#132 こんな日もあるさ

2021年4月18日日曜日 PART1

 

こんな日もあるさ

 

前日の天気予報では、関東周辺の山々は天気が荒れるらしい。
東京で1日中降り続けた雨は関東周辺の山々は粉雪かもしれん。
なので、18日は快晴予報である三浦半島へ海沿い20kmウォーキングをする計画だった。

 

明朝の蓼科山天気予報は、盆地の立科町は晴れ予報。ただし登山指数Cは気になるが、午前4時過ぎに急遽蓼科山登山決行に切り替える。

 

今日は百名山である標高2530m蓼科山に登る。

7合目登山口に8時15分過ぎに登山開始。
見上げると青空が見え、ルンルン気分もここまでだった。
登り始めたら、周囲が暗くなりはじめた。
雲がすっぽり蓼科山を覆い包むのに、さほど時間はかからなかった。

 

昨日の雪にて、馬返しあたりで登山ルートは深い雪道になっていた。
更に前進して天狗の露地を経てザンゲ坂を抜け出し、雪に埋められた蓼科山荘に着く。
ここが将軍平というらしい。

樹々は樹氷に覆われ、展望はない。


蓼科山荘から蓼科山頂は深い雪の急勾配だ。
晴れていれば眺望抜群も、降り続ける粉雪と強風にさいなまれ、視界ゼロ。

 

とにかく風が強い。
爆風そのものだ。
降り続ける粉雪が顔面を突き刺して、とても痛い。
5メートル先は全く見えない視界ゼロの状況。

 

ようやくの思いで蓼科山頂に着いた。
爆風で立つのも精一杯であり、ましてや自撮りなんてのは渾身の力でなんとか食らいつくって感じだ。

 

蓼科山頂ヒュッテに戻ろうにも向かい爆風で前に進めず、また、視界ゼロなので
目安となるポイントがわからない、見えないし、もう勘弁してって感じ。

 

気がついたら登山ルートから大きく逸れていたことに気づく。
YAMAPのナビのおかげで自分の位置を確認でき、蓼科山頂ヒュッテへ正しく誘導してくれて遭難の2文字を回避できた。

 

YAMAPさん ありがとう😊
今月からプレミアムを申し込みますね😊

 

蓼科山頂ヒュッテからの下山ルートは、太陽、青空が時折り、一瞬だけ姿を現した。
真っ白な深い雪、青空、樹氷の光景。
周囲の山風景がまったくないが、ここが今日一番のビューポイントだった。

 

下を降りるにつれて雪が浅くなる。
やれやれと無事に登山口駐車場に戻って一安心。

天気予報のあてが外れ、視界ゼロの苦行を強いられ、おまけに眺望がない登山に虚しさが残った。

 

このままでは東京に帰るのも忍びない。
まだ時間があるので蓼科山周辺の山地図を睨みながら午後に登る次の山を探す。


この続きは、次の#133天国と地獄をご一読願います。

 

さて、自宅に帰ってあらためて写真を整理する。
よくぞあの爆風と突き刺さる粉雪、視界ゼロの中で登ったとの満足感があった。

 

いつもは快晴、絶景に恵まれた山ライフではあるが、たまには苦行を強いられる登山も経験を積み重ねることができていいだろう。

 

この登頂で百名山84座登頂。
あと残り16座だ。
楽しんで頑張ろう❗️

 

歩行距離5.2km 歩行時間3時間58分

 

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いよいよ登山開始です。
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昨日の雪で雪道になっていました。

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登るにつれて雪が深くなります。
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どんどん登ります。
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雪に埋められた蓼科山荘。

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蓼科山荘から見上げると山頂までまだまだ遠い。

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道標が凍結して文字が読めません。

ってかこの先まったく見えません。

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どうやら山頂に着いたようです。

凄い爆風とスノーパウダーでした。

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蓼科山頂ヒュッテは雪に潰れそうです。

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一瞬だけ太陽と青空が見えました。
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いい感じですね。

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今日一番のビューポイントにようやく笑顔が溢れる。

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爆風とスノーパウダーもようやく慣れたかな。

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これから下山するけど積雪が凄いなぁ。
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ようやく景色が見えたけど遅すぎ。
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降りるにつれて雪が少なくなります。
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登山口駐車場に着いた。

お疲れ様でした。

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ビーナスラインから見た白樺湖蓼科山

なんだ今頃晴れているじゃないか。
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急勾配だなぁ。

あそこに登ったんだよね。