2020年9月12日土曜日
8日目
道の駅 美深でいつものように6時過ぎに起床。
日課となった早朝の天気予報をチェックする。
今日は道北(稚内、宗谷、浜頓別)は思惑通り快晴☀️で万歳🙌だ。
明日登山予定の十勝岳は☁️後☀️で登山の可能性が出てきたが、羊蹄山は16日まで☔で厳しい状況は変わらない。
秋雨前線が道南(函館)方面に張り付き、湿った空気が流れ込んでいるので道北以外は☁️か☔のオンパレードだ。
いったいいつまで続くのか。。
明日十勝岳登山に備え、20時過ぎに十勝岳登山口である望岳台に着くように行動開始した。
7時過ぎに出発し、40号で30分ほどで音威子府駅(おといねっぷ)に着く。
ここの駅蕎麦は美味くて評判だが、蕎麦職人さんが高齢によりしばらく休業中だった。
駅内に「頑張れ」の寄せ書きが掲示されていた。
自分も頑張れとエールを送る。
音威子府から275号で浜頓別のクッチャロ湖に着く。ここは2007年以来だから13年ぶりだ。
快晴なので湖面が紺碧で美しい。
レークサイトは、家族連れでキャンプを楽しんでいる。
ゆったりした時間を過ごして気持ちよさそうだ。
クッチャロ湖からオホーツク海沿いにエサヌカストレートを真っ直ぐ走る。
ここはまさに地平線まで、なにもない。
原生花園の中を一直線に走るのは実に気持ちいい。
道の最先端は、消えてなにもない。
地平線とオホーツク海が見えるだけである。
さらに238号を進むと11時過ぎに宗谷岬に着く。
宗谷岬の快晴かつ紺碧なオホーツク海の取り合わせは、2006年以来の最高のコンディションだ。
間宮林蔵の銅像からサハリン(樺太)の島影が見える。
サハリン(樺太)を発見した間宮林蔵の胸に去来するものは、いかばかりであろうか。
宗谷岬から宗谷丘陵を走ると褐色の宗谷牛が広大な牧場に戯れていた。
オホーツク海と丘陵と青空、褐色の色合いがなんともいえない光景だ。
幾重も重なる丘陵を通り過ぎても次の風景展開が繰り広がる。
その都度、忙しくシャッターを切った。
宗谷丘陵から稚内へ行く途中から、対向車スレスレの車幅が狭くなる。
ここからアスファルト舗装道路から貝殻を敷き詰めた白い道を走る。
白い道の先は、日本海に浮かぶ百名山たる利尻岳が聳え立つ。
紺碧な空と海、白い道のバランスにしびれた。
今日一番のビューポイントだった。
この風景に30分眺め続けた。
ただゆっくりと時間が流れるだけ。
このまま止まってほしい…
十分に堪能した後は、稚内公園、最北駅の稚内駅
、ノシャップ岬を観光する。
ノシャップ岬にある海鮮丼は3800円で手が出なかった。
ノシャップ岬から、相変わらず利尻島と礼文島の眺めがいい。
今晩の車中泊先の十勝岳望岳台に20時到着に合わせるため、ノシャップ岬を13時30分過ぎに出発する。
ここからノンストップで軽く5時間を越える長距離だ。
安全運転に徹しようと自分に言い聞かせる。
海の眺めが素晴らしい日本海オロロラインを走る。日本海に沿って手塩町、初山別村、羽幌町、留萌をひたすら南下する。
深川から無料高速道路に乗り、旭川、美瑛を走る。
美瑛に着いたのは19時過ぎだった。
今晩の晩御飯と明日の朝食分を買うため、美瑛駅前付近のスーパーに入る。
ちょうど余剰の調理品をさばくための割引セールの時間帯だった。
寿司、揚げ物、弁当等の山積みに驚いた。
地域住民の人数に応じて品出しをしているのだろうかと気になる。
これはかなりの廃棄品になるなと呟きながら、特大の豚カツ、あじフライ、鶏肉グリル、野菜サラダ等買う。
明日は久しぶりの登山なので、スタミナをつけるため、少し景気づけた。
美瑛から白樺街道を走り、目的地の十勝岳望岳台に20時30分過ぎに着いた。
さすがに後半の5時間長距離ドライブは疲れた!
スーパーで買った特大豚カツ等を食べた後は、ビールで渇いた喉を潤す。
明日は、いよいよ待ちに待った十勝岳登山だ。
現時点の天気予報は⛅だ。
☔マークがないので少し安心だが、天気は急変することも予測される。
明日はどうか晴れますように。
今日の走行距離 496km
音威子府駅です。駅蕎麦が休業中で残念ですが、復活を祈っています。
クッチャロ湖の湖面に癒されます。
エサヌカストレートはどこまでも真っ直ぐ!
道の駅 さるふつ公園です。
宗谷岬から見えるサハリンの島影。
宗谷岬全景です。
宗谷丘陵は牧歌的な雰囲気でした。
白い道に大感動!
日本最北駅の稚内駅。
ノシャップ岬は今回で5回目になりますが、ここからの眺めはいつも飽きません。
ノシャップ岬界隈の飲食店が立ち並ぶ。
オロロラインを走るとオトンルイ風力発電が立ち並んでいました。
風力発電は全部で26基あり、圧巻でした。
宗谷本線抜海駅から稚内方面のレールを眺める。
抜海駅は木造駅舎の秘境駅のひとつです。
廃駅の噂があるが、存続してほしい。
どの角度から眺めても山容が素晴らしい利尻岳。
5年前に登頂した百名山だけに感慨深いものがあります。