#81 新北海道紀行 これぞ露天風呂の醍醐味だ

2020年9月13日日曜日
9日目

十勝岳頂上から眺めた山風景の余韻がまだ残ったまま、望岳台駐車場を12時過ぎに出発する。

明日は帯広方面へドライブするも☔だ。
また、次の羊蹄山も17日まで☔で登頂が厳しくなった。
このままの天気だと羊蹄山をあきらめて15日に繰り上げて帰ることを検討し始めた。

まぁ、今日の午後は天気が持つようだし、☀️マークの然別湖、ナイタイ牧場へドライブして帯広の道の駅で車中泊を考えた。

望岳台駐車場から20分で吹上露天風呂の看板に目がとまる。
吹上露天風呂の駐車場に車を停めて露天風呂に通じる自然道を3分ほど歩くと湯気が立ち上がる。

そこは脱衣場がない、混浴無料露天風呂だった。
露天風呂は、女性を含めて8人ほど入浴中だった。
十勝岳登山の汗を流したかったので躊躇なくスッポンでドボン!

周囲の川の流れる音、緑の木々の香り、野趣溢れる
露天風呂に浸かるのは最高に気持ちいい。
源泉かけ流しの無色無臭の温泉であり、肌ざわりがとてもいいのだ。
ついこのまま寝てしまいそうだ。

30分ほど浸かった後は、然別湖(しかりべつこ)へ向かう。
富良野、鹿追を通過し、15過ぎに着く。
然別湖は以前から行きたいと思っていたが、ようやく実現できた。
然別湖大雪山国立公園内に位置しており、北海道で最も高い標高810mあり、水深108mの湖である。
あいにく☁️なので湖の色はいまいちである。
晴れた日の紺碧な湖を見たかった。
しかしながら、大古の自然をそのまま残しており、見ごたえはあった。

湖畔に遊覧船が停船していたが、肌寒かったので乗る気にもなれなかった。
65歳前後の遊覧船管理人さんが、自分を見て、

「こんな格好したらコロナで風邪ひいちゃうよ!」

笑いながら声をかけられた。
確かに半袖、半ズボンの格好であり、気温15度前後と思われる寒さには不釣り合いである。
その場にいた、若いカップルにも笑われた。
すかさず、「そうですよね これじゃ笑いたくても笑えないですよね」と言い返すと腹を抱えて笑っていた。
笑顔が優しい、愛嬌のある男性だった。
このやり取りは、旅行中を含め、しばらくなかった。
なぜかホッとした気分になるのは、どうしてだろうか。

然別湖からナイタイ牧場へ向かう。
17時に閉門なのでスピードをあげてなんとか16時30分に着いた。
ナイタイ牧場は日本一広い公共牧場で総面積は1700haあり、東京ドーム358個分の広さだ。
地平線まで続く緑の芝のじゅうたんに感動した。
草を食む牛の放牧に心が和む。
自分は閉門ギリギリまでそこに立って眺めた。
十勝岳登山の疲れをそぎ落とすようにずっと眺め続けた。

あたりは少しづつ暗くなりつつある。
夏は終わり、秋の気配を感じさせる日の暮れだ。
寒風が強くなり、肌を突きさす。

帯広観光センターに電話して、帯広でゆったり休憩できる温泉はないかと問い合わせする。
返った言葉は、水光園は地元でも人気があり、天然のモール温泉なので身体が温まるとのこと。
なんでも22時まで入浴できるので嬉しい限りだ。

水光園でゆっくり浸かって疲れを癒し、道の駅
音更(おとふけ) で車中泊することにしよう。

本日の走行距離 252km

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吹上露天風呂でまったり。
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然別湖は静寂が似合います。
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ナイタイ高原は雄大でした。
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今晩の車中泊である道の駅 音更です。


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