2023年7月15日土曜日
5時過ぎに目覚めて朝風呂に浸かる。
民宿ごほうでんの風呂は温泉ではないが、北アルプスの恵みの水なので心地よい。
風呂の窓から北アルプスが見れてラッキーだ。
昨日の同じ曇り空で軽く早朝散策。
お気に入りのスポット風景である田んぼから見る北アルプスをしばし眺める。
ふと記念碑に目をやると、ここは2011年4月から同年10月までNHKで放映された「連続テレビ小説」の『おひさま』の撮影現場のひとつだったようである。
自分はおひさまのストーリーは知らないが、ネットで検索すると主人公のおひさまである陽子が教師を目指して実現したものの、大平洋戦争に翻弄されて蕎麦屋を経営を経験等波瀾万丈の人生を過ごしたらしい。
陽子の辿った人生に関心があるので本を手繰り寄せよう。
朝食バイキングを食べながら今日のスケジュールを練る。
安曇野、松本は☔️のち曇りなので上高地を諦め、比較的天気予想が良さそうな新潟に決めた。
また昨晩に舟盛り定食の夢が現れたので無性に刺身を食べたくなったことも新潟に決めた理由でもある。
小雨降りしきる安曇野、大町、白馬を走り抜け、新潟県側の糸魚川に差し掛かると雨がやんだ。
寺泊を目指して海沿いの国道を走る。
左側の車窓からは昨日の大雨の影響により、波が高く荒々しい。
でも久しぶりに見る海なので、気持ちは軽やかだ。
途中で道の駅マリンドリーム能生に立ち寄る。
多くの人が賑わっているのは、ベニズワイガニを道の駅内、海岸沿いで食べる楽しみがあると気づく。
一籠3匹で3500円はお得感があり、しかも鮮度抜群なので観光客は美味しそうに頬張る。
かみさんが食べようと言ったが、先の朝食バイキングでお腹が空いておらず、寺泊でランチするのでここは我慢することにした。
荒れる日本海を横目に2時間走ると13時過ぎにようやく寺泊に到着も大駐車満車で駐車できず困ったが、ウロウロ回ると運良く一台スペースを見つけてゲット。
それにしてもコロナ収束を思わせるすごい人出だ。
道行く人は、片手に串焼きを持って歩く人が多い。
かみさんがまるなか食堂が良いと言うので指示に従うことにした。
2階に上がると混雑賑わう座席が目に飛んで来た。
空いている座席を案内され、待望の舟盛り定食、かみさんは海鮮丼を注文。
程なく舟盛り定食と海鮮丼が来たのが驚いた。
回転が良い証拠だろう。
舟盛りは鯵のたたき、マグロ、サーモン、赤貝、エビ等で盛られ、肉厚で新鮮プリプリ。
蟹出汁も旨くご馳走でした。
かみさんもどこかの海鮮丼よりも肉厚で美味かったと絶賛する。
寺泊のランチを満喫した後は本日の目玉である、清津峡を目指す。
なぜ清津峡なのかだって?
理由はインスタ映え人気スポットだからである。
トンネルの中に清津峡をバックにポーズをとってカメラに納めることが大人気なのである。
かみさんが事前に予約しないと入れないのでは?と聞かれたが、ここまで現場に来たら断る理由もなかろうと、たかをくくった。
第二駐車場で車を停めてトンネル入口の受付まで10分ほどトボトボ歩き、理由を説明して予約無しで許可を得た。
資料によると清津峡渓谷トンネルは「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」でアート作品「Tunnel of Light」として改修。
全長750mのトンネルを外界から遮断された潜水艦に見立て、外を望む潜望鏡として途中の見晴所、終点のパノラマステーション等で作品を展開するとの記述があった。
まさに入口から750mを歩き続けて最終の目的地であり、インスタ映え大人気の場所に到着。
そこは多くの家族連れ、カップルが集まっていた。
トンネル出口のバックには迫力ある清津峡がある。
トンネル出口でカメラに向けてさまざまなポーズをとっては繰り返す。
水面に映る人影とポーズをとる人物がシルエットとなり、なかなかの心を奪われる光景だ。
かみさんも自分もさまざまなポーズを取ってシルエットを創造し、いい感じのインスタ映えの写真ができた。
これで今日の目的は達成された。
信州越後旅は久しぶりに心やり癒されて満喫した旅であり、夏休みを先取りした良い休暇となった。
寺泊
https://niigata-kankou.or.jp/spot/5823
マリンドリーム能生
https://niigata-kankou.or.jp/spot/7004
清津峡渓谷トンネル