2021年4月24日土曜日
娘がネモフィラを観に行きたいと言い出した。
この日の予定は、満を持して百名山に登る計画をしていたが、家族サービスを選択した。
好き放題に山を登らせてくれているので、ここで家族サービスをしないとバチが当たると思うのは、当然なことだろう。
娘もコロナ禍でオンライン授業受講でストレスを感じているようなので気分転換の機会を与えることにした。
毎年GW前後に全国新聞誌が掲載される有名スポットだ。
自分は2年前にかみさんと国営ひたち海浜公園に行ったが、娘は当時留学不在だったので今回が初めてのネモフィラ鑑賞となる。
昨年はコロナ禍で閉鎖したものの、今年は開園なのでとても嬉しい。
国営ひたち海浜公園は、およそ200haの広大な畑でネモフィラ530万本植えているようである。
午前8時15分過ぎに颯爽とネモフィラの門を潜ると見晴らしの丘が一面にブルーに染められていた。
周囲の観光客も終始笑顔で自慢のポーズを決めて記念撮影したり、カメラを最大限に近づけてネモフィラをzoom撮影したり、無言で足早に通り過ぎたり、さまざまだ。
観光客が立ち止まることも多く、交通整理係の方が忙しそうに世話をしていた。
かみさんと娘も大はしゃぎで愛用カメラで交互に撮影している様子を見ると、今日は山登りではなく、家族サービスを選択してよかったと思う。
ネモフィラをかなり強調したが、他の見所はチューリップ🌷があった。
ここのチューリップ🌷は230品種26万本植えられているそうだ。
チューリップもネモフィラに負けじと観光客を魅了していた。
カラフルな色彩は琴線を染みるような鮮やかなペイントだった。
ひたち海浜公園で3時間ほど歩き続けたのでお腹が空いた。
ちょうど昼時間なので那珂湊おさかな市場でランチ。
漁港が目の前なので水揚げされた魚がそのまま出るので新鮮そのものだ。
自分はおすすめの市場定食を注文。
マグロ、鯵、鯛の刺身と生牡蠣、魚煮、イカ煮込み、漬物のセットでボリュームもあり、美味だった。
かみさんも娘も満足な様子。
那珂湊おさかな市場をのんびり歩いたら次は神磯の鳥居⛩に寄る。
神磯の鳥居は海の上に立つ鳥居として、また絶景パワースポットとして有名だ。
自分は昨年2月に観光して以来だが、ここから眺める海の飛沫を受けながら岩礁に立つ鳥居がとても絵になっており、ずっと眺めても見飽きない。
この不思議で絶景なる神磯の鳥居について由来を
調べてみた。
歴史資料によると、約1100年前の平安時代に天然痘など疾病が大流行。
大己貴命と少彦名命が忽然と天から降り立ち、国造りと医薬の祖神であることから疾病を救う大洗磯前薬師菩薩として祀られたとある。
時を経て戦国時代にすべて焼かれて小さな祀りに変わり果てたが、
ここ地元の水戸藩主徳川光圀が現在の立派な大洗磯前神社を再建したと記されている。
岩礁に立つ鳥居は1963年からのようなのでわりと遠くない昔だ。
1100年前に猛威をふるった疾病と、世界中が苦しんでいる新型コロナウィルス。
時は経ても人類の前に立ちはだかる疾病とウイルスは現在も人類を苦しめている。
科学と技術がどんなに発展しても疾病とウイルスに勝てないと真の幸福はないと感じる。
そんなことを呟き、コロナ早期収束を祈りつつ、当たり前の生活ができる日常を一日も早く取り戻してほしいと切に願う。
本日の走行距離360km 走行時間5時間
ブルーのファンタジーに魅了されました。
カラフルなチューリップもナイスでした。
那珂湊おさかな市場で魚定食を食べて満腹しました。
絶景パワースポットの神磯の鳥居。
大洗磯前神社の境内から海が見えます。