2022年1月29日土曜日
今日は山梨百名山である蛾ヶ岳(ひるがだけ)と三方分山(さんぽうぶんざん)に登る。
一本目蛾ヶ岳
6時30分過ぎに四尾蓮湖登山口駐車場を出発。
天気予想は晴れだが、見上げると曇り空。
さっきまでは三日月がくっきり見えたが、どんより雲に覆われる。
そのうち晴れるだろうと楽観。
緩やかな登山道の落葉を踏みブナ林を抜けると、ほどなく大畠山山頂に到着。
山頂から南アルプス、八ヶ岳、奥秩父連峰、甲府盆地が一望できた。
ちょうど朝陽が光を放ち、北岳、八ヶ岳は少しピンク色に。
方向的には東方面に富士山が見えるはずだが、樹林が姿を隠して見えず。
今頃はきっとピンク色に染まって荘厳な雰囲気を醸し出していることだろうと想像する。
大畠山山頂で眺望を楽しんだ後は蛾ヶ岳に向かう。
特に難しいルートはなく、道も整備されて歩きやすい。
途中から釈迦ヶ岳、王岳が見え、気合が入る。
西肩峠から蛾ヶ岳山頂が唯一の急登であるが、10分登り続けると蛾ヶ岳山山頂に到着。
富士山が身に迫る迫力で荘厳の美しさに感動。。。
こう書きたいのだが、すっかり雲に隠れて見えない。
天気予報は晴れなのに外れたのか。
まぁ、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父連峰、甲府盆地はばっちりなので良しとしよう。
でもやっぱり富士山が見たい。
なんと言っても富嶽三十六景の一つなんだ、蛾ヶ岳は。
そう呟き、下山の準備をしたら雲が流れて富士山の頭部分がひょっこり見えた。
頭部分だけでもテンション上がるなんて不思議だなぁ。
とりあえず富士山見ましたで報告しよう。
すれ違いに地元の地域を守る会と思われる男性2人から、午後は晴れて富士山は見えるのではとの情報を得る。
少し気持ちが明るくなり、予定通り三方分山に登ろうと決めた。
順調に行けば車移動で精進湖登山口に10時30分、三方分山山頂は12時前後だからおそらく富士山は見えるのではと読んだ。
凍結した四尾蓮湖をそこそこに写真を撮り、愛車に乗る。
次は三方分山登山口だ。
今度こそ富士山眺望だ、頼んだぞ。
一本目の歩行距離6.4km 歩行時間2時間3分
二本目三方分山
蛾ヶ岳に登山後、車で50分移動して10時45分過ぎに精進湖登山口に着く。
まだ太陽が見えず、雲が多くて展望が期待できそうもない。
湖畔沿いのレストランを営む女将さんによると富士山が見えるポイントは風だという。
つまり予報通り風が流れれば雲が切れて富士山が見える。
女将さんの後押しもあり、期待感を持って三方分山に登ることを決めた。
女将さんのアドバイスに従い、旧中道往還に入り諏訪神社境内に車を停める。
6台駐車スペースだが、なんとか割り込んで駐車。
通りがけに地元である60歳過ぎの女性2人が自分をジロジロ凝視している。
なんか落ち着かないので理由を説明し登山目的で駐車することを伝えたところ、あまり長くなければねといわれる。
要は長い駐車時間はNGのようだが、16時までに戻りますと伝えたらお許しをもらえた。
地主でもない方にお許しを得るとはしっくりしないが、万が一に何かあった場合、証人になってもらうぞと勝手に決めて10時50分過ぎに諏訪神社を後にする。
諏訪神社から尾根上の分岐点である、女坂峠まではなかなかの急登でややきつい。
沢沿いに九十九折りに登り続けると30分ほどで女坂峠に到着。
女坂峠に案内看板がある。
今登っている登山ルートが昔は中道往還ルートにより、精進湖からこの女坂峠を越えて右左口峠経由で甲府まで往来したとある。
おそらく農産物などの交易ルートではないかと推察する。
いささか腹が減ったのでここでランチしようと思ったが、展望が見えるところで食べようと女坂峠を通過。
女坂峠からまだ急登の連続であるが登りがいがある。
眼下に精進湖がみるみる遠ざかる。
さらに登り続けると左側の樹林越しにうっすら富士山が見えるのではないか。
なるほど雲が流れて富士山全貌が刻一刻見えつつある。
ここから一気にギアを上げて12時ジャストに三方分山山頂に到着。
待ちに待った富士山の姿を見てしばし感動する。
山頂で富士山を眺めながらのランチは最高に美味い。
諦めずに信じてよかったよ。
次は三方分山から精進峠を抜けてパノラマ台に向かう。
富士山を眺めてからは体の調子が良く、足も軽くていいペースで登れている。
13時36分にパノラマ台に到着したら目の前に均整の取れた富士山が目の前にドーンと飛び出してきた。
富士山をはじめ、王岳、鬼ヶ岳、十二ヶ岳、三つ峠山、杓子山、鉄砲木の頭、三国山、大洞山、竜ヶ岳、毛無山等全てを一望できた。
さすがはこのパノラマ台、富嶽三十六景といわれるだけのことはある。
この雄大なパノラマ風景を楽しんだ後、愛車が待つ諏訪神社まで足早に下山する。
途中で精進湖湖畔で凍結状態の湖と富士山のコラボをしばし眺める。
お隣の湖畔では、新婚夫婦が結婚用礼服を着てプロのカメラマンの記念撮影に大はしゃぎ。
コロナ禍で暗い世の中に明るい絵だ。
やはり若者が元気でないと日本の未来はない。
若者に希望を与える国の政策が今問われている。
日本の未来はいたって明るいのだ。
とりとめのない考えごとをしつつ、15時20分過ぎに諏訪神社駐車場を後にハンドルを握る。
やれやれ車も何事もなくひと安心だぜ。
ドライブしながら今日の山登りを振り返る。
一本目の蛾ヶ岳は南アルプス、八ヶ岳、奥秩父連峰が見れたし、肝心の富士山は最後だけ顔を出してくれた。
二本目の三方分山は晴れを信じつつ、姿を現した富士山に感動。
まさに逆転サヨナラホームランだ。
なんか何事も最後まで諦めるなと富士山からサジェスチョンを得た感じだった。
今日も富士山を拝めることができ、楽しい山登りだった。
二本目の歩行距離8.4km 歩行時間3時間20分
合計 歩行距離14.8km 歩行時間5時間23分
この登山口から登ります
ほどなく大畠山山頂に到着
早朝の八ヶ岳、奥秩父連峰、甲府盆地
八ヶ岳がピンク色に
南アルプスの雄である北岳もピンク色に
朝陽が昇ります
これから忙しくなりそうだ
三方分山まで縦走したいけど愛車が待っているので次回に縦走しよう
落葉を踏むと落ち着きます
四尾蓮湖が緑色できれいだなぁ
蛾ヶ岳山頂直下はなかなかの急登
蛾ヶ岳山頂に到着したけど、あれれれれ。
富士山はどこ?
南アルプス、鳳凰三山、櫛形山
櫛形山は未踏なので今年は登りたいなぁ
八ヶ岳と甲府盆地
霧ヶ峰、車山
やっぱり北岳はかっこいいなぁ
山頂から登山口駐車場が見え、愛車が写っています
おっ 富士山が少し顔を出してきた
嬉しいなぁ
また来ますね
さて四尾蓮湖まで下ますか
四尾蓮湖は凍結状態
秋は紅葉がきれいだとわかる湖畔です
今度は三方分山を目指します
尾根上の女坂峠に着きました
女坂峠の由来
三方分山まであと40分だ
頑張ろう
富士山が見えてテンション上がる
三方分山が近くなりました
ようやく山頂に到着
三方分山山頂から富士山を望む
絶景に腕を組む
次はパノラマ台に向かいます
先ほど登ってきた蛾ヶ岳が見え、奥には南アルプス
パノラマ台に到着
ここからの富士山は最高
いいね
王岳、十二ヶ岳、三つ峠山
西湖、河口湖
やっぱり富士山は最高だなぁ
絶景にハイテンションマックス
パノラマ台はさすがに富嶽三十六景にふさわしい山風景。
また来ますね
樹林と青空が大好きです
さて精進湖まで下山します
精進湖からの富士山も素敵です
精進湖も凍結状態ですね
幾重も重なる凍結状態の精進湖と富士山のコラボが良い
愛車が待つ諏訪神社へ
旧中道往還の先に先ほど登った女坂峠が見えます
諏訪神社境内駐車場に到着
お疲れ様でした