2022年1月23日
5時過ぎに道の駅とみざわ駐車場で目を覚ます。
ドアを開けるとマイナス7度の寒風が頬を突き刺す。
一瞬で眠気が取れ、洗面所でもう一人の自分がいる鏡を前に歯を磨き、顔を洗う。
フロントガラスは凍結しているはずが、前日に布をフロントガラスに覆いかけたのでなんとか免れた。
凍結となると30分のロスが発生するのでこの対策は大きい。
予定通り6時23分に篠井山登山口を出る。
まだ薄暗いが、ヘッドランプまでは不要だ。
まずは沢沿いに緩やかな道を歩く。
何ヵ所かの滝を通過し、少しづつ傾斜が上がる。
昨日の登山疲労はなく、足も軽い。
空はどんより曇り空で富士山が見えるのか一抹の不安を抱きつつ、前へ前へ登る。
特に危険な箇所はなく、気がついたら篠井山山頂に立っていた。
標準タイム2時間のところ1時間28分で駆け登る。
どうやら今日の篠井山山頂の一番乗りは自分のようだ。
前方に富士山が見えて安堵する。
昨日のような青空の下の富士山ではないが、曇り空の富士山も絵になっていい。
駿河湾はオレンジ色に染まり、ナイス景色だ。
この贅沢な山景色を20分貸切状態で存分に楽しむ。
その後は満願寺跡、行者平に進む。
行者平からの展望は八ヶ岳、奥秩父の主峰である金峰山、小川山等一望できた。
蛇行する富士川が延々と流れている。
行者平は伐採の後が生々しく残っている。
これは昨年12月に篠井山を守る会の方々が県の許可を得て伐採したおかげで八ヶ岳、奥秩父連峰の展望が開かれたと伺っている。
篠井山を守る会の方々に心より感謝したい。
この景色はこれからも変わらず続くことであろう。
再び篠井山山頂に戻り20分ほど眺望を心ゆくまて堪能。
山頂で居合わせたカップラーメンを啜る40歳過ぎの男性
と会話が弾む。
その男性は山登りは最近始めたそうで、山登りの前はパチンコで時間を潰したようである。
山登りを始めて綺麗な山風景に感動し、それ以来パチンコを断ち、規則正しい生活を送り、スリムな体になったという。
自分と共通するところがあり、気がついたらその男性と30分ほど会話を楽しんだ。
YAMAPペンネームを連絡し合い、後日フォロー仲間になる。
下山途中に不撓不屈の滝に出会う。
不撓不屈のネーミングが凄いね。
案内看板に以下記されていた。
不撓不屈
どんな困難なことや、つらいことにであっても挫けることなくかたい信念を持ってこころざしを曲げない
今の自分に言い聞かせる、いい言葉だ。
今日も山風景と良い人に恵まれた。
東京から4時間かけて来た甲斐があった。
この2日間は富士山風景を堪能し、良き連休だった。
これで明日からの仕事、頑張れそうだ。
課題が多く、厳しくも辛い仕事であるが、今回の登山を励みに壁を乗り越えようぞ❗️
前へ前へ前へだ‼️
本日の歩行距離5.5km 歩行時間3時間5分
明源の滝はあちこち凍結がありました
絹糸の滝は女性らしい穏やかな滝でした
緩やかな道を歩く
0.1m毎に道標があり、安心感があります
熊よけの鐘があちこちありました
上の方になると滝は凍結状態
篠井山山頂に到着
篠井山山頂からの富士山眺望は最高
墨絵のような富士山
お天道さんもわずかながら顔を出しつつ
微妙なオレンジ色がいいね
少しづつオレンジの色彩が強くなっていく
駿河湾もオレンジ色に染まる
油絵の世界かな
霞立つ富士山
富士山をズームアップ
いつものように絶景に腕を組む
また登りたいなぁ
行者平まで歩きます
山頂直下に神社があります
満願寺跡の由来
行者平まで多少の雪があります
行者平展望台に着きました
昨年12月に県から許可を得て篠井山を守る会の方々が伐採してくれたおかげで八ヶ岳、奥秩父連峰の展望が開けました。
ありがとうございました
行者平展望台からの富士山
八ヶ岳をアップ
沢水を掬う
冷たいがうまい
丸太橋を渡ります
不撓不屈の滝のネーミングが凄いね
篠井山登山口駐車場に到着
お疲れ様でした
かわいらしい熊の木彫り
篠井山登山口のシンボルかな
また来ますね