#163 因縁の山にチャレンジ

2021年12月4日

今日は二百名山である因縁の御座山に登る。
因縁とは過去に2回登り損ねたことである。

1回目は2年前の6月に登山計画があったものの、悪天候で延期になった。
2回目は今年の4月に登山計画があったが、東京から埼玉県秩父市経由での車移動によもやの、ぶどう道路で通行止めに食らい、登山断念。
戦う前に敗れるとは少し誇張があるが、なんか因縁を感じた次第だ。

東京から甲州街道を伝って長坂から清里、海の口を通過し、御座山登山口に午前7時20分に到着。
やれやれ4時間越えの長いドライブだった。
途中の甲斐大泉あたりからオレンジ色の富士山、赤く燃える八ヶ岳に感動する。

御座山は栗生登山口から急登の連続で、登り甲斐ある登山道だ。
不動の滝は少しづつ凍結しており、冬本番を思わせる寒さであることは間違いない。

栗生登山口から2時間足らずで標高2112m御座山山頂に到着。
八ヶ岳は雲がかかっていたけど奥秩父金峰山、小川山、南アルプス等一望できた。
素晴らしい山景色だった。

ようやく因縁の文字が取れて胸の支えがとれた思いだ。
山頂に居合わせたカップルの男性に記念写真撮影をお願いしていつものバック写真でパチリ。
後で親子だとわかり共通の趣味が山登りとはなんとも羨ましい限りだ。

さて山頂に30分ほどいると寒くなってきたので、サクサクと下山。
このまま真っ直ぐ帰るのはもったいないので野辺山高原にあるヤツレンの店でお土産にジャージー牛乳紙パックを購入。
後輩が野辺山牧場でジャージー牛を飼っており、尊敬と感謝の思いで購入したのだ。

次は清里高原にある清泉寮に立ち寄る。
清泉寮は宿泊施設、カフェレストランがあり、折りからのクリスマスシーズンで華やかなクリスマスツリーが飾っていた。
宿泊施設もなかなか落ち着いたいい感じだ。

次回はGO TO TRAVELを利用して家族と泊まりたいなぁ。

清泉寮から富士山、南アルプス、奥秩父等眺望が素晴らしい。
とんだ儲けた感じがした気分だった。

 

今日の歩行距離4.2km  歩行時間3時間40分

 

 

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早朝の富士山は気持ちがいい
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秩父金峰山が燃えています。
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八ヶ岳も負けずピンク色に染まります。
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御座山登山口から出発。
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不動の滝は下辺りは凍結。
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ようやく御座山をとらえた。
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やっと御座山山頂に到着。
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八ヶ岳は雲に隠れてました。
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谷川岳方面は雲が切れているなぁ。
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妙義山方面は眺望くっきり。
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山頂はこんな感じでちょっと狭いです。
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あの悪路のぶどう道路が見えた。

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下山後は周辺ドライブ。

久しぶりにJR線最高地点に立つ。
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清泉寮は宿泊施設でもあります。
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清泉寮から富士山、毛無山。
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櫛形山鳳凰三山
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飯盛山金峰山
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金峰山山頂の五丈石も見えました。

 

#162 優しかったトレイルランナー

2021年11月28日

 

昨日は山梨県にある鉄砲木ノ頭から三国山ハイキングコースと足和田山コースを登り、このまま伊豆の修善寺を経て達磨山高原レストハウス駐車場で車中泊

 

6時過ぎに登山口を出てほどなく金冠山山頂に到着。
金冠山山頂からの富士山、駿河湾は最高の眺望だった。


雲ひとつもない快晴なので南アルプスはもちろん、遠くに毛無山、竜ヶ岳、大菩薩嶺、杓子山、箱根山、大観山等が眺望できた。

 

噂通りの見事な金冠山山頂からの眺望だった。


次は達磨山に向かい、1時間ほどで達磨山山頂に到着。
達磨山山頂からの展望も抜群で戸田湾、天城峠駿河湾、富士山、丹沢山大菩薩嶺箱根山等が見えて堪能しまくり。

 

写真撮影をお願いしたトレイルランナーの男性から、トレイルランを魅力を語ってくれた。

 

トレイルラン大会出場までの準備、練習、宿泊確保、大会当日の裏話、全て新鮮だった。


同時に体の鍛え方を3通り教えてくれた。
いずれも短時間で優しくトレーニングできる方法なので早速実践することにする。

Tさん いろいろと教えてくれてありがとうございます😊
またお会いできたら宜しくお願いしますね😊

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#161 うわさ以上の絶景2

2021年11月27日

 

鉄砲木ノ頭から三国山、大洞山を往復後、車50分移動で紅葉台へ向かい、山梨百名山の足和田山に登る。

 

6時間歩き続けた体力はまだ余力があった。


紅葉台から三湖台を歩くと西湖に浮かぶ見事な御坂山地が広がっていた。

毛無山、十二ヶ岳、鬼ヶ岳、雪頭ヶ岳、王岳、竜ヶ岳、雨ヶ岳、毛無山が眺望できた。


三湖台周辺は展望テラス化されており、よく整備されていて気持ち良かった。

 

三湖台から1時間ほどで足和田山山頂に到着し、そのままピストンして三湖台に戻り、ゆっくり気ままにパノラマ風景を楽しむ。

 

今日は鉄砲木ノ頭、大洞山、足和田山に登ることができ、また、天気が良くて山風景が素晴らしく、最高の一日でした😊

 

明日は伊豆の達磨山に登るのでこのまま南下して伊豆の修善寺までドライブしよう。

本コースの歩行距離8km 歩行時間2時間

 

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#160 うわさ以上の絶景1

2021年11月27日

自分の脳裏に鉄砲木ノ頭というネーミングのインパクトがあり、かつ、富士山眺望がナイス情報なので低山ハイキングをすることにした。

 

山中湖パノラマ台駐車場は午前6時ではや満車。
仕方なく当駐車場入口から2台目あたりで路肩駐車して登山口を出る。

 

万歳状態でカヤト草原を登りつつ、後ろを振り返ると山中湖に立つ赤富士が聳え立つ雄姿に感動。
遠くに真っ赤に燃える南アルプスが見え、テンション上がりまくる。

 

ほどなく鉄砲木ノ頭山頂に着き、早朝の富士山、南アルプス、毛無山、雨ヶ岳、竜ヶ岳、太平山、平尾山、石割山、三ッ峠山、杓子岳、御正体山等の大パノラマに酔いしれる。

 

その後は三国山ハイキングコースを伝って三国山、大洞山、アザミ平、畑尾山、立山展望台へ歩き、また鉄砲木ノ頭を往復して富士山を堪能する。


癒された時間を過ごせてよかった。

 

この後は車移動で山梨百名山の足和田山登山口へ向かい、連続して登る。

 

本コースの歩行距離 14.4km 歩行時間 6時間

 

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#159 体の温まるごぼう汁

2021年11月23日

今日は快晴予報なので山梨県富士五湖周辺の釈迦ヶ岳、黒岳、破風山、新道峠を歩く。

 

釈迦ヶ岳登山口から60分ほど登ると山梨百名山釈迦ヶ岳山頂に着く。
釈迦ヶ岳山頂は予想に違わぬ絶景で富士山、南アルプス八ヶ岳、奥秩父連峰、甲州アルプス等一望できた。
あまりの絶景で30分ほど釈迦ヶ岳山頂に居座る。

釈迦ヶ岳から黒岳に向かい、黒岳山頂直下の急登に我慢して登り、2年ぶりに三百名山の黒岳に登頂。
相変らず樹林に囲まれて何も見えないが、200m下へ歩くと展望台に着く。

 

黒岳展望台からの富士山は河口湖の上に雄然と構える山容に見惚れてしまった。
ここで手作り弁当🍱を広げて富士山を眺めながら食べるのは最高に美味い。

 

ランチ後は黒岳山頂に戻り、すずらん峠、破風山、新道峠を歩く。
新道峠で無料バスに乗せてもらい、登山口駐車場で降ろしてくれた。


なにやら7月から今月まで無料バスキャンペーンを実施中で来年有料バスになる計画らしい。

登山口から車で帰る途中にごぼう汁無料の看板が目についたのでちょっと立ち寄りした。
このごぼう汁は美味しくて体を癒し温めてくれた極上のごぼう汁だった。

 

土産にちぢみほうれん草を買って今晩の食卓はちぢみほうれん草のおひたし。
葉肉厚があり、いつも食べるほうれん草とは一味違って美味かったなぁ😊

 

歩行距離 10km 歩行時間 5時間30分

 

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山梨百名山である釈迦ヶ岳山頂から富士山を望む
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黒岳展望台からの富士山は絶景だなぁ。
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ごぼう汁は体が温まり、癒されました。
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干し柿も絵になるね。
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ちぢみほうれん草をお浸しにして食べました。

美味しゅうございました。

 

 

 

#158 富嶽三十六景巡り

2021年11月13日土曜日

冬季閉鎖通行止めの前に登ろうと決めていた。
天気に合わせてこの日にした。


河口湖から三つ峠山登山口は、毎年12月から3月まで冬期通行止めになるので今年は間に合って良かった。

 

富嶽三十六景の本社ヶ丸、清八山、三ッ峠山を縦走。
やはり青空の富士山はテンション上がる。
清八山から御鷹巣山への登山ルートは、かなりの急勾配でやや苦戦したが、なんとかクリア。

 

山梨百名山であり、日本二百名山である三ッ峠山は今年3月以来の半年ぶりだが、あの時と変わらぬ絶景。
富士山、南アルプス八ヶ岳、奥秩父丹沢山等全て見渡すことができた。

 

紅葉は終わりに向かっていたが、色付く樹木の間を縫って歩くのはとても良い空間だった。

 

体の調子も良くしばらくは山登りはできそうだ。

 

歩行距離10km 歩行時間 6時間

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#157 復活の狼煙

ご無沙汰しています。

久しぶりの投稿です。

 

体調も回復し、山登りできる状態になりました。

まずはご近所の低山ハイキングから復活の狼煙を上げたいと思います。

拙い文章ですが応援を宜しくお願いします。

 

2021年10月30日

今朝から快晴予報。
今年8月九州登山以来の山登りで山梨の甲州アルプスに縦走。
午前6時30分過ぎに山梨県大月市大峠登山口を出発。

サクサクと山梨百名山である牛奥ノ雁ヶ腹摺山、小金沢山へ登頂。
紅葉は終わりかけているが、青空の下で笹の道を歩いて富士山を眺めるのはとても気持ちいい。


富士山、南アルプス八ヶ岳、奥秩父金峰山丹沢山奥多摩大岳、すべて眺めることができた。
まだ時間に余裕があるので、小金沢山から白谷ノ丸へ1時間ほど縦走。

白谷ノ丸から見る眺めはまさに絶景。
360度の大パノラマを満喫し、ここでランチを食べる。

 

ランチ後は登山口の大峠駐車場まで速攻1時間で下山。

大峠駐車場あたりは紅葉真っ盛りで🍁を堪能した。
久しぶりの山歩きで心身リフレッシュできて良かった。

 

同時に体調も戻り、手応えを掴みつつある良き一日だった。

 

歩行距離12km  歩行時間6時間

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#156 ②長男がプレゼントした伊豆紀行

2021年9月5日土曜日、6日日曜日

 

定年退職と還暦祝いを兼ねて長男が最高の温泉♨️ホテルを予約してくれました。

和室11畳、8.5畳、4.5畳の合計24畳の特別室、部屋付き露天風呂、まさかのたたみの露天風呂、豪華な贅沢三昧のご飯メニュー、かみさんも大満足の温泉♨️ホテルでした。

一生忘れられない伊豆紀行、温泉♨️旅行となりました。

 

長男よ ありがとうね😊😊😊

 

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どこまでもオール畳です。
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6階から夕陽を眺める。
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部屋付き露天風呂から夕陽が見れてラッキーでした。
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いい感じの部屋です。
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以下、晩御飯メニューです。

伊勢海老美味かったなぁ。

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鮑が踊っていました。
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きれいな刺身盛り。
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地元伊豆の豚肉はとろみがあり美味かった。
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煮付けの金目鯛は言う事ない。
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最後はプリンデザートでした。
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大衆露天風呂も畳で敷かれていました。
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露天風呂から見上げた青空は極楽。 

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以下朝食メニューです。

地元産のわかめ味噌汁はやさしい味でした。

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朝の部屋付きの露天風呂は目覚めがいい。
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翌朝も快晴で海がきれいでした。

海の向こうは清水市です。
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宿泊した部屋の見取り図です。

このホテルで一番広い部屋で感激しました。


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静岡県土肥市にある たたみの宿 湯の花亭でした。

 

また泊まりたい温泉♨️ホテルでした。

皆さんも是非宿泊してみてください。

 

オール畳ですべての空間に落ち着きがあり、畳の露天風呂から眺める海と、贅沢三昧のご飯メニューは最高です♪

 

 

 

#155 ①長男がプレゼントした伊豆紀行

2021年9月5日日曜日

 

さすがにダメでしょう!

降水確率が高い時期にわざわざ伊豆旅行する意味があるのか?

 

かみさんがどうしても、この日程以外は仕事が入っており、譲れないという。

伊豆に予約しているホテルをギリギリ待って無料キャンセルを止めることにした。

 

還暦と定年退職祝いで長男が、ホテル宿泊をかみさんと自分にプレゼントしてくれたのだ。

どうせ行くなら快晴の下で、伊豆をドライブしたいのは当然の気持ちである。

まぁ天気は諦めて、長男がプレゼントしてくれたホテルの温泉に浸かり、楽しもうと気持ちを切り替えた。

 

午前7時過ぎに自宅を出る。

圏央道あきる野インターから厚木インターへ走り、

東名高速で沼津インターに下りる。

 

車窓から見上げる空は、どんより雲に覆われている。

早くも雨が降る予感がして気持ちがダウン気味。

天気は覚悟していたので動揺はないが、長男が与えてくれた伊豆ドライブ、やっぱり晴れてほしい。

 

沼津市街を抜けて伊豆中央道に走り、県道に下りると「浄蓮の滝」の看板に目が止まる。

浄蓮の滝の所在地は伊豆市湯ヶ島にあり、狩野川の上流で天城山の麓にある。

 

浄蓮の滝の大駐車に車を停め、谷を下るような感じで10分歩くとドーンと姿を現した。

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落差25mの滝は迫力があり、さすがに滝百選のひとつだ。

 

沢沿いにわさび田があり、鮎釣りもできるようだ。

そういえば、ここの土産店はわさびアイスクリームが有名だと聞いている。

さすがに涼しいのでわさびアイス🍨は遠慮した。

 

浄蓮の滝から南へ走り、下田市白浜海岸に着く。

白浜海岸は新婚の時に観光した以来だなぁ。

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なんとなく雰囲気は覚えている。

南北約800mの白い砂浜は伊豆半島最大の砂浜だ。

多くのヨット、サーファーが潮風に揺れている。

 

天気は少しずつ晴れ☀️。

なんか期待できる晴れ☀️だゾ❗️

 

下田といえばペリーロードだ。

資料によると160年前に幕末、開国の舞台である下田に

ペリー艦隊が上陸し、部下約300人引き連れて了仙寺まで約400m行進したロードらしい。 

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日米下田条約を締結した了仙寺を目の前に当時の光景をイメージする。

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了仙寺の隣りの黒船ミュージアムに入館する。

当時の日米下田条約締結の背景、歴史展示を鑑賞。

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ペリーロードを歩きます。
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なまこ壁の家は明治時代の建物らしい。
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ペリー銅像。この地に上陸したようです。
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下田漁港は郷愁を感じますね。

 

鑑賞後にペリーロードを5分ほど歩くと下田漁港に立つペリー銅像に記念撮影パチリ。

 

次に爪木崎に向かう。

爪木崎は下田の須崎半島の先端にある。

 

逆方向に20分ほど走ると程なく爪木崎公園に着く。

駐車場から爪木崎灯台までは遊歩道が整備されており、潮風を受けながらの散策は気持ちいい。

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ここから爪木崎灯台まで遊歩道でテクテク歩きます。
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いい感じの小さな湾です。
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だんだん青空が❗️

 

白い砂浜、小さな湾、穏やかな海。

子供連れには最高の場所だ。

長男が幼い時に連れて行きたかったなぁ。

 

爪木崎は冬に約300万本の野水仙が咲き乱れるという。

たしか、何年前だか、JRのポスターで爪木崎の水仙が掲載されていたのを覚えている。

1月に水仙まつりがあり、伊豆の早春を感じることができることで有名らしい。

次は1月に来ようっと。

 

20分ほど歩くと爪木崎灯台に着く。

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爪木島です。
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青空が広がってテンション上がる⤴️

爪木島のダイナミックな波飛沫。

伊豆七島のひとつである利島が見えてきた。

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大きなハートの前にポーズを決めちゃいました。

 

次は伊豆半島最南端の石廊崎だ。

爪木崎から海沿いに走ると40分ほどで石廊崎大駐車に着く。

大駐車場から参道を5分歩くと、石廊崎のシンボルである石廊崎灯台に着き、灯台周辺から紺碧な大海原に感動。

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奇跡的に天気が回復し晴れ☀️バージョン!

長男が見守ってくれたとしかいいようがない。

 

灯台から更に先の道があるようだ。

行ってみよう。

石室神社(いろうじんじゃ)、熊野神社を過ぎると正真正銘の伊豆半島最南端の石廊崎だ。

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眩しいほど紺碧な太平洋を思う存分に堪能する。

東京、関東の天気は雨で、伊豆も予報では雨後曇りが見事に晴れ☀️❗️

 

かみさんの表情もすっかり明るくなり、笑顔が増えた。

 

石廊崎から海沿いに西伊豆へ1時間10分走る。

波勝崎、堂ヶ島を通過し、今日の宿泊先である西伊豆の土肥市にある「たたみの宿 湯の花亭」に16時30分過ぎに到着。

 

長男がプレゼントしてくれたホテルだ。

部屋付き露天風呂があるという。

胸が高鳴り、暖簾を潜ってフロントに向かう。

いったいどのような部屋、露天風呂なのか、晩飯も含めてワクワク楽しみだワイ。

 

今日の走行距離 270km 走行時間5時間30分

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#154 ⑧九州ドライブと山旅

2021年8月7日土曜日

愛媛 高知 徳島

 

長かった九州ドライブと山旅は今日で終わりだ。

8時30分に大分の佐賀関港から国道九四フェリー乗船し愛媛の三崎港に向かう。

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佐賀関出港 九州よさらば。また来ますね。

 

後方に祖母傾山群が雲に覆われていたが、海は青空に映えてきれいだ。

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昨日登った祖母山は雲に覆われていた。

 

左側に愛媛側の佐田岬の先端が見えた。

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佐田岬半島 懐かしい。

 

2年前のGWに佐田岬を目指して車を走らせた。

佐田岬駐車場に車を停めて、あと30分歩けば佐田岬に辿り着くところ、運悪く強風と大雨で遭い、断念したことを思い出した。

 

あの大雨は2日間降り続いたために、愛媛の宇和島方面、高知の足摺岬を回ることができず、四国一周できなかった唯一のドライブコースだった。

今日の天気予報は、愛媛、高知は☀️マークであり、どうやら2年前の雪辱を果たせそうだ。

 

肝心の台風9号は今日の午後に大分に上陸し、明日は四国に上陸との船内のテレビ放映されていた。

まるで自分の行き先を把握しているかのような台風の動きだ。

台風に捕まらないよう慎重に行動することにした。

 

予定通り三崎港に9時40分過ぎに着き、大洲、西伊予を抜けて宇和島に11時過ぎに着いて、いざ宇和島城へ。

 

資料によると宇和島城は、1601年築城の名手である藤堂高虎により築かれ、その後に伊達家9代の居城となっている。

現存12天守の一つで宇和島の象徴としている。

 

入場券を買って門を潜る。

苔の生えた石段を登りきると宇和島城がドーンと姿を現した。

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さほど見上げるほどの高さではない。

城内に入り、3階まで上がると城壁窓から宇和島湾が一望できた。

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さすがに軍事拠点を思わせる風景だった。

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城内にあった展示品。

 

山風景を眺めたら、とっさに宇和島みかん畑🍊に行きたいと思った。

宇和島城の受付の男性に訊ねたら、逆方向で40分かかるというので今後のドライブ予定を考え、取りやめることにした。

 

宇和島の足跡としてJR予讃線の終着駅である宇和島駅で記念撮影パチリ。

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次の行き先は四国最南端の足摺岬である。

海沿いの56号を潮風を受けながらのドライブは快適だ。

1時間ほど走ると道の駅「すくも」の看板に目が止まり、喉が渇いたのでドリンクでも買おうと立ち寄る。

すくもは宿毛と書くが、愛媛と高知の県境にある町である。

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道の駅「すくも」は風情がありました。

 

当駅で高知特産の郷土料理、土産が売っていた。

その中で風変わりな柑橘類に目が止まった。

試食するとこれが実に甘い。

冷やすと甘さが広がる味だ。

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晩柑と昼弁当。

 

見た目は、グレープフルーツ🥭に似ているが、皮がやや土色なので見栄えは良くないが味はいい。

売店のおばさんに訊くと「晩柑」といい、高知特産だと言っていた。

迷わず一袋3個入りを買ったらサービスに1個付けてくれた。

 

おばさん ありがとう😊

 

道の駅「すくも」を出て足摺岬に向かうと、もう一つの楽しみが用意されていた。

 

足摺地区にあるジョン万次郎資料館だ。

当然ながら立ち寄り、ジョン万次郎の生涯を再現したパネル資料にくぎ付けとなる。

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ジョン万次郎資料館の正面です。
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ジョン万次郎が書いたアルファベット文字は必見の価値あり。

 

ジョン万次郎の人生は、ここで説明する必要がないと思うほどあまりにも有名だ。

幼少時にジョン万次郎漂流記を読んで胸が高鳴ったものだ。

このような数奇な人生なんてあるのだろうか。

小説でもこのような筋書きは誰も思いつかない。

 

近くに車で5分ほどでジョン万次郎の生家があるというので立ち寄った。

ここは土佐清水市中浜。

そこは当時の生家を再現した、展示向けの家だった。

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展示向けの生家と家族写真

 

実際の生家があった場所は10m先にあり、民家の前に記念碑が立っていた。

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生家の記念碑。

 

なるほどこの場所から海岸まで歩いて5分足らずだ。

ジョン万次郎は猟師の息子としてこの中浜から出船して魚を追い求めていく光景が手に取るようにわかる。

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この漁港からアメリカの地を踏んだジョン万次郎。

 

そして14歳で遭難してアメリカ鯨船に救助され、アメリカの地で英語、航海術を習得後、日本に多大な影響を与えたことは周知の事実である。

 

目の前に広がっている、この海がジョン万次郎の数奇な人生を歩む海だと思ったら感慨深いものがあった。

 

余韻も覚めないまま、場所は足摺岬に立っていた。

どうしても行きたかった、四国最南端の岬だ。

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2年前は悪天候で断念しただけに、紺碧な海を思い残すことなく眺めて続けた。

断崖に当たる白い飛沫と紺碧な海とのマッチがいい。

足摺岬にジョン万次郎の銅像が立っていた。

立派な銅像だ。

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高知は偉人輩出の地でもあります。

 

NHK大河ドラマ放送運動の垂幕が掲げていた。

十分に放送できる資格はあると思うし、是非実現して欲しい。

 

次は坂本龍馬ゆかりの桂浜だ。

足摺岬から149kmを走り、2年ぶりに桂浜に立つ。

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桂浜の海は爽快なブルーでした。

龍馬は桂浜の海を眺めて何を思索したのだろうか。

 

あの時の桂浜は、曇り空で海の色が鉛色だったが、今日は快晴で海が眩しいほどブルー一色。

なにやら雪辱した気分だ。

 

高鳴る鼓動を抑えて足は坂本龍馬銅像へ進む。

2年ぶりの対面だった。

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気のせいかな、以前より迫力感が増している。

コロナ禍で沈みがちな日本、そして吾輩に喝を入れているのが如く。

自分は10分ほど銅像を眺め続けた。

なにか吹っ切れたような感じがした。

 

龍馬記念館に立ち寄り龍馬の生涯を堪能。2回目です。

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龍馬記念館前でパチリ。
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龍馬が見た可能性のある世界地図。

龍馬の血が騒ぐ光景が目に浮かぶ。

 

お腹が減った。

高知名物の鰹のタタキ定食を食べるために高知一の繁華街である、ひろめ市場に参戦。

ひろめ市場は50店舗超えの店が連なり、鰹のタタキ、餃子、惣菜、魚、肉など販売しており、昼間から酒を飲んで高知の名物料理を嗜むことができる。

高知県人のエネルギッシュが伝わる市場だ。

 

先のジョン万次郎資料館の受付の女性から、ひろめ市場の「明神丸」店の鰹のタタキ定食がピカイチ情報を入手していたのでその店に決めた。

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鰹は藁焼きです。
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明神丸は繁盛しています。

コロナ禍とは思えないほどかなりの人混み。

食券買っても行列状態なので人気のある店だとわかる。

 

テーブルを確保していざ実食。

やはり本場の鰹のたたきは違う。

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本場の鰹のタタキ定食は一味違います。

 

藁で焼いた鰹は、口に入れると吸い込まれていくようなとろける味だ。

7切れの鰹もあっという間になくなり、ご満悦だ。

 

次は徳島のどこかの道の駅で車中泊だ。

まだ13時過ぎであり、観光時間はあるのでとりあえず徳島の大歩危(おおぼけ)を目指す。

 

大歩危吉野川を流れる渓谷で、彫刻で彫られたような断崖が8km続き、舟下りの名所にもなっている。

資料によると大歩危の名前由来は、断崖を意味する古語「ほき(ほけ)」からの説と、大股で歩くと危ないから大歩危との2つの説があるようだ。

 

とにかく断崖の高さも手伝い迫力がある。

断崖を抜ける渓流は見事な景観だ。

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舟下りしたらカヌー気分で楽しいだろうな。

 

大歩危渓谷を楽しみ、次はつるぎ町の道の駅「貞光ゆうゆう館」だ。

今晩はここにするぞ。

 

15時過ぎに当駅に到着。

またお腹が空いたので2年前に食べたツルツル素麺を再び食べる。

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久しぶりの道の駅貞光ゆうゆう館です。
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半田素麺は最高です。

 

あの時と変わらぬ味だった。

つるぎ町は半田素麺が有名な町でツルツル感ともちもち感が半端なく美味い。

2年前にここで食べた縁で、半田素麺を年に2回ほど素麺工場から直送してもらっている。

そこらの素麺とは一味違い、とにかく美味いのだ。

 

そうこうしているうちに茨城在住の親友からのLINEが入ってきた。

例の台風9号が今晩四国上陸とのことで自分を心配していたようだ。

あらためてスマホで天気予報を確認する。

 

やばい❗️

 

今晩から大分から四国へ上陸する予報だった。

ここで車中泊する余裕はない❗️

 

逃げるように鳴門大橋を渡り、台風9号を振り払うように神戸、名古屋、御殿場、厚木を抜けだし、自宅に着いたのは8日日曜日午前5時30分だった。

 

結果論であるが、8月2日に開聞岳に登頂した翌日の3日に屋久島へ決行したら、7日に戻る予定の鹿児島、大分にいたことになっていた。

台風9号の影響で7日に大分で足止めを食ってフェリー欠航により帰京が大幅に遅れるところだった。

また、今日も明日に延ばして一日遅かったらフェリー欠航で帰京はアウトだった。

足止めを食って帰京できない様子をSNSで確認してそう実感した。

 

あの時に自分がとっさに判断したあの場面、状況をつい振り返る。

 

今は良かれども、一寸先は闇とはよく言ったもんだ。

 

人生の運、不運について考えた。

 

ジョン万次郎しかり、坂本龍馬しかり、そして今回の山旅ドライブに起きた出来事等様々なことを重ね合わせていろいろと考えさせられた旅だった。

 

本日の走行距離1,179km 走行時間17時間50分

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#153 ⑦九州ドライブと山旅

2021年8月6日金曜日

 

いよいよ九州百名山5座目は今日で終わりだ。

体調は万全の対策をしているので、すごぶるいい。

最後の登山となるので飛ばしていこうと考えた。

 

今日は百名山である標高1756m祖母山に登る。

資料によると祖母山は、大分県と宮崎県にまたがる祖母傾山群の主峰で神武天皇の祖母神、豊玉姫が祀られていると記述されていた。

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神原登山口前にある案内看板。

 

祖母山への登山ルートは大分県竹田市方面からの神原(かんばる)登山コースであり、山頂まで3時間30分を要する。

日本百名山」の著者である深田久弥が実際に神原登山コースを登ったようである。

 

本来は宮崎県側の北谷登山コースが人気があり、眺望も良く、山頂まで2時間30分で比較的登り易いコースなのだが、今年のGW過ぎから年内まで道路工事の理由で北谷登山口へ行けなくなってしまった。

 

この情報は事前にキャッチしていたので大分県側の神原登山口から登ることにした。

どんな理由であれ、道路情報は事前に綿密に確認してよかった。

 

行き違いの登山者は、事前に道路情報を確認しないで宮崎県側の北谷登山口へ目指したが、通行止めを食らい、1時間遠回りして大分県側の神原登山口から登山したといっていた。

かわいそうであるが、事前に確認情報を怠ったツケだ。

 

神原登山口駐車場で山支度する。

1台だけだが、下関ナンバーが駐車していた。

まだ睡眠中なのか、フロントガラスにカバーが覆っていた。

 

神原登山口を6時過ぎに出発。

神原川の渓流に沿って散策気分で登る。

見どころのある渓流、滝を眺めつつ登る。

2合目の滝(寝覚の滝)と御社の滝を越えて5合目小屋に30分程で着いた。

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渓流に沿って歩きます。
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御社の滝
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5合目小屋。

 

5合目小屋から祖母山山頂は深い森林帯を3時間で登ることになる。

つまり山頂までは稜線がないので展望がなく、延々と森林帯の中での急登の連続だ。

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祖母山の森林の緑は鮮やかできれいでした。

 

 

木々の間から空を見上げると、雲が流れ始めた。

台風9号が鹿児島に接近した影響なのか、大分まで台風の手が伸びてきた。

 

今日のやまとくらしの天気予報、略して、てんくら天気予報では風または雨が強い登山に適さない登山指数C

であることは事前にキャッチしていたので動揺はない。

どっちみち、山頂までは展望がない急登の登山コースなので粛々と登ろう。

 

吹っ切れた自分は一気に登山モード全開。

森林の根元を確認しつつ、1時間30分の急登を登り続け、国観峠に着く。

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国観峠からようやく祖母山が見えました。
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国観峠の登山道脇にある地蔵さんに一礼。

どうか安全無事故でありますように。

 

国観峠から見上げる祖母山は雲に覆われていた。

おそらく展望は期待しない方がいいだろうなぁ。

国観峠の登山道の脇にある地蔵さんに一礼して再び森林帯の急登を登る。

 

少し雨足が強くなったが、まだ日は明るいから大丈夫だ。

国観峠から祖母山山頂まで50分の標準タイムを30分で山頂に駆け上がった。

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祖母山山頂に8時30分に登頂。

山頂はガスでしたが、やり切った達成感が強い。

 

案の定、山頂からはガスによる視界ゼロだったが落胆はなかった。

むしろ九州百名山五座を登頂した達成感、満足感が高かった。

コースタイムも3時間30分を2時間30分に短縮し、足も完全復活したようだ。

 

いやー長かったなぁ。

 

開聞岳でよもやの体調不良で屋久島の宮之浦岳を断念し、韓国岳阿蘇山久住山の登山も危ぶまれ、一時帰京を考えたあの時を振り返るとよく身体が持ち堪えたと思う。

 

祖母山山頂でそんなことを思いに耽っていた。

 

その後は、安全無事故で神原登山口まで2時間下山して九州百名山の山旅はこれで終了となった。

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神原登山口駐車場です。

 

やれやれお疲れ様でした。

 

これで登山モードが解除されてからからは観光巡りの時間だ。

台風9号の動向を気にしつつ、車は竹田市街、九重連山を抜けて耶馬溪の一目八景(ひとめはっけい)に1時間30分程で着く。

 

ここで耶馬溪について簡単に紹介する。

資料によると、耶馬溪大分県が誇る景勝地で日本遺産に認定。

1000年以上前の古代の人が住みつき数々の神仏を残している。

火山活動の溶岩等で台地の侵食によりできた奇岩の連なる景観が絶景とされ、本耶馬溪、深耶馬溪、裏耶馬溪等のエリアがあり、広大な邪馬台国を形成していると記述がある。

 

一目八景は深耶馬溪エリアにあり、夫婦岩烏帽子岩等の奇岩が連なっていた。

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これが一目八景展望台です。

 

であるが、自分のイメージは圧倒される程の高さを誇る奇岩であっただけに期待外れだった。

山梨県の昇仙峡の方が迫力を感じる。

 

観光雑誌で取り沙汰された一目八景を楽しみにしていただけに、なんだかなぁって感じだ。

一目八景界隈の通りも平日もあってか、ガランとしていて寂しげな趣きだ。

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土日は賑わうだろうなぁ。

 

あまり長居せずに車を宇佐神宮へ走る。

宇佐神宮は全国の八幡宮の総本社であり、それなりにな賑わいがあると思ったが、ここもガラン状態。

地元の人からは土日はそれなりに賑わうが平日だからねという。

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宇佐神宮の参詣道

 

気温が33度超えでとても参詣する気にもなれず、参詣道で記念撮影して宇佐神宮を出て国東(くにさき)半島をぐるり一周する。

海は蒼い色で灼熱に照らされてキラキラ輝く。

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国東半島の海です。

 

道の駅くにみ、くにさきの2駅を通過し、別府、大分へ走る。

 

そういえば、阿蘇山登山時に知り合った、地元大分の青年から「まんとく」のとり天は美味しいから是非ご賞味あれといっていたことを思いだす。

とり天は大分のソウルフードで鶏肉に衣をつけて食べる揚げ物だと言っていた。

 

要は唐揚げであり、東京にも中津の唐揚げ専門店が進出して今や唐揚げ専門店が盛り上がっている昨今だ。

これは本物の唐揚げを食べるしかないぞ。

 

グーグルでググったら大分駅前の繁華街にあるのを見つけだが、どうやら駐車場がないらしい。

他の駐車場を当たったが空きなし。

ここであえなく、とり天を諦めた。

 

残念です。

 

灼熱と長距離ドライブで疲労が溜まり、時刻は19時を回った。

食べログで探す気力もなくなり、目についたスカイラークガストの文字に吸い込まれて入店。

ここでステーキを注文して食べ放題の野菜サラダ、カレーライス、素麺を食べる。

 

合間にスマホで台風情報をチェック。

ガーン❗️

明日夜に大分に台風上陸だって‼️

 

すぐさまフェリー予約に集中する。

なんとか明日の午前8時30分発で愛媛に渡れるチケットは確保できて安堵する。

明日午後は大分は☔️大雨だが、愛媛、高知は☀️のようだ。

久しぶりに(2年ぶり)あの人に会って喝を入れてもらおうぞ。

 

そう呟いた自分は道の駅「佐賀関」で21時過ぎに車中で、とり天を食べる夢を見て寝てしまった。

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今晩の車中泊は佐賀関です。

 

百名山93座 残り7座

 

本日の歩行距離7.6km 歩行時間4時間20分

本日の走行距離325km 走行時間7時間30分

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#152 ⑥九州ドライブと山旅

2021年8月5日木曜日

 

道の駅「阿蘇」5時過ぎに出て別府と阿蘇山を結ぶやまなみウェイを走る。

予定通り久住山の登山口である牧ノ戸峠駐車場に5時40分到着する。


今日は待ちに待った標高1791mの百名山である久住山に登る。

資料によると久重山は阿蘇くじゅう国立公園にある山群の総称でその主峰が久住山と記述されていた。

重と住の字を使い分けているが、どうやら山の名称は住のほうの久住山が正しいようだ。

九州随一の人気のある山として多くの登山者が賑わうとしている。

 

空を見上げると雲ひとつない青空が広がっている。

昨日とは異なり、絶景を堪能できそうだ。

 

5時50分に牧ノ戸峠登山口を出発する。

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牧ノ戸峠登山口と当駐車場。天気はよさそうだ。

 

コンクリートで固められた登山道を15分登ると久重連山を一望できる展望所に着く。

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展望所から見た久重連山です。

 

初めて見た久重連山に感動する。

清々しい朝を迎えて幸せだ。

 

展望所から沓掛山(くつかけやま)を超えると西千里浜まで気持ちの良い稜線が続く。

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阿蘇山です。
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最高峰の高岳をアップ。昨日登頂したんだよな。
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奥に久住山が見えます。
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西千里浜の稜線からの景色は最高。

 

 

青空と緑の山々が眩しい。

実に気持ちの良い稜線歩きに心も和む。

 

久住山避難小屋を通過すると右前方に久住山が徐々に姿が大きくなってきた。

分岐の久住分かれという場所からの山風景に心が奪われ、10分ほど眺め続ける。

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ここが分岐の久住分かれです。
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久住山まであと15分の登りだ。
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分岐の久住分かれからの久重連山の眺望です。

 

 

分岐の久住分かれから岩場が多くなる。

15分ほど岩場の急登を登りきると待望の久住山山頂に7時50分に登頂した。

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久住山山頂に登頂。

 

久住山山頂からの眺望は素晴らしく、九重山最高峰の中岳をはじめとする久重連山、昨日に登った阿蘇山、明日登る祖母山等360度の大パノラマが待っていた。

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竹田方面の祖母山。
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阿蘇山が小さく見えます。
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遠くに天草方面か。
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稲星山へ縦走します。
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阿蘇山をズーム。
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快晴の最高峰高岳にもう一度登りたいなぁ。
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熊本の産山村は意外と広大だ。
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最高峰の中岳。これから登ります。
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これが登山指数Aの大パノラマだ。
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絶景に感動する自分。
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明日登る祖母山です。

 

 

祖母山、阿蘇山の眼下に広がる雲海も気持ち良い。

熊本の産山村(うぶやまむら)、南阿蘇村、大分の別府、竹田の盆地が一望できた。

 

てんくらさん

これこそが登山指数Aの絶景だ😊

 

この絶景に見惚れてしまい、山頂で30分ほど見入ってしまった。

山頂で居合わせた登山者に記念撮影してもらう。

 

この登山者は65歳過ぎの地元大分の方で久住山には何度も登頂しているらしく、今日は絶景が期待できたので久しぶりに登山したとのこと。

山頂から見える山々をひとつひとつ名称を教えてくれた。

どうやらベテラン登山者のようだ。

 

東京から来たことを伝えると、東京だと北アルプス南アルプス八ヶ岳等山に登る環境はいいですね。

自分は山梨の奥秩父にある金峰山(きんぷさん)が良い思い出がある旨のことを言っていた。

東京がコロナ感染拡大になっていることを気にしており、友人に会えないのが残念だという。

東京で働いた時期を懐かしく感じているようだった。

それではお気をつけてとその方は山頂を後にした。

 

久住山から稲星山、中岳、御池を心ゆくまで絶景を堪能する。

これ以上の言葉は表現できないので写真をご覧ください。

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稲星山への登りは風が流れて気持ち良い。
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稲星山からの眺望も良かった。
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これから中岳に登ります。
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最高峰の中岳山頂に登頂。
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中岳山頂からの眺望も抜群。御池まで下ります。
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天狗ヶ城から御池に下ります。
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御池の水は透き通っていた。

 

久住分かれに戻り、沓掛山、展望所を経て牧ノ戸峠登山口に12時過ぎに戻った。

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牧ノ戸峠登山口まで1時間ほど歩きます。
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やまゆりと三俣山
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牧ノ戸峠の売店です。

 

山頂から見た産山村に行きたくなった。

そこは草原の駅、うぶやま牧場があるらしく、ソフトクリームが美味しいらしい。

阿蘇山に向かってやまなみウェイを下り、40号を走ると30分でうぶやま牧場に着く。

ここは阿蘇山久住山、祖母山を一望できる高原パラダイスだった。

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うぶやま牧場は眺望抜群のロケーション。
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風力発電も絵になります。

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うぶやま牧場のソフトクリームはピカイチ。
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芝生で仰向けになりました。
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明日登る祖母山が見えて燃えてきました。

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先ほど登った久重連山を眺める。

 

牧場店内に土産がズラリ並んでいた。

目についたのは、送り料金は無料と記載された当牧場のギフト用のパンフレットだった。

 

アイスの場合、冷蔵品なのでクール便となり割高になる。

本来は1300円の送り料金が発生するのだが、熊本県が負担すると20歳代の女性店員がいう。

ただし8月の限定期間だけであるが、送り料金無料にすることでギフト売上をあげて地域の活性化に寄与すると女性店員さんがいっていた。

 

ならばアイスとスイーツの贅沢セットを購入し、送り状に自宅宛に記入して渡す。

いやー、送り料金が無料だと助かるよというと、女性店員さんがこちらも助かりますと素敵な笑顔が返ってきた。

 

アイスが届くのは3日後だという。

かみさんと娘の喜ぶ光景が目に浮かぶ。

 

うぶやま牧場からエルパティオ牧場を経て道の駅「阿蘇」に16時過ぎに着く。

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エルパティオ牧場からの阿蘇山は国旗が翻って様になっていた。

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道の駅「阿蘇」は地元の新鮮な野菜が盛りだくさん。

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今晩は贅沢にミックスグリル。

 

いつものように夢の湯で2時間温泉に浸かり、18時にスタミナ摂取して20時過ぎに車中で眠りに入りかかる。

 

明日は最終登山となる祖母山だ。

祖母山登頂すれば後はゆっくり観光巡りしよう。

ののほんとした気分を一変させるニュースが流れる。

 

ラジオで台風9号と10号が同時発生。

どうやら台風9号は沖縄に接近しつつあり、勢い増して北九州方面へ7日に上陸するらしい。

 

おいおい状況が一変するじゃないか。

えーと、明日は6日だから明後日に台風上陸か!

ということは、明後日早朝に大分を脱出してフェリーで愛媛に渡らなきゃならんのか。

フェリー欠航だと足止めになり、帰京が遅くなる。

ちと面倒になるぞ。

それとも前倒しで明日夜にフェリーで帰るか。

 

さぁどうする。

しばし腕組んでそのまま爆睡した。

 

百名山92座 残り8座

本日の歩行距離11km  歩行時間5時間

走行距離80km  走行時間 1時間40分

 

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#151 ⑤九州ドライブと山旅

2021年8月4日水曜日

 

今日は百名山である標高1592m阿蘇山の主峰である高岳に登る。

資料によると、阿蘇山は主峰高岳を中心に中岳、根子岳阿蘇5岳と呼ばれ、中央火口丘を持つ活火山であり、世界最大級のカルデラと記述されていた。

 

道の駅「阿蘇」を5時30分過ぎに車を20分ほど登ると、阿蘇山の玄関である山頂ターミナルに着く。

車を走らせた時は、ピンク色の空が染まっており、好天を期待した。

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しかし山頂ターミナルから見上げる阿蘇山は、雲が徐々に覆われ、少し不安が増した。

 

てんきとくらし天気予報、略して、てんくら予報は晴れ☀️マークであり、登山指数A判定なのでそのうち晴れるだろう。

ちなみに登山指数は以下のようになっている。

 

登山指数A  登山に適している

登山指数B 風または雨が強くやや登山に適していない

登山指数C 風または雨が強く登山に適していない

 

高岳山頂は2時間ほどなので、その間にガスが晴れると予想した。

山頂ターミナル駐車場で車を停めて登山準備をしていたところ、隣に大分ナンバーの駐車した方から天気は大丈夫だろうかと声をかけられた。

てんくら情報は登山指数Aであり、晴れ☀️マークだから心配無用ですよと答えるとホッとした表情をされていた。

一緒に登らないかと誘われたが、事情を説明し丁重にお断りした。

 

すみません。

 

6時前に山頂ターミナルを出て砂千里登山口からちょっとした砂丘歩きとなるが、風が強く吹いて逆風となり、視界ゼロのガス状態に陥ってしまった。

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阿蘇山は雲の中です。これから雲の中に入ります。
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砂丘を木道で渡る。
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すでにガスで何も見えません。

 

登山ルートから外れないように道標のペンキマークをしっかり追い求める。

強風は歩みを止めるが如く容赦なく自分を吹き飛ばすように荒らす。

強風に対峙した自分はなんとか耐えて火山弾の多い急斜面に差しかかった。

この急斜面は強風避けにもなり、落ち着くことができた。

1時間10分の急斜面を登りきると南岳に登頂。

南岳から中岳、高岳への稜線は360度の大パノラマが眺望できた、という記事で書きたいのだが、まるっきりだめ。

 

風が強く、霧雨が横にかなぐり降り、視界ゼロのガスの中を淡々と進むだけ。

こんな感じで眺望なんだろうなぁとイメージして稜線を歩く。

7時50分に中岳に登頂し、阿蘇山主峰である高岳に8時24分に難なく登頂。

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ついに阿蘇山の最高峰の高岳に登頂。

 

高岳山頂に立つ道標をバックに、強風の中での自撮りは至難の技であったが、なんとか記念撮影シャッターできたようだ。

 

うーん🧐

なんにも見えないなぁ。

てんくら予報は登山指数Aで登山日和情報であるが、

これは登山指数Cの登山に適しないではないか。

 

あらためてその場でスマホでてんくら予報を確認する。

相変わらず登山指数Aの晴れ☀️マークのままだ。

 

てんくらさん、予報はずれてるよ!

リアルに修正してくださいな!

 

下界は晴れているが、山頂は雲に覆われている状態だ。

開聞岳のように1時間待ったが風がおさまる気配がなく、眺望はあきらめることにした。

 

ちょっと残念です。

 

振り返ると2日前は、自分の体調次第では阿蘇山を諦めかけていた。

そして高岳付近は火山ガスが強く、時期によっては登山規制がある。

 

ちなみに昨年は高岳は登山規制だった。

今回は良いタイミングで規制解除となり、運良く登頂できた。

そういった意味では、感謝しなくてはと謙虚の気持ちになった。

 

てなわけで、プラス思考に切り替えて足早に下山することにした。

下山途中からいくらか風が弱まり、登山時に見えなかった景色が見えるようになり、少し救われた思いだった。

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火山弾の急斜面を急降下します。
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下山するにつれて雲が下がります。
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この辺になると前方の山並みがよく見える。
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大きく切り裂いた岩場
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体調も良くスイスイ歩きます。
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ここが砂千里ヶ浜です。
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振り返ると阿蘇山高岳はまだ雲の中に隠れています。

ついさっきまで、あの雲の中にいたんだよな。


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いい感じで青空が見えました。
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山頂バスターミナルに戻ると、何事もなかったように快晴なんだな、これが。。

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山の天気はわからないなぁとあらためて実感した。

 

まぁこんな日もあるさ。

 

13時過ぎに道の駅「阿蘇」に戻る。

目の前に阿蘇坊中夢の湯でゆっくり体をケアする。

ここの湯は自分の体との相性がいい。

内風呂、露天風呂、水風呂を使い分けて3時間入浴。

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道の駅「阿蘇」で昼飯としてトマトと稲荷寿司を買う。休憩室で食べた後は大の字になってまったり。

この稲荷寿司がわさび風味があり美味でした。
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夢の湯でまったり。極楽。

入浴料は400円でありがたい。

この温泉は3日間お世話になりました。

 

3時間入浴すると疲れが取れる。

明日は大分の久住山、明後日は祖母山だ。

当駐車場から40分で久住山、1時間10分で祖母山に行ける距離なので道の駅「阿蘇」を拠点とした。

要はここで3泊4日するのである。

 

目的は過度の遠距離ドライブは疲労を増し、登山に影響を与えるので極力遠距離ドライブを避ける。

特に登山期間中の観光巡りは、ドライブ疲れと暑さによる体力低下に繋がるので極力避ける。

これは開聞岳登山の教訓を生かした。

登山期間が終わればゆっくり観光巡りすることにした。

 

次に温泉入浴だ。

ハードな山登りの身体の疲れを取るために最低2時間の温泉入浴が必要であり、できれば車中泊先に近いところがふさわしい。

夢の湯温泉は目の前にあるので適している。

 

最後は食事だ。

北海道をはじめ、従来の夕食は節約志向からコンビニ弁当ですましたが、今回の登山期間中に関してはコンビニ弁当を止める。

できればファミリーレストラン系の野菜、ライス食べ放題でしっかり体力をつけることが肝要であり、これも車中泊先から近いことが条件である。

地元の飲食店だと、探す手間と走り回る疲労が増すので登山期間中は避けた。

登山解放になればいつものように口コミの飲食店を探し求めて食することにした。

 

上述の3条件が満たされたのが、道の駅「阿蘇」だった。

補足であるが、道の駅「阿蘇」周辺はガソリンスタンド、コンビニ、病院もあり、インフラも問題ない。

 

今日の阿蘇山登山が順調だったのは上述項目を実施したからだ。

 

ちなみに前日は夢の湯で2時間まったり後、ジョイフルで肉野菜ライスをたっぷり食べてスタミナをつけ、そのまま車のスライド式ドアを4分1程度開けて風を入れて気持ちよくゴロンして爆睡。

こんな感じでいくと体の調子がいいのは当然であり、暑さ対策にもなっていた。

開聞岳登山の教訓を積極的に生かして、攻めの登山に転ずる。

 

明日は大分の久住山だ。

久住山の眺望は素晴らしいと、どの山友さんが口を揃えていう。

好天に合わせて久住山に登るように日程調整のアドバイスをもらっている。

 

肝心の天気予報はどうなのか。

スマホでいつものように、てんくら予報を見る。

登山指数A  晴れ☀️マークときた。

今日の阿蘇山は期待を裏切られたので半信半疑だが、ここは良い方向に信じよう!

 

頼むよ!てんくらさん!

 

百名山91座 残り9座

本日の歩行距離9.1km  歩行時間4時間19分

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#150 ④九州ドライブと山旅

2021年8月3日火曜日

 

午前5時30分に起床。

ここは指宿市内の鹿児島湾に面した道の駅「喜入」。

 

開聞山麓自然公園で寝付かれなかったことを反省し、

愛車のスライド式ドアを4分1程度開けたので潮風が車内に流れ込んだ。

冷風が車内の暑さを緩和させて心地よく、ぐっすりと寝れた。

前日の睡眠時間ゼロ反動で今回は気持ち良く爆睡できた。

おかげで頭の中がスッキリして冴えている。

 

近くのローソンで朝飯用のおにぎりと目覚め用のコーヒーを買い、午前5時45分過ぎに出発する。

 

後ろめたいが、さて東京に帰ろう。

 

鹿児島湾に沿って国道226号を走る。

鹿児島市街に入ると霧島山40kmの標識に目が止まり、心が揺れる。

霧島山を行きそこなったら、後々面倒になる。

屋久島からも大分からも遠距離ドライブとなり、取りこぼす可能性が大きい。

 

では肝心の体調はどうなのか。

昨日より些か良くなっているが、山登りできるかどうかは別問題である。

実際に山登りできるかは、現地に足を踏み出さないとわからない。

 

ここまで来たらぶっつけ本番だ。

とにかくマイペースで登るか。

たとえ標準タイムより2倍かかったとしても別に何も失うものはない。(そんなことはないと思うが)

ダメだったら無理せずに引き返せばいいだろう。

 

心境が変化した自分は、とっさにハンドルを大きく左に切った。

 

鹿児島インターから指宿スカラインに入り、鹿児島空港を抜けて横川インターに下り霧島温泉郷を抜ける。

午前7時過ぎに霧島山の登山口である、えびのエコーミュージアムに着いた。

 

今日は百名山である標高1700mの霧島山の主峰である韓国岳(からくにだけ)に登る。

 

ここで簡単に霧島山を紹介する。

霧島山は、宮崎と鹿児島の県境に位置し、火山群の総称といわれている。

資料によると20あまりの火山があり、また、火口湖も多く火山の博物館と記されている。

そのため噴火活動を続ける新燃岳への縦走は登山禁止としている。

 

午前7時35分登山口を出発。

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天気はご覧の通り快晴です。

いよいよ韓国岳に登ります。

韓国岳はこの山の奥にあるので見えません。

 

今日も快晴だが、熱中症が心配だ。

1合目から森林の中を登る。

肝心の一歩を踏み出し、体調を確認する。

 

うーん🧐

開聞岳登山のような体の重さ、脱力感等は無さそうだ。

おそるおそる一歩づつ登り続ける。

感覚的ではあるが、いつものフットワーク感が戻りつつある。

 

ここは決して飛ばさないことだ。

病み上がりの体だけにスタミナ切れを恐れていた。

まずはゆっくりマイペースで森林の中の急斜面を登ることだ。

 

4合目までは森林のおかげで強い日差しを避けることができ、体の負担を軽減できた。

4合目を過ぎると視界が開くようになり、火山活動中の硫黄岳が見えてきた。

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火山活動中の硫黄岳

 

有毒ガス噴出を目の当たりにすると立ちすくむ。

5合目から円錐の形をした韓国岳山頂が徐々に近づいてきた。

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山頂までもう少し。頑張っ!

 

体調は良さそうだ。

フットワークも少しづつ軽快になりつつある。

苦戦することなく山頂まで登れそうだ。

 

イケル❗️

 

気持ちの分だけギアを上げる。

8合目あたりでコバルトブルーの大浪池が見えてハイテンション❗️

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大浪池は周囲1.9km 水深11.6mの火口湖です。

 

溶岩の固まりを踏み外しないよう、確実に登りきると待望の韓国岳山頂に9時到着。

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噴煙上がる新燃岳と後は高千穂峰
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鹿児島方面への霧島山連峰。
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熊本方面への眺望。
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コバルトブルーの大浪池は癒されるなぁ。

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復調に喜ぶ自分です。
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切れ落ちが大きい稜線。
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韓国岳山頂は溶岩の固まりでした。

 

山頂からは噴火する新燃岳、外輪山等霧島山連峰をはじめ、360度の大パノラマを眺望することができた。

なんとか登山できる体力が戻って安堵する。

 

だが油断は禁物だ。

いつ変調するかわからない自分の体を過信しないことだ。

常にケアすることを意識した。

 

なぜ開聞岳登山時に体調不良が起きたのか、原因が少しずつわかってきた。

その原因がわかれば、対策を講じれば良い。

対策のイメージはできていた。

 

屋久島を断念して九州5座制覇に切り替えたのだ。

ここで帰京するわけにはいかないぞ。

あと残り阿蘇山久住山、祖母山の3座だ。

やってやろうじゃないか。

 

イケル❗️

 

体力回復した自分は、少しずつ自信を取り戻した。

えびのエコーミュージアム登山口に10時35分下山。

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えびのエコーミュージアム駐車場です。

 

次の目的地は熊本の阿蘇山だ。

 

ここから4時間超えの長距離ドライブだ。

えびの市から国道221号を走り熊本の人吉市を抜けて445号に入って益城町阿蘇くまもと空港を経て325号を走り南阿蘇村に入る。

阿蘇パノラマラインを走ると、開放感たっぷりの牧場と、なだらかな緑の草原一帯が広がっていた。

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阿蘇山です。
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まるで緑の絨毯です。

 

途中の草千里ヶ浜はどうしても行きたかったところだ。

青空に映える草原と湖が見事なコントラストだった。

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牧歌的な風景だぁ。

 

そして何百台もの駐車可能な草千里ヶ浜大駐車場へ立ち寄る。

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ここは10年に1回、全国のライダーが集う場所で有名である。

1979年から始まり、前回は2019年8月23日に全国のライダー達が当駐車場に集合する光景をNHKで放映された。

ライダー達が抱える様々な目標、葛藤、壁等を乗り越え、当駐車場が満車状態になって一堂に会する。

10年ぶりの再会に喜ぶ者、壁を乗り越えて達成できた者、そんな彼等の表情に胸を打った。

 

それが今、立っているこの場所なんだと思うと感慨深い。

次は2029年の夏だな。

あと8年か。

長いような短いような。

次回は自分も参加しよう。

 

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明日登る阿蘇山への登山ルートです。
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ラピュタの道は、熊本大地震で車道が崩落し、道路工事中で通行止めでした(泣)

 

草千里ヶ浜を満喫した自分は、阿蘇駅に立っていた。

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阿蘇駅前のロータリーと駅構内。

駅界隈はコンビニ、ガソリンスタンド、ファミリーレストラン等インフラが充実していた。

 

すっかり様変わりし立派な駅になっていた。

38年前は記憶が少し薄れがちだが、古びた木造駅舎だったと記憶している。

 

あの時はたしか、阿蘇ユースホステルで宿泊し、宿泊者は自分と北海道から来た、同い年の学生さんと2人だけだった。

その学生さんは、北海道大学の学生さんで都銀に就職が決まり、最後の冬休みを利用して九州旅行を一度だけしたかった旨をいっていたことを朧げながら覚えている。

オーナーも優しい方でウイスキー🥃を頂き、夜遅くまで飲みあかし、語り合ったことを懐かしく感じる。

 

その翌日は阿蘇ユースホステルから周遊し、とあるバス停で阿蘇駅まで帰る時間が1時間以上待つことになってしまった。

吹き荒ぶ寒風の中、一人佇む姿を見かねて手招きする、その方の家に上がってご馳走になった。

たしかその方のご自宅は、当バス停に近い商店だったような。

 

ご夫妻に囲まれて炬燵に入り、熱々の豚汁を食べたあの味は今でも忘れない。

 

あの商店はどうなっているのだろうか。

お世話になったご夫妻は今も健在だろうか。

 

手がかりがないまま、記憶だけが遠く通り過ぎ去る。。

 

そんなこともあり、今日の車中泊阿蘇駅前にある道の駅「阿蘇」に決めた。

 

百名山90座 残り10座

歩行距離数5km 歩行時間3時間

本日の走行距離238km 走行時間4時間

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#149 ③九州ドライブと山旅

2021年8月2日月曜日

 

午前3時車中より起床。

車から外に出て夜空を見上げると星⭐️がキラッキラ。

好天を約束する夜空だ。

 

手際良く身支度をすませて、ヘッドランプを装着して午前3時30分過ぎに開聞岳山麓自然公園を後に出発する。

今日は標高924mの百名山である開聞岳に登る。

薩摩半島の南端にあり、均整な姿から「薩摩富士」ともいわれる。

山頂から遮るもののない独立峰である。

 

開聞岳の眺望は、東シナ海が広がる絶景だと事前に山友さんから情報を得ており、この日を楽しみに準備を進めた。

 

あとは好天を祈るばかりである。

午前3時30分過ぎに出発した理由は、山頂からの御来光が5時30分過ぎに拝めるからだ。

標準時間は登り3時間であり、自分のフットワークからすると、2時間で登頂できると過信した。

なので御来光に間に合うとたかをくくっていた。

この過信は木っ端微塵に砕かれることになるとは想像に難くない。

 

開聞岳の登りは海抜0メートルからスタートし、ほぼ直登で7合目から山頂まではエグるように巻きながら登る一歩道のなかなかのハードコースだと山友さんはいっていた。

 

まぁマイペースで登ればなんともないだろうと自惚れていた。

ところが、出だしから一向に調子が上がらないのである。

体が重く足が鉛のように引きずる感じだ。

原因は明らかに睡眠不足だった。

 

昨夜は20時過ぎに早く就寝したものの、熱帯夜にうなされて額に汗💦が噴出。

開聞岳の御来光にエキサイティングして体が火照ってしまって就寝できず、ほぼ睡眠時間はゼロだった。

 

睡眠不足は体に悪影響を与え、かつ発熱状態だ。

それでも御来光を見たさにハードな直登ルートに耐える。

だが3合目過ぎてから雲行きがおかしくなり、雨☔️が降り始め、一気にトーンダウン。

 

着たくないけど仕方なくレインウェアを着る。

4時30分過ぎに3合目を通過。

暗闇の樹林帯の中を粛々と急登を登る。

5合目あたりで周囲が明るくなり、ヘッドランプを取り外す。

本来ならば5合目は、森林樹帯から抜け出して錦江湾に浮かぶ桜島大隅半島、池田湖等が眺望できるシーンであるが、すでにガスに覆われて真っ白だった。

 

体は依然として鉛のごとく重く、ペースが上がらず、おまけにやや発熱状態だ。

標準時間より40分遅れて5時40分を回っており、時間的にも展望的にも山頂からの御来光は絶望的だ。

 

展望がない真っ白なガスの中を、山腹の東面から南東面を巻くように登ると7合目の道標が立つ。

すでに息が上がり、ここで15分ほど休憩する。

 

あぁなんにも見えないなぁ。

それにしても体調は最悪だ。

脱力感が半端ない。

こんな体調で何時に山頂に着くのか。

 

九合目を過ぎると、岩場が多くなる急斜面をしのぎ、ハシゴを登って木や岩をつかまって急登を登りきると、午前7時過ぎに待望の開聞岳山頂に着いた。

 

案の上、ガスで展望ゼロ。

周囲を見渡すと、どうやら山頂1番乗りのようだ。

 

おいおいおい、なにも見えないで真っ白な世界で登頂記念撮影かよ。。

 

空を見上げると、風が東から西へ強く流れており、

太陽も見え隠れしている。

この天候状況を見て1時間後に晴れて絶景が見えると推察した。

 

山頂でなにもすることがないので、朝飯分のおにぎりを2個食べてゴロンする。

7時30分過ぎに40歳代後半の夫妻が、身軽なトレーニングウェアをまとって山頂に着いた。

その靴音に促され、目が覚める。

 

この夫妻は、静岡在住の方で電車で静岡から神戸に乗り、神戸からレンタカーを借りて香川、愛媛を走り、三崎港からフェリーに乗船して大分の佐賀関港に着く。

そして百名山である、祖母山、久住山阿蘇山霧島山を登り、開聞岳に辿り着いたんだって。

 

夫妻によると、霧島山は、雨☂️にたたれたが、祖母山、九住山、阿蘇山は快晴に恵まれて絶景を楽しんだというお二人方の笑みと、目がキラッキラ輝いていたのが何よりも物語っている。

 

自分も逆方向だが、これから霧島山阿蘇山久住山、祖母山に登るのだが、天候に恵まれたとは羨ましい限りだ。

さらに夫妻は、これから先は開聞岳から鹿児島駅でレンタカーを乗り捨てて、屋久島まで乗船して百名山である宮之浦岳登るという。

 

俺と全く同じコースじゃないか。。

夫妻と会話が弾んだところで、7時45分過ぎに東京からソロで来た、50歳のナイスガイが山頂に到着した。

 

このナイスガイは、Mさんという。

Mさんは、羽田空港から鹿児島空港に飛んで船で屋久島に渡った。

コロナ禍で飲食店を休業し、国から支給されたお金で

開聞岳に来たという。

昨日までは2泊3日で宮之浦岳をはじめ、屋久島の主要な山をことごとく制覇したとのこと。

朝陽を浴びる宮之浦岳に感動して涙を流したという熱血漢だ。

 

ハートが純粋な方なんだろうなぁ。

 

この方も快晴に恵まれ、屋久島の絶景を堪能した模様。 羨ましい限りだ。

 

晴れ男、晴れ女がこの山頂に集い、役者が揃った。

すると予想通り、1時間経過後の8時すぎに風向きが変わった。

気温が上昇し、流れるガスが途切れ途切れになり、ついにスパーンとガスが切れて視界が開いたのだ。

 

ついに眼下に広がる東シナ海桜島大隅半島、池田湖、霧島山等、今まで眺望できなかった絶景の全容が姿を現した。

山頂に居合せた、静岡在住の夫妻、ナイスガイのMさんのボルテージが上がり、大興奮❗️

この絶景をバックに一人づつ代わって忙しくシャッターを切った。

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ついにガスが消えて絶景!

この絶景を見たかったんや!

静岡在住の奥さんが、喜ぶ自分の背中姿を10枚ほど撮ってくれました。

ありがとう!
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池田湖と桜島が見えます。
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東シナ海長崎鼻大隅半島
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この角度は函館山から見る光景となんとなく同じだなぁ。
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Mさんが屋久島が見えると興奮気味。

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また来るぜよ。

 

興奮も覚めて、少しずつ時間が流れた。

しばらく間を置いて自分から切り出した。

 

実は明日鹿児島から屋久島に行くフェリー乗船予約済みであり、宮之浦岳に登山予定であるが、体調不良で屋久島行きを断念する旨を伝えた。

 

すると静岡在住の夫妻が顔色を変えてこう言った。

 

何故行かないのか!

一緒に行こうよ!

鹿児島まで来たんじゃないの!

 

ナイスガイのMさんは、怒り顔でこう言う。

 

雨☂️が多い屋久島は明日から4日間は快晴で絶好の登山日和だ!

絶対に行くべきだ!

宮之浦岳に登るべきだ!

 

朝陽を浴びた宮之浦岳に涙を流して感動したMさんだけに説得力があった。

 

自分は彼らの言葉に勇気をもらい、全身にみなぎるパワーが湯気立つように奮い立った。

 

よし!体調次第だが、行くことにしよう!

 

そう言って山頂で皆に別れを告げて下山した。

 

下山ルートは登りルートと同じ一本道だ。

だが、鹿児島の太陽はパンチ炸裂の如く蒸し暑い。

灼熱化された鹿児島の太陽は容赦なく照り続ける。

結局、体調は戻らず、トボトボ状態でいつもより、スピードがまるでなく、足を引きずるように歩く。

 

灼熱にやられた。

 

ようやく登山口である開聞岳山麓自然公園に12時過ぎに到着。

たまらず自動販売機に向かい、冷たいコカコーラを飲み干す。

いくらか息を吹き返すが疲れがひどい。

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灼熱の中、ようやく登山口に辿り着く。

それにしても暑かったな。

 

疲れを癒すために指宿の有名な砂蒸し温泉でじっくり休もう。

砂蒸し温泉までのドライブ途中にいくつかの観光メッカに立ち寄る。

山登りから解放された、旅の醍醐味でもある。

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ひまわり🌻と開聞岳のコラボ最高でした。
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JR日本最南端の駅は西大山駅です。

はるか遠くに来たもんだ。。
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黄色い郵便ポストって珍しいなぁ。

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開聞岳薩摩半島の最南端にあります。
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椰子の木を見るとまさに南国に来たって感じ。

指宿にて。

 

 

テレビで有名になり、人気の温泉になった指宿市の山川にある砂蒸し温泉「砂湯里」と「たまて箱温泉」の温泉セットに入浴。

目の前の海を眺めながら砂蒸しは極楽だ。

「たまて箱温泉」は大海原に浮かぶ開聞岳を眺めながら温泉に浸るのは贅沢だ。

露天風呂はプールのように広い。

カンカン照り続く日差しは水風呂で暑さをしのぐ。

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砂蒸し温泉「砂湯里」です。

ここの砂蒸しは熱いけど🥵気持ちよかった。

偶然にも当温泉のフロントで、風呂上がりのMさんに再会し、思わず握手を交わす。

MさんのYAMAPのペンネームや当ブログの紹介等情報交換した。

東京でMさんの経営する飲食店で再会できたら凄いなぁ。


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砂蒸しに入りながら海を眺めるって最高。
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開聞岳は均整な姿をしているなぁ。

ついさっき、登ってきたんだよなぁ。

 

交互に入りつつ、少しずつ体調は戻りつつあるが、この体調で灼熱の屋久島、登り片道8時間を要するハードな宮之浦岳に登れるとは考えがたい。

先月の中央アルプス空木岳登山時で味わった、あの体調不良で大苦戦したことを思い出す。

 

「たまて箱」温泉を後にして鹿児島市内方面へ車を走らす。

 

だめだ。

脱力感がひどい。

体調は最悪だ。

屋久島どころではない。

 

下手したらこのあと計画している霧島山阿蘇山久住山、祖母山は、登山不可能な最悪な体調になりつつあるかも。。

登山地図を眺めては、1時間30分の山登りが3時間要するように感じられる。。

 

中央アルプスと同じ疲労感と脱力感に襲われていた。

もう無理だ。

 

屋久島フェリーのキャンセル期限は今日の17時までだ。

ギリギリに粘ったが、灼熱と8時間の急登に耐える体力は残されていなかった。

たまらず、16時50分に屋久島フェリーに電話し理由を伝えて無料キャンセル。

 

開聞岳山頂で会った彼らに裏切る思いがして胸が痛くなった。

すっかり気落ちした自分はかみさんに電話を入れる。

 

明らかに体調がオカシイ。

かかりつけの病院で精密検査を受ける。

なのでこのまま帰ると伝えた。

 

かみさんは非常に驚いていた。

過去に北海道、四国、東北、信州、北陸等のドライブひとり旅武勇伝は、途中で撤退することはなかったのだから。

 

そしてかみさん一言。

もう還暦なんだし、身体がガタついているかもしれないし、特に脳の精密検査を受けたほうがいいと。

 

内臓、足ではなく、脳か。。

目の前が真っ暗になった。

これから往路と同じ1400kmを走って家路を急ぐのかと思うとドドーンと疲れが出た。

かといって帰る途中に宮崎、熊本、大分の観光地に立ち寄る気持ちにもなれなかった。

山登りできなければ観光する気持ちにもなれない。

とにかく東京へ一直線に帰ろうという気持ちが強く、ほぼ固めつつあった。

 

やたら野菜をたくさん食べたくなった。

鹿児島名物の黒豚、ラーメン等どうでもよかった。

鹿児島市内にあるガストで野菜サラダ食べ放題のハンバーグを食す。

体調不良による食欲はないものの、なんとか野菜サラダは4皿、カレーライス、ハンバーグを食べて明日のエネルギー補強はしたつもりだ。

 

海沿いに指宿方面に戻るような感じで30分ほど走らせ、20時過ぎに道の駅「喜入」に着いた。

今晩の車中泊の場所だ。

 

ほんとに明日東京へ帰るのか。

俺は一体何しに九州に来たのか。

何のための準備だったのか。

 

そんな自問自答を繰り返し、不甲斐ない自分を責め、

そのまま横になった。

 

百名山89座 残り11座

開聞岳の歩行距離7.2km  歩行時間7時間40分