2024年1月17日水曜日
今日は年休取得して都内病院で再検査。
結果は良好なのでひと安心した。
午前11時に病院から解放されて外に出る。
この後の予定は恵比寿にある安くてボリュームのある鮨ランチ1.5人前で950円大人気の寿司屋に行く予定だったが、先月から胃の調子がイマイチなこともあり、お腹も空いていないので断念した。
空を見上げると、抜けるような青空が広がっているのでいつものようにテクテク散歩せざるを得ない。
さて今日はどこに向かうか。
心おもむくままに足が動く。
赤羽橋交差点からプリンス芝公園に入ると、目前に東京タワーが聳え立つ。
ここは喧騒な音が遮断された小広い公園で落ち着く場所だ。
韓国人と思しき若者ツァー団体が多く賑わい、記念撮影に収めていた。
プリンス公園から東京タワーと芝公園の隣に位置する増上寺に向かう。
このルートは4回目なので裏道も熟知している。
ここで増上寺について触れる。
増上寺は浄土宗の七大本山の一つで室町時代から続く格式高い寺である。
江戸期は徳川家の菩提寺で2代秀忠6代家宣7代家継9代家重12代家慶14代家茂の歴代将軍6人の墓として埋葬されている。
墓所の入口に数千体の地蔵が東京タワーをバックに立ち並び、なんとも言えぬ光景である。
三門から大殿まで開放的な参道であり、振り返えると東京タワーが聳え立つのでなんとも言えぬコントラストだ。
ここは現在?過去?そんな錯覚に一時陥ってしまう。
1時間ほど過ごし、次に向かうのは竹芝桟橋と思いきや、足は港区役所へ向かうと慶應義塾大学の表示があった。
ここは昔は共立薬科大学であったが、2008年に合併されて慶應義塾大学薬学部芝共立キャンパスに改称されたようだ。
キャンパスに入り2階に上がると学食施設があり、お腹が空いてきた頃合いもあり、カレーライスを注文。
味はそこそこの良い味を出していた。
隣に生協があり慶應グッズが販売されている。
エレベーターで最上階の屋上に上がるとデッキに踊りでた。なにやらBBQに相応しいデッキだ。
高さは5階なので見下ろす景観ではないが相変わらず東京タワーが高い。
右に視線を移すと新橋にある慈恵大学病院が見える。
娘がお世話になっている病院なので立ち寄ることにしよう。
慶應義塾大学芝共立キャンパスから御成門、芝公園を歩き15分ほどで慈恵大学病院に着く。
さすがに許可病床数1075床擁する大病院だけあって診察数、会計数等スケールが大きい。
会計隣にカフェが構えており、病院としてはあまり見かけない光景だ。
患者さんに優しい配慮が感じられた。
歴史的にも1922年に設立され、長い伝統と先進医療を提供する日本を代表する大病院であることを肌で実感した。
娘がここに就職できることを誇らしく思う。
次に浜離宮庭園に向かう。
途中にイタリア街と呼ばれる街通りに入ると、なにやらヨーロッパ調の佇まいに囲まれる。
汐留西公園にイタリア街屋台村と称して8つの屋台が陣取っていた。
和食、洋食、中華とバランスよく屋台が並んでおり、焼きそばの屋台が人気のようだ。
屋台が一堂に会して賑わうこの企画は大賛成だ。
屋台でもっと東京を盛り上げほしいと思う。
三井ガーデンホテル内にLA MAREAの看板を潜るとランチカフェをやっていた。
煮込みハンバーグ、さわらのハニーマスタードソース、ピザ等食べ放題だ。平日のランチだと1870円らしい。
次に食べに来ようっと。
新幹線が走る線路のトンネルを横断して左に突き進むとようやく浜離宮の入口に着く。
浜離宮は3年前に行ったが、あいにくコロナ禍で閉園だった。
思い起こすと自分が25歳の時に行って以来だ。
ずいぶんと昔のように感じる。
浜離宮の資料によると徳川将軍家が所有した江戸の代表的な庭園で面積は25haで都内最大級の庭園。
承応3年(1654年)甲府藩主徳川綱重が別邸を建てたことが始まりとされ、江戸時代を通じて徳川将軍家の庭園として繰り返し改修が続いたようである。
鷹狩としても利用され長閑な風景が思い浮かぶ。
庭園を歩くと広大な池を囲んで点在する茶屋がある。
その広大な池は海水を利用しており、干満の潮位の変化で水深が変わるという。
花はサクラ、ウメ、ツツジ、カエデ等一年中花が咲きほこり、自然豊かな庭園とみる。
今日は菜の花が少しづつ花が開きつつある。
2月には満開なのだろうか。
浜離宮を1時間ほど散策し、新橋駅に向かう途中に築地市場まで400mの標識が目に止まり、方向転換する。
左に朝日新聞本社を横目に、右に築地市場更地を横目に前に進むと懐かしい築地市場界隈に着く。
外国人が多く賑わい、コロナが落ち着いた感がある。
現地によると水曜日、日曜日は築地市場は休みで、朝9時に食べて10時に買い物するのが一番いいのだという。
朝5時から15時までが営業時間なので夜は営業しないので注意が必要である。
海鮮丼は数ある店の中でたねいちがコストもボリュームも良さそうだ。
いちご大福、いちご飴はビジュアルだし美味しそうだ。
めぼしはつけたから次回はお腹を空かせてチャレンジしよう。
最後は築地本願寺まで歩いてゴールとした。
資料によると築地本願寺は京都の西本願寺を本山とする浄土真宗の寺とある。
外観は日本古来の建築とはほど遠く、インド、カンボジア等の古代仏教建築を思わせる荘厳な建物だった。
境内にカフェが併設されて18品の朝ごはんが食べられるようである。
寺も時代に順応し多様化しており、変化に対応できていると感じた。
徒歩距離 11km 徒歩時間4時間9分