2021年4月18日日曜日 PART2
今朝は爆風と粉雪に悩まされながらも蓼科山に登頂。
ただ、視界ゼロの眺望にいささかの欲求不満があった。
このまま東京に帰るのは忍びない。
そこで蓼科山周辺の山地図を睨み、霧ヶ峰高原の一角にある車山に登ることにした。
車山は霧ヶ峰高原の最高峰であり、標高1925mの立派な百名山なのである。
爆風と粉雪の蓼科山の興奮冷めやらぬ感情を残し、霧ヶ峰車山肩から13時2分に登山開始。
正面に青空をバックに残雪と笹のコラボが眩しい車山山頂を目指す。
風が時折り強いが、蓼科山ほどではない。
ビーナスライン上に美ヶ原高原、浅間山、八ヶ岳がよく見える。
蓼科山頂では何も見えなかっただけに少しは鬱憤を晴らせる気分だ。
思えば車山に登山したのは、自分が高校2年の時だったかな。
たしか、所属していたハンドボール部の仲間と夏合宿を終えた後に一泊ニ泊で旅したついでに登ったと記憶がある。
あれから40数年経つかと思うと歳月の流れが長く感じる。
俺も歳をとるわけで、哀愁を漂わせてしまう。
次に甦るのは、かみさんとの新婚の夏休みに伊豆から霧ヶ峰のドライブ周遊の旅だ。
その際に車山に登った記憶があるような、うっすらとして記憶がおぼろげである。
本題に入ろう。
澄み切った青空の下で、時折り強風を受けつつ、360度の大パノラマはまさに空中散歩だ。
パラダイスだ。
天国だ。
ほどなく車山山頂に着いて自撮り記念撮影でパシャ。
山頂近くにある車山神社で一礼し、小綺麗なテラスに寄りかかるところ、一人の男性から声をかけられた。
「YAMAPユーザーさんですね!」
モンベルの青いダウンを着た50歳代の男性は、奈良県から転勤で長野県に在住し、本格的に山登りを始めたのは今年に入ってからのようである。
2月に3回ほど車山にチャレンジし、午後5時過ぎに下山も周囲が暗くなり、ヘッドランプもなく遭難しかけたそうだ。
運良く下山途中で女性登山者に会って命拾いした模様。
本格的な登山経験、登山知識もなく、今年からぶつけ本番で車山に登山し、今はすっかり登山にはまったとのことである。
どうやら趣味に登山が加わり、充実しているようだ。
とてもネアカで楽しい方だった。
周辺の山々の名前がわからないご様子だったので、山アプリを教えてあげたら大変に感激していた。
年齢を聞くと自分と1学年異なり、なぜか波長があった。
またどこかでお会いしましょうとその場で別れた。
後日、その方とはお互いにフォロー仲間になった。
今日は荒天候の蓼科山に登山し、気持ちを切り替えて好天の霧ヶ峰高原車山に登山した。
蓼科山山頂の視界ゼロの眺望を晴らすべく、霧ヶ峰周辺の山々を堪能し、また、さまざまな方と交流できて楽しかった。
今日は百名山を2度登り、天国と地獄を味わった貴重な一日だった。
これだから山登りはやめられない。
歩行距離4.1km 歩行時間1時間40分
車山肩から登山開始。
残雪と笹と青空が眩しいなぁ。
天国へ登っているような気分です。
ふあふあになりたい😊
美ヶ原高原が見えます。
美ヶ原高原の最高峰である王ヶ頭は百名山です。
車山山頂に到着。
風が強いけど蓼科山ほどではないね。
白い山は浅間山です。
この山も百名山ですがまだ未踏です。
次にチャレンジするので待っててね。
車山神社に一礼。
気象観測レーダーかな。
富士山がちょっことだけ見えました。
茅野市方面です。
なんとか雪辱をしたって感じの笑顔かな。