倶楽部は1913年(大正2年)に建築、結婚式等イベントに使用。

歴史を感じる雰囲気ある建物だ。

慶應義塾女子高校を通り過ぎると三田の由来を伝えるガイド案内があった。

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そこにはこのように記されていた。

三田は区内で最も古い地名で文献に武蔵国荏原郡御田とあり、御田とは諸国に多い地名で神領の呼び名であると伝えてられており、後に三田の文字が使われるようになった。

少しは教養を身につけたところで20分ほど歩くと白金一丁目の交差点から赤い建物が見えた。

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赤い建物を目指して歩くと、そこは明治学院大学キャンパスだった。

せっかくなので正門からキャンパスに入る。

どこかで見たことがあるチャペルが建っていた。

歴史資料によると1853年ヘボン夫妻が横浜に英学塾を設立とあるので歴史はかなり古い。

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あいにくコロナ禍で学生の姿はなく、どこか寂しいキャンパス風景だった。

コロナ終息で活気あるキャンパスを取り戻してほしいと切に思う。

 

さて次は大井町駅まで歩こうと決めた。

大井町といえば競馬場が有名だが、飲食界隈も有名だ。

SNSで知った今年3月オープンした韓国料理の微吟飯店を目指すことにした。

ナビによると1号線から住宅街を経て40分は歩きそうだ。

 

途中で清泉女子大学を通り過ぎる。

清泉女子大学というと学生時代の友人の友人が通学した大学だったなぁ。

今頃は幸せに過ごしていることだろう。

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清泉女子大学の以前の土地は旧島津公爵邸だったとは興味深い。

 

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更に南へ歩くとラグビーが強い神戸製鋼のビルに遭遇。
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狭い住宅路から抜け出して線路沿いを歩くと壁画に遭遇。

この小学校は開学100年の横断幕が掲げられていた。

児童が描いたペイントに心が和む。

線路沿いの坂を登ると目的地の微吟飯店に辿り着く。

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ここは店内店外立ち飲みカウンターでセルフ飲み放題で1時間800円。

韓国惣菜料理盛り合わせもあり、激安だ。

完全予約なので次回は友人を連れて行こう。

スタッフの方はとても親切だった。

また来ますね。

 

次は大井町駅から東急電鉄沿いに戸越公園駅洗足駅大岡山駅自由が丘駅までテクテク歩く。

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2時間歩いてようやく着いた大井町駅
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日本音楽高等学校明治36年に設立した日本最初の私立音楽学校のようです。
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戸越公園駅から戸越公園通りを歩く。
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初めて大岡山駅に着く。

大岡山駅前に東京工業大学の正門があったのでついキャンパスに入る。

東京工業大学は日本屈指の難関国立大学であり、2人ノーベル賞受賞されている有名大学である。

綺麗に手入れされたグリーンと学生さんが自転車🚴‍♀️移動する、程よい広さのキャンパスは実に気持ちいい。

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歴史ある本館に腕を組む。

キャンパス内を30分ほどまったりする。

次は自由が丘駅を目指すことにした。

自由が丘駅は学生以来だから40年ぶりかな。

 

自由が丘の地名は、1927年に設立された「自由ヶ丘学園」に由来しその後の地元住民の要望で自由ヶ丘が駅名、地名となりその後は自由が丘に変遷したと歴史資料に記されていた。

 

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世田谷区奥沢から自由が丘までまっすぐ歩きます。
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マリ・クレール通りは席隔離でコロナ対策実施中。
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若者に人気のファッション店。

店内に入るがフィットしたものがなかったなぁ。
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4時間歩いてようやく自由が丘駅に着く。
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たの実はアイスが好評。
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自由が丘サンドはフルーツサンドが美味しいようですが品切れでした。
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MILK LAND は北海道産ミルクで濃くがあり、美味しい。
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カフェ ベルアメールの色鮮やかなクッキーに目を奪われます。
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自由が丘は有名なパティシエが店を構えており、スイーツ激戦区であることがわかりました。

綺麗な通り、お洒落な店が立ち並び、住みたい街上位ランクに納得。

 

港区、品川区、世田谷区、目黒区を跨いでのテクテク気ままにブラリ散策は無事に完了。

都心散策よりも緑豊かな自然散策が自分に合っていると実感した一日だった。

 

今日の歩行距離17km 歩行時間5時間

 

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#142 あきる野 新発見

2021年6月20日

あきる野 新発見。

 

南沢あじさい山から金毘羅山ハイキングを経て地元カフェでまったり。

 

6月12日に出没!アド街ック天国で地元あきる野がテレビ放映された。
地元あきる野に住んでいながら新たな発見があった。
それでテレビで知った、南沢あじさい山に行こうと思い立ち、8時40分過ぎに自宅から歩くことを決めた。

 

自宅から五日市街道を進み、新秋川橋を越えてJR武蔵五日市線の最終駅である武蔵五日市駅に9時52分過ぎに到着。
当駅から約3km、45分程登ると10時20分過ぎに南沢あじさい山に着く。
臨時駐車場も満車で凄い人気だ。
やはりテレビの影響は強いのだろう。

 

ここで南沢あじさい山についてHPストーリーから一部紹介する。

約1万株のあじさいを植えた花咲じいさんこと南澤忠一さんは約50年間たったひとりであじさいを植え続けた、あきる野市五日市の伝説の男。
最初は20株からスタートして50年で1万株にした、まさに男の執念のストーリーだ。

 

毎年花の時期になると南澤さんは毎朝4時起きで林道の草を刈るなど開園の準備をして観光客を笑顔で出迎えてくれる。
とても91歳には見えず、記念のツーショットも快く応じてくれた。
2018年4月に東京都の観光資源として認定。

 

ひとりから始まった山の斜面を切り拓いての見事な色鮮やかなあじさい色にただ、ただ息を呑みこむだけ。
あまりにも綺麗なのでつい2周してしまう。
地元産柚入り団子を頬張りながらのあじさい散策は最高。
地元あきる野の誇れる観光地にあらためて見直した。

 

南澤さん  
素敵なあじさい山、ありがとうございました😊 
また来ますね😊

 

さて、金毘羅山の道標があったのでつい登る癖がついてしまうようで。(笑)
あじさい山からしばらく急登が続き、30分登りきると日の出山との分岐点にさしかかり、左に折れて20分登ると標高468m金毘羅山山頂に着く。

 

山頂は公園のように整備されており、ただ広い芝生から関東平野を一望できた。
スカイツリー等高層ビル、西武ドーム等見えた。

 

金毘羅山山頂から武蔵五日市駅まで1時間程下山する。
このまま自宅まで歩こうと思ったが、アド街ック天国で放映された「小机家住宅」のコーヒーセットが忘れられず、立ち寄ることにした。

 

武蔵五日市駅から10分程登ると「小机家住宅」に着く。
あきる野には不釣り合い?と思われる洋風の建物に靴を脱いでリビングに通される。

歴史の重みを感じる建物だ。


席上にあったポストカードに目を通すと以下に記載されていた。

建築年代は明治8年1875年頃、当時の第7代当主小机三左衛門が商取引で訪れた明治の文明開花の銀座の刺激を受け、自宅新築にあたり、蔵も含めて洋風にしたという。

 

明治時代に東京のド田舎であるあきる野が、銀座の刺激を受けて自宅を洋風にするとはなんたる進取の気性か。
そのような人物が地元にいたとはつゆ知らず恐れいった。

 

さて肝心のコーヒーセットである。
お菓子は、チーズケーキ、メロン、オレンジ、ブルーベリー等盛り込まれていた。


安らぐ木調リビングの中でコーヒーを啜りながら食べるのは贅沢なひとときであり、ここまで約6時間歩き続けた疲労感を優しく取り除いてくれた。

 

地元あきる野を新発見できた有意義な一日だった。

 

歩行距離23.6km 歩行時間 8時間33分

 

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自宅からレッツゴー!
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新秋川橋から秋川を見下ろす。
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JR五日市線の最終駅である武蔵五日市駅
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いよいよ南沢あじさい山に向かいます。
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時々サンタ似る道標が立っていた。

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ここからあじさいの序章が始まる。
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受付で入場料を払います。

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ここからスタートであじさいのオンパレードです。f:id:kunpu3684:20210621150359j:image
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赤のあじさいは少なかっただけに一際目立つ。

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新緑が綺麗な休憩所
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地元産柚子入り団子を注文。

しょうゆ団子も売れているようです。
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あじさいを見ながら食べると、より美味しいです。
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南沢あじさい山のパイオニアである南澤忠一さん。

とても91歳には見えず若々しいです。

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金毘羅山に登ろうかな。
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かなり急登です。
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金毘羅山山頂に到着。
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山頂からはこんな感じの眺めです。
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スカイツリーも見える。
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東屋に到着。
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東屋から関東平野一望。
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ふわふわになりたい。

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地元では有名なそうめん、うどん、蕎麦屋です。
江戸時代に炭問屋を営み、その片手間でそうめんを作り始める。
150年の歴史があり、伝統のある店です。


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こんな感じでバラエティに富んだ麺が置いています。f:id:kunpu3684:20210621151159j:image

母屋を改装してそうめん、うどん、そばが食べれるようになっています。
この日は渋滞中で並ぶのを諦めました。f:id:kunpu3684:20210621151217j:image

小机家住宅に入ります。
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洋風な邸宅ですね。
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こんな感じのコーヒーセットです。
チーズケーキ美味しい。
メロンも冷えて美味しかったです。f:id:kunpu3684:20210621151214j:image

静かな空間です。
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茶室もあります。
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線路を越えます。
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大悲願寺は1191年に源頼朝の命を受けて開いた歴史ある寺だそうです。

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大悲願寺はあの仙台藩伊達政宗が1623年に訪れたようです。
大悲願寺の見事な白萩に感動し、伊達政宗が株を譲るよういい伝えがあるようです。

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かなり歩いたなぁ。
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とうもろこし畑から見た、奥多摩の主峰である大岳山を望む。

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日の出イオンモールで今晩の食材を買います。
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メタセコイヤです。
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今日は曇り空ですが、青空に映えるメタセコイヤは綺麗です。

 

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#141 梅雨前の塩見岳に猛アタック

梅雨入り前に塩見岳日帰り登山

2021年6月12日

 

天気予報は6月19日あたりが梅雨入りだ。
土日の登山指数Aは6月12日しかないのでここに狙いを定めて南アルプス百名山である標高3052m塩見岳に日帰り登山を決めた。

 

鳥倉林道登山口から往復24.3km 標高差2449mの日帰り登山はなかなかのハードだ。
自分の登山体力を考慮して登山時間は往復13時間と読んだ。

よって深夜0時30分に鳥倉林道登山口駐車場を出発することにした。

 

鳥倉林道登山口駐車場に18時30分過ぎに到着。

晩御飯の準備をしている間に、登山口方面から自転車に乗って下山してきた60歳前後の、見るからに人が良さそうな秋元康風の登山者が息を切らして帰ってきた。

 

聞くと、塩見岳登山してきたようで、本来は三伏小屋近くのテント⛺️で泊まって夜空を見上げながらウヰスキーを飲みたかったようだが、水場がなかったので諦めてそのまま下山したようだ。

三伏小屋の道標に20分歩くと水場があるという表示を信じて行ったのだが、水場が枯れてがっかりしたとか。

そのために三伏小屋から小河内岳ピストンを断念したようである。

 

車ナンバーを見ると湘南ナンバーであったが、単身赴任で三重で勤務しており、三重から南アルプス方面が近いようで最近は南アルプスに通っているという。

この方の塩見岳登山情報が大変に役に立ち、自分の心にあった不安を一掃させてくれた。

 

乗っていた自転車は車に積める折り畳みの自転車である。

南アルプスは駐車場から登山口までの林道は長い。

バスが通行していないので歩くことを強いられる。

今回の林道ルートは徒歩50分だが、自転車だと半減だろう。

特に疲れた下山時に自転車に乗って帰るのは楽チンそのものだ。

 

他の南アルプス方面だと、たとえば光岳は徒歩1時間30分、荒川岳は徒歩5時間のロングコースだ。

このコースを自転車で利用する手はない。

まさに南アルプスはバスが通行しない、懐の深い山なのである。

 

ちなみにこの男性は、楽天ポイントで18000円の折り畳み自転車を買ったんだって。

なるほど、車の中に積むことはできるし、車中泊の時は外に出して鍵をかければいいのだ。

 

この男性からいろんな登山ヒントをもらった。

これから三重に帰ると言うのでお気をつけてと、その場で別れた。

 

さて本題に入ろう。


前日の東京から高速道路を使わず、ひたすら国道、県道を8時間走り続けて午後18時30分過ぎに鳥倉林道登山口駐車場に着いた疲労感はまだ残っていた。

 

予定通り深夜0時30分過ぎに出発。

ヘッドランプを頼りに粛々と闇の世界を歩く。
夜空は満天の星が輝いて好天を約束してくれるかのようだ。

 

三伏峠小屋までは標準時間3時間だ。
三伏峠小屋までの6合目を過ぎると、秋元康風の男性が言ったとおり、「ほとけの清水」といって沢水が滴り落ちていた。
コップで掬って飲むと冷たくて甘い。

 

鳥倉林道登山口から塩見岳のルートは結果的にここしか水場がない。
三伏峠小屋、塩見小屋は閉業中で水おろか、ジュースもなく、乾いた喉には厳しい状況。

男性の指摘のとおりだった。

2リットル水筒を満タンに入れて正解だった。


三伏峠小屋に3時37分に到着。
まだまだ暗かったが、三伏山からの稜線に入ると夜明けの山々が連なり、テンションが上がった。

 

なかなかどうして塩見小屋は遠かった。

塩見小屋に着いたのは午前6時25分過ぎだった。
標高2700mを超えている塩見小屋は、残雪に覆われていた。
仙丈ヶ岳北岳、間の岳、農鳥岳を間近に眺めながら朝食である稲荷寿司を頬張るのは最高に美味い。

朝食を取って体調を整え、いよいよ塩見岳へのラストスパートは1時間少々だ。


赤と黄のペンキに誘導されながら岩場をよじ登る。

途中で3回ほどニセ塩見岳山頂に騙されつつ、なんとか山頂に立ったのは午前7時52分過ぎだった。

 

富士山、荒川岳赤石岳聖岳仙丈ヶ岳北岳はもちろん、丹沢山地大菩薩嶺八ヶ岳中央アルプス等全て眺望できた。
この素晴らしい山風景に見惚れて山頂に1時間ほど過ごした。

 

笑いが止まらず、塩見岳を背に鳥倉林道登山口に下山する。
11時間歩き続けるとさすがに足の裏に疲労感が襲い、最後の2時間の下山は辛かったが、なんとか生還できて安堵した。

 

結果は登山時間は13時間で、休憩を入れると14時間30分だった。
予想通りのハードな長丁場だったが、天気と山風景に恵まれ、ロングコースを完歩した達成感が予想以上に大きかった。

 

梅雨入り前に塩見岳登頂できて、とてもラッキーだ。

 

百名山86座 登頂 残り14座

 

歩行距離 24.3km 歩行時間 13時間

走行距離 504km 走行時間16時間

 

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深夜0時30分過ぎに鳥倉林道駐車場から35分歩いて塩見岳登山口に到着。

いよいよ登山開始だ。
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三伏小屋まで親切な道標。
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あと200歩 嬉しい道標で元気になります。
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塩見岳が姿を現しました。
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富士山も少し顔を出しました。

好天の気配がします。

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本谷山到着。
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本谷山山頂より左から仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳
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塩見小屋を目指します。
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苦しい時のこういう励ましの道標は涙が出ます。
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まだ残雪が所々にあります。
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ようやく残雪に囲まれた塩見小屋に到着。
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さぁ1時間少々のラストスパートだ。

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塩見岳西峰登頂。
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富士山絶景。
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右から農鳥岳、間の岳、北岳甲斐駒ヶ岳仙丈ヶ岳
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右から農鳥岳、間の岳、北岳をアップ。
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右から甲斐駒ヶ岳蓼科山仙丈ヶ岳をアップ。
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駒ヶ根市街と中央アルプス
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塩見岳東峰登頂。
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左から荒川岳赤石岳聖岳
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前方は西峰。
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富士山いいね。
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仙塩尾根。
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いい感じの富士山だ。
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思わず笑みがこぼれてしまいます。

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荒川岳赤石岳聖岳よ。

次はアタックするから待ってろよ。

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急勾配の岩場を慎重に下ります。
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塩見小屋よ また来るね。
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いい感じの縦走でした。
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唯一の水場でした。

水がこんなに美味しいとは。
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落ち着きのある新緑。
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ようやく登山口に生還しました。
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なるほど。 

折り畳み自転車で登山口駐車場までスイスイ。

いいな。
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登山口駐車場に到着。

お疲れ様でした。

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#140 百名山の外輪山縦走は快適だぜ

2021年5月30日

 

3月より狙っていた百名山である標高2568m浅間山を5月30日に登ることを決めた。

週末の天気予報、積雪状況、家の用事等諸条件が整い、ようやくこの日を迎えて浅間山登山することができた。

 

とは言っても浅間山本来の山頂である釜山に登頂はできない。

理由は噴火警戒レベルに達しているので浅間山山頂登山禁止となっているからだ。

 

資料によると、気象庁より100年活動または1万年活動として特に高い、活火山としてAランクに指定。

685年から幾度となく繰り返し噴火。

最近は2019年8月に小規模噴火が発生し、浅間山の火口周辺警報が出て入山禁止となっている。

 

上述から浅間山の外輪山を縦走することにした。

外輪山とは、浅間山を目前にして標高2404m黒斑山(くろふやま)を中心にトーミの頭、2366m蛇骨岳、2319m仙人岳、2254m鋸岳を縦走することである。

現時点では黒斑山を登頂すれば百名山踏破に数えられることになっている。

 

好天にも恵まれ、午前6時40分に車坂登山口を出発。

登り開始後、1時間少々でトーミの頭、黒斑山山頂に着いた。

そこから見る雲海に浮かぶ蓼科山八ヶ岳は見事だった。

特に正面に見える浅間山は、山頂付近の火口から噴煙上がる活火山の迫力を堪能した。

 

蛇骨岳、仙人岳、鋸岳の縦走は、百名山である、四阿山(あずまやま)、苗場山をはじめ、志賀高原、嬬恋高原を眺めることができた。

登山者一人ひとりが笑顔で登っている光景に、こちらも嬉しくなる。

 

今日一番のハイライトは、外輪山縦走後、一気に下山して湯の平からトーミの頭への登り返しだ。

草すべりといわれているコースだけに、登るごとに登山道が見上げて高くなり、つい草を掴みたくなる急登の連続。

 

見上げる程遠いトーミの頭の山頂は、登るごとに徐々に接近。

標準タイム60分の急登コースを40分で山頂に到着。

この日2度目の頂上であるが、変わらぬ絶景に疲れも吹っ飛んだ。

 

待ち望んだこの日を選んで正解だった。

天気次第であるが、6月からは本格的な百名山ハンターになる幸先良いスタートとなった。

 

今日も良い時間を過ごすことができた。

お天道さまに感謝しています。

 

本日の歩行距離10.4km  歩行時間6時間19分

 

百名山85座 残り15座

 

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日曜日だけにいつもより登山者が多く駐車場は満車。

午前6時40分より車坂登山口を出発。

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蓼科山八ヶ岳が雲海に浮かんでいます。
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アップした蓼科山です。

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槍ヶ梢から見る浅間山です。

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トーミの頭への登山ルートは、崖スレスレのやせたルートです。

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トーミの頭山頂からの眺め。

左から黒斑山、蛇骨岳、仙人岳、鋸岳を縦走し、

湯の平まで降ります。
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八ヶ岳蓼科山
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黒斑山を目指します。

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黒斑山山頂。

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浅間山山頂火口付近に噴煙が上がります。
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群馬県にある妙義山かな。

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蛇骨岳頂上。
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百名山である四阿山が見えて、
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百名山である苗場山も見えてテンション上がります。
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嬬恋高原はキャベツが有名なんだよね。
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仙人岳へ向かいます。

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仙人岳山頂。

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浅間山が間近に迫る。

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トーミの頭、黒斑山、蛇骨岳を振り返る。

ずいぶんと歩いてきたんだ。

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鋸岳山頂。
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浅間山も手が届く範囲に。

山頂に立ちたいなぁ。
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浅間山雄大な山容に腕を組む。

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本当はここから浅間山に登りたいけど、立ち入り禁止の看板でやむを得ません。
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鋸岳から一気に降りてしばらく草原を歩きます。
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いい感じの黒斑山ですね。

けど、ここから登り返しするんです。

ヒェー!

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まさに草すべりの急登の連続。
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下を覗くと急勾配だとわかりますね。
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まだまだ遠いトーミの頭。
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どうです、この急勾配で目が眩みませんか。
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2度目のトーミの頭の山頂に着きました。

また来るね。

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上里町の国道沿いで見つけた大衆食堂。

税込290円でラーメン、カレーライスとは激安だ。

今度食べに行こうかな。

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#139 今日の早朝ジョギングは秋川丘陵へ一直線

2021年5月21日

 

久しぶりの投稿ですが、宜しくお願いします😊

 

今日の早朝ジョギングは都立秋川丘陵を走り、標高292m網代弁天山に登る。
往復13kmの長い道のりであるが、奥多摩の主峰である大岳山を見ながら秋川の堤防を走り、山道を登ることにした。

 

朝6時に家を出て走る。

陽光が降り注ぐ新緑の中を走るのは実に気持ちいい。
網代弁天山登山口まで約5km走った後の山頂までの登りは、息絶え絶えで体力が奪われて苦しい状況。
これも百名山チャレンジの体力基礎作りの一環だと、自分に言い聞かせてなんとか登頂。

 

このトレーニングを欠かさず続けると体幹が強くなり、山登りも少しは楽になるかな。

 

ジョギング後は、自宅のイチゴ🍓プランターからイチゴ🍓をもぎ採り、ヨーグルトに混ぜて食べた。


その味は格別だった。

 

今月の週末は山天気もイマイチで山に行かず、家で昔の古い写真整理をして時間を過ごした。
まだ、半分しか整理できておらず、今後のデジタル写真をどのような方法で管理すべきか、各方面に問い合わせをしていろいろ考えた。
解決が見えてきたので約4万枚のデジタル写真を6月から着手することにした。

 

さぁ、これからリモートワークだ。

今日も一日仕事頑張ろう❗️

 

6月からボチボチ山登り本格始動するか‼️

 

本日のジョギング距離13km  時間1時間48分

 

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6月は鮎解禁で釣り人が賑わう秋川です。

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堤防を走ります。

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奥多摩の主峰、大岳山が近くなりました。

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網代弁天山の道標に沿って走る。

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山田大橋キャンプ場を通過。

コロナ禍でキャンプ場も影響を受けています。

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弁天橋を渡り、

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だいぶ森の中に入ってきました。

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どんどん進みます。
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お地蔵さんに挨拶して、

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網代弁天山道標を左に曲がり、

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貴志嶋神社が登山口で、その左を走り、

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登山道を走ります。

(バテ気味で少々歩きました)
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秋川丘陵コースに沿って走ります。

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まさか洞窟があるなんて。

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休憩ベンチがあり、優しい配慮に感謝。

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陽光が降り注ぎ、新緑がみずみずしい。

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山頂に着きました。

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山頂からあきる野市街を望む。
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ゴルフ場⛳️かな。

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観覧車に向かって戻ります。
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サマーランド圏央道が見えてきました。

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圏央道を潜ります。

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次は立川まで走ろうかな。

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自宅のイチゴ🍓プランター
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ヨーグルトに混ぜていただきました。

その味は美味かったです。

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2021年5月28日

今日の網代弁天山山頂からの眺めです。

 

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筑波山が見えます。
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新宿方面の高層ビル
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スカイツリーも見える。
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2021年6月7日

今日の網代弁天山山頂からの眺めです。f:id:kunpu3684:20210606152315j:image
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2021年6月8日

今日の網代弁天山山頂からの眺めです。

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6月の秋川は鮎解禁で釣り人がいました。

 

2021年6月20日 

今日の網代弁天山山頂からの眺めです。

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青空が映る田んぼっていいなぁ。

 

2021年6月24日

今日の網代弁天山山頂からの眺めです。

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2021年7月10日

今朝7時の標高272m地元の網代弁天山山頂からの眺めです。
今日は6時から13km走りました。

久しぶりの青空です。
もう夏空だな。
来週から夏山シーズンに入り、中央アルプス南アルプス等登ってきます。

ワクワクします。

 

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#138 花の衣替え

2021年5月8日

 

今日は久しぶりの休日まったり。

家の庭にあるパンジーがそろそろ替え時の時期だ。

昨年11月に植えたパンジーは、冬の寒さ、霜柱に耐えて5月まで咲き続けた、その忍耐力に頭が下がる。

 

名残り惜しいけどこれから夏、秋に向かうにあたり、衣替えが必要だと決断した。

んで早速、近所のムラウチホビーに開店直後の9時に駆け込んだ。

自分の直感で好みの花を探した結果、以下となった。

 

マリーゴールド、プロフィージョン、マーガレット、ピンカ、ケイトウナデシコだった。

 

ついでにミニトマト、ピーマン、パプリカ、ナスの苗木を買う。

昨年に初めて栽培して収穫した経験があり、ちょっとした自信があったので継続して今年も野菜栽培することにした。

 

家に戻り、愛着あったパンジーを一株づつ丁寧に抜き18株のパンジーをすべて取り除く。

なんか不思議だけど、抜く度に胸が痛くなる思いがするのはなぜだろうか。

 

スコップで何度も土を掘り返しては柔らかくする。

その上で新しい培養土を蒔いて土を平した。

マリーゴールド、プロフィージョン、ピンカ等を無事に秋まで咲かせますようにと、祈りを込めて丁寧に植えて、水を一株づつ蒔く。

 

次にコンテナにプランターを入れてミニトマト、ピーマン、パプリカ、ナスの苗木を優しく包むように植える。

 

ひと通りの作業が終わり、庭を眺めると華やかな雰囲気が醸し出す。

花、野菜の成長のイメージを勝手に頭の中で描く。

 

なにやら朝起きが楽しみになってきたわい。

 

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近所のムラウチホビーで花、プランター、コンテナを買う。

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レジの前は長い列でした。

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お世話なったパンジーにサヨナラです。

ありがとう。

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土を柔らかくします。

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色とりどりの花💐🌼🌸に気持ちを込めて植えました。

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ミニトマトと、
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ピーマン、パプリカと、
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ナスの苗木を植えました。

収穫が楽しみです。

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いちご🍓は少しづつですが収穫中です。

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草刈りもやって小綺麗な庭になりました。

 

 

 

 

 

#137 秀麗富嶽十二景

2021年5月4日

今年の3月に滝子山に登って秀麗富嶽十二景の存在を知り、周辺の十二景を事前に調べました。

山梨県大月市を中心とした山々ですが、全部登るにはそれなりの期間が必要とわかりました。


それで今回は、雁ヶ原摺山、おばこ山、大蔵高丸、ハマイバ丸を登ることにしました。

いずれも標高1500mを超える山ですが、登りごたえのある山でした。


大峠登山口駐車場からピストンでしたが、登り降りの差が大きく、結構疲れました。
18kmのロングコースで10時間かかりましたが、快晴に恵まれて富士山、南アルプス八ヶ岳等全てを見渡すことができました。

特に白谷ノ丸山頂からの景色は絶景でした。

 

今回登った登山コースは富士山の眺めが良く、また、人も少ないので一般に知られていない穴場でした。
アルプスの登山鍛錬として最適なコースであると思います。

 

日頃の早朝ジョギングで身体を鍛えているため、標準時間を大幅に短縮していることを嬉しく思います。

また、若者に抜かれないで登山できたことは今後の自信にも繋がります。

 

今年のGWは天候不順が多く、本来登りたい百名山を断念しました。

今回で昨年のGW、9月に引き続き、3回目の断念であり、なかなか遠くて因縁深い山だとつくづく感じます。

天候だけはどうにもなりません。

 

ここでふて腐らず、地道にトレーニングを重ねて、因縁深い百名山五座を踏破したいと執念を燃やし、抜かりなく準備をしていきたいと思っています。

 

本日の歩行距離18km 歩行時間10時間

 

 

 

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大峠登山口駐車場を4時30分過ぎに出発。

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おばこ山は一番山頂で縁起がいい。
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左から杓子山、富士山、三つ峠山、滝子山

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雁ヶ腹摺山山頂からの富士山の眺めは、五百円紙幣と同じです。

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いい感じですね。
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雁ヶ腹摺山も一番山頂ですね。

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白谷ノ丸山頂からの眺望は絶景。

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富士山最高。
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手前に百蔵山、扇山、奥に丹沢山主脈。
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高川山と九鬼山、その奥は御正体山。
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南アルプス甲府盆地
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八ヶ岳

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白谷ノ丸山頂からパノラマ風景はこんな感じです。

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大蔵高丸へ目指します。
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なかなか良い構図ではありませんか。
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大蔵高丸山頂。三番山頂でした。

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ハマイバ丸山頂。ここも三番山頂だ。
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富士山絶景に腕を組む。

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白谷ノ丸に登り返します。

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再び白谷ノ丸に登頂。

ここでランチ食べると一層美味しくなるんだよね。

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黒岳を経て分岐点に着く。

次回は十二景に数えられる牛奥ノ雁ヶ腹摺山、小金沢山にチャレンジするぞ。
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大峠登山口駐車場まで下山します。
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大峠登山口駐車場に到着。

お疲れ様でした。

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#136 父ちゃん食堂と湯河原温泉 星ヶ山公園

2021年5月3日

長男が5月1日に久しぶりに家に戻ってきた。

家でゆっくり休んで4日に下宿先に戻るので父ちゃん食堂を振る舞った。

 

父ちゃん食堂の晩ご飯メニューは以下の通りだ。

1日夜は特製ハンバーグを主体に野菜サラダ、味噌汁

2日夜は特製餃子40個を主体に野菜サラダ、味噌汁

3日夜は回鍋肉を主体にシュウマイ、冷奴、ワンタンスープ。

 

コロナ禍で時間を有効に使い、TVの料理番組を見てノートにレシピを記載。

そのレシピは80種あり、和食、洋食、中華のメニューが満載。

かみさんが仕事で夜遅いので、リモート勤務である自分がレシピを見ながら晩ご飯を日々作っている。

 

父ちゃん食堂をやってみると、成功もあれば、失敗もある。

失敗の場合は必ずレシピノートに書いて失敗原因を書いて次回に生かすようにしている。

こんなことを昨年9月から始めており、少しずつ腕を上げた。

 

今日は長男への披露会みたいなものかな。

長男に食べさせたら、目を丸くしていた。

そこらの店より格段に美味しいと。

長女は家にいるのでいつも食べているので味はわかっているのだが、店を始めてもいいぐらいの評価をもらっている。

 

久しぶりの家族団欒で会話も弾む。

気分を良くした自分は、3日に家族揃って湯河原へドライブすることにした。

湯河原はかみさんの実家があり、毎年遊びに行くのだが、コロナ禍で昨年GW、夏から正月は遠慮した。

 

そんなわけで湯河原も久しぶりだ。

湯河原温泉さつき郷星ヶ山公園に立ち寄る。

ここは高台にあるので伊豆大島を始め、相模湾の展望がいい。

さつき、つつじの見頃は5月3週から6月1週で時期尚早だったが、新緑が綺麗だ。

新緑薫る茶畑、一部咲いているピンク色のつつじから眺める海はインスタ映えしており、絶景だ。

 

長男がウグイスの鳴き声が綺麗だから、動画を撮ってみては、と言うので録画した。

その場で録画を確認し、ウグイスの鳴き声が青空に溶け込むように広がっていた。

気分を鎮める必要があった場合は、このウグイスの鳴き声で落ち着かせよう。

 

久しぶりの家族ドライブで癒さられる一日だったなぁ。

 

 

 

 

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湯河原温泉 さつき郷 星ヶ山公園から相模湾を眺める。

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伊豆大島が見えます。
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右の先端は真鶴半島です。
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小田原、平塚方面です。

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友逢の鐘を鳴らす長女。

願いが叶いますように。

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ピンク色とブルー色が映えます。
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茶畑から相模湾を眺める。

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帰りに小田原でゴールデンオレンジと清見みかんを買いました。

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父ちゃん食堂の特製餃子🥟です。

写真が縦になってすみませんです。

 

 

 

 

#135 門越しのご来光の富士山を求めて

2021年4月30日

「門越しのご来光の富士山」を求めて

 

門越しのご来光の富士山を見たくて山梨県早川町へ目指す。

今日は日本二百名山、山梨百名山である標高1983mの七面山に登る。


七面山登山口である羽衣駐車場が周囲が暗くて辿り着くまで20分少々かかってしまった。

というか、先行車の後に付いて行ったのだが、迷路にハマってしまった。

 

暗闇の中でヘッドランプを頼りにドライバーの方と一緒に歩いて正規の道を探しだし、ようやく辿り着いたって感じ。
先行車には奥さんがいたようで、ドライバーの方も七面山に登るようである。

また会いましょうと言って羽衣駐車場で別れた。

 

登山口羽衣駐車場を予定通り深夜2時に出る。
今日のメインである門越しのご来光の富士山のスポットは七面山敬慎院である。
ご来光は5時なので3時間登り続けることになる。

 

ヘッドランプを装着し、真っ暗闇の中をひたすら前へ登る。
前日の大雨により樹々の葉から自分の顔に雨水が滴る。
夜空を見上げると満月🌕が見えるので快晴との期待が膨らむ。

 

約1000年の歴史を感じる参道だけに所々にベンチが置いてあり、風雨除けのボックスが見受けられる。
七面山は信仰の山として知られており、信者の方も多数登詣するのでこのような優しい配慮があるのだろう。

 

つづら折の急登をしのぎ、4時40分過ぎに敬慎院に着き、なんとかご来光に間に合って安堵した。
敬慎院の方が玄関先に立って、どうぞ中へ休憩してくださいとの労いの言葉に胸が熱くなった。

 

いよいよ随神門を潜ると、そこには夜明け前の富士山が聳え立っていた。
そして5時過ぎに日の出が始まり、変わりゆくオレンジ色に息を呑む。

 

イメージ通りの門越しのご来光の富士山に満足した自分は、敬慎院から45分ほど七面山へ登頂。
七面山山頂からは展望がないと事前に知っていたのでこの先の標高1986mの希望峰では、南アルプスがよく見えた。
昨年に引き続き、今年も南アルプスの小屋営業はコロナ禍で営業自粛で残念である。

 

再び敬慎院まで戻り、富士山絶景を堪能する。

そこで居合わせた、ソロ(一人)登山者にシャッター写真をお願いして心良く応じてくれた。

 

この登山者は50歳過ぎのなぎら健壱に似る方で興味のある話をしてくれた。

要約すると以下になる。

 

①今日は新潟県長岡市から高速道路を使わないで7時間かけて山梨県早川町まで来た。

朝5時に登山口駐車場を出て8時に敬慎院に着いた。

 

②毎週末に必ず山登りをしており、百名山は40座登頂も二百名山、三百山にも登っている。

先週は福島の山に登った。

 

③このように毎週どこかの山に登るのでガソリン代を浮かすために高速道路は絶対に使わないでどんなに時間をかけても国道を走る。

帰りは国道で9時間かかりそうだ。

どっちかというと山登りより運転が疲れると苦笑い。

 

④山登りは4年前に始めたが、数年前に夏の山形の朝日岳に登る途中で熱中症で倒れ、ヘリコプターに救出されて即入院。

そのヘリコプターは民間ではなく、公共だったので無料(民間は高額らしい)。

事故前に山岳保険に入ってよかったとしみじみと実感。

 

⑤その事故からは入念な準備を行い、慢心、過信、油断を排して行動するようになり、ビジネスにも活かしている。

 

⑥自分はもともと一人登山だが、山岳会に入ることも考えていたが、めんどくさそうで一人の方が気楽でいい。

 

よく喋る方だった。

毎週末に新潟から山梨、静岡、長野、福島方面へ国道を使っての山登りに感心した。

よほど山が好きなんだろうなぁ。

これから七面山山頂を目指すというのでお気をつけてとその場で別れた。

 

さて、

敬慎院の玄関先で声をかけていただいたことを思い出した。
お言葉に甘えて中に入って休憩させていただいた。

 

中に入ると、ゲスト用の12畳スペースの和室を通され、ストーブとこたつが置いてあった。
気がついたらまだ朝食を摂っていないので精進料理を注文。
敬慎院は宿坊なので宿泊者だけしか食べれないと思ったが、朝食を摂ることができた。
味噌汁が美味しかったなぁ。

 

本日の歩行距離 12.9km 歩行時間7時間

 

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ヘッドランプ装着で真っ暗闇を登ります。
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満月🌕が迎えてくれました。
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門越しの夜明け前の富士山です。

ご来光前でなんとか間に合いました。

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いよいよ日の出が昇ります。

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毛無山、雨ヶ岳の稜線上から昇ります。

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門越しのご来光の富士山に恍惚状態。

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カラマツ林を登って七面山山頂を目指します。
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ナナイタガレは落差があり迫力がありました。
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七面山山頂。
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希望峰から南アルプスを一望。

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駿河湾は雲海でした。
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蛇行する富士川
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青空とカラマツがいい。
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鹿さんに遭遇。

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敬慎院は富士山に向かって東向きに七面造りという独特の工法の建物のようです。
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朝の精進料理を頂きました。

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所々にベンチと句が置いていました。

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手前に身延山、奥の右から毛無山、雨ヶ岳、三つ峠山、大菩薩嶺

身延の集落も見えます。
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ツツジを見ると初夏を感じます。
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鮮やかな新緑と富士川
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歴史を感じる参道と杉だなぁ。

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白糸の滝。意外にも落差がありました。

家康の側室 お万ゆかりの滝だそうです。

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登山口羽衣駐車場に着きました。

お疲れ様でした。

 

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#134 ネモフィラに魅せられて

2021年4月24日土曜日

 

娘がネモフィラを観に行きたいと言い出した。

この日の予定は、満を持して百名山に登る計画をしていたが、家族サービスを選択した。

 

好き放題に山を登らせてくれているので、ここで家族サービスをしないとバチが当たると思うのは、当然なことだろう。

 

娘もコロナ禍でオンライン授業受講でストレスを感じているようなので気分転換の機会を与えることにした。

 

ネモフィラといえば国営ひたち海浜公園である。

毎年GW前後に全国新聞誌が掲載される有名スポットだ。

自分は2年前にかみさんと国営ひたち海浜公園に行ったが、娘は当時留学不在だったので今回が初めてのネモフィラ鑑賞となる。

 

昨年はコロナ禍で閉鎖したものの、今年は開園なのでとても嬉しい。

国営ひたち海浜公園は、およそ200haの広大な畑でネモフィラ530万本植えているようである。

午前8時15分過ぎに颯爽とネモフィラの門を潜ると見晴らしの丘が一面にブルーに染められていた。

 

周囲の観光客も終始笑顔で自慢のポーズを決めて記念撮影したり、カメラを最大限に近づけてネモフィラをzoom撮影したり、無言で足早に通り過ぎたり、さまざまだ。

観光客が立ち止まることも多く、交通整理係の方が忙しそうに世話をしていた。

 

かみさんと娘も大はしゃぎで愛用カメラで交互に撮影している様子を見ると、今日は山登りではなく、家族サービスを選択してよかったと思う。

 

ネモフィラをかなり強調したが、他の見所はチューリップ🌷があった。

ここのチューリップ🌷は230品種26万本植えられているそうだ。

チューリップもネモフィラに負けじと観光客を魅了していた。

カラフルな色彩は琴線を染みるような鮮やかなペイントだった。

 

ひたち海浜公園で3時間ほど歩き続けたのでお腹が空いた。

ちょうど昼時間なので那珂湊おさかな市場でランチ。

漁港が目の前なので水揚げされた魚がそのまま出るので新鮮そのものだ。

自分はおすすめの市場定食を注文。

マグロ、鯵、鯛の刺身と生牡蠣、魚煮、イカ煮込み、漬物のセットでボリュームもあり、美味だった。

かみさんも娘も満足な様子。

 

那珂湊おさかな市場をのんびり歩いたら次は神磯の鳥居⛩に寄る。

神磯の鳥居は海の上に立つ鳥居として、また絶景パワースポットとして有名だ。

自分は昨年2月に観光して以来だが、ここから眺める海の飛沫を受けながら岩礁に立つ鳥居がとても絵になっており、ずっと眺めても見飽きない。

 

この不思議で絶景なる神磯の鳥居について由来を

調べてみた。

歴史資料によると、約1100年前の平安時代天然痘など疾病が大流行。

大己貴命少彦名命が忽然と天から降り立ち、国造りと医薬の祖神であることから疾病を救う大洗磯前薬師菩薩として祀られたとある。

時を経て戦国時代にすべて焼かれて小さな祀りに変わり果てたが、

ここ地元の水戸藩徳川光圀が現在の立派な大洗磯前神社を再建したと記されている。

 

岩礁に立つ鳥居は1963年からのようなのでわりと遠くない昔だ。

 

1100年前に猛威をふるった疾病と、世界中が苦しんでいる新型コロナウィルス。

時は経ても人類の前に立ちはだかる疾病とウイルスは現在も人類を苦しめている。

科学と技術がどんなに発展しても疾病とウイルスに勝てないと真の幸福はないと感じる。

 

そんなことを呟き、コロナ早期収束を祈りつつ、当たり前の生活ができる日常を一日も早く取り戻してほしいと切に願う。

 

本日の走行距離360km 走行時間5時間

 

 

 

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ブルーのファンタジーに魅了されました。

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カラフルなチューリップもナイスでした。

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那珂湊おさかな市場で魚定食を食べて満腹しました。

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絶景パワースポットの神磯の鳥居。

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大洗磯前神社の境内から海が見えます。

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