#102 都心ブラリ散歩 両国 柳橋 鳥越 日本橋

アーカイブ
2018年11月17日

旧安田庭園でパン一切れ食べていざ出陣。
今日の最終ゴールは、日本橋16時待ち合わせに間に合わせることである。

両国にある旧安田庭園を12時30分に発つ。
緩やかな温暖の下で快適に歩を進めると左側に懐かしの両国国技館が聳え立っていた。
今は九州場所故に人もまだらである。
どこかの格闘技チケット販売か、数人並ぶ。
格闘技参加者をバックに思わず右手拳を握り、ガッツポーズを決める。

両国駅の中にある販売店をくぐると目の前に土俵が広がっていた。
大相撲のムードを醸し出している。
大関の霧島のちゃんこ鍋店があった。
食べもしないのに、図々しく優勝盾霧島をバックに記念撮影。

さらに前を進めると通り沿いにブロンズ像の力士像が並んでいて、歴代横綱の手形レリーフがあった。
自分の手形は、千代の富士と同じだった。

次に勝海舟の生誕地碑を行く。
そこは、勝海舟の経歴、年表のプレートが飾られていた。
一字一句を追うにつれて勝海舟の成し遂げた偉業にあらためて感銘を受けた。
自分の利益を追わずに国全体を考えて行動する人間はスケールが違うと感じた。
自分の卑称さを恥じいた。

一礼して吉良上野介義央 邸跡を経て回向院に入る。
そこは、大泥棒の鼠小僧である次郎吉の墓があった。
一説によると、墓石を削り欠片を持ち歩くとご利益があるという。
真似して削り、右手に欠片が付着した。
どうか株が儲かりますようにと心の中で念じる。

そこから浅草橋問屋街を通り、蔵前交差点の脇に伊能忠敬が測量を学んだ浅草天文台跡に着く。
プレートの説明によると、緯度1分を実証するために自宅にある深川からこの地まで日々歩き続けたという。

55歳から始めた凄い執念である。
情熱は、歳をも優ると感じた。

一礼して鳥越神社を経て鳥越おかず横丁に着いたが、悲しいかな閑散としていた。
右手に手羽肉を頬張りながらルンルン気分で歩きたかったので期待はずれだった。

通りすがりの人に訊いたら、夕方5時過ぎに界隈が賑やかになるという。
そうか、そういうことか。
また来よう。

首都高速道路沿いに秋葉原、神田を横目に、目的地の日本橋にたどり着いた。
途中で魚河岸祭りの情報を得たので次回も都心散策の楽しみが増えたこと嬉しい限りである。

歩行距離 9km 3時間30分

f:id:kunpu3684:20201129160519j:plain
旧安田庭園から出発します。
f:id:kunpu3684:20201129160654j:plain
f:id:kunpu3684:20201129160748j:plain
両国国技館前です。
f:id:kunpu3684:20201129160845j:plain
大関霧島の優勝盾です。
f:id:kunpu3684:20201129160958j:plain
f:id:kunpu3684:20201129161053j:plain
横綱千代の富士の手形。
f:id:kunpu3684:20201129161239j:plain
勝海舟の生誕地です。
下町出身だとは知りませんでした。
f:id:kunpu3684:20201129161350j:plain
吉良上野介義央の邸跡です。
f:id:kunpu3684:20201129161529j:plain
f:id:kunpu3684:20201129161616j:plain
柳橋は風情がありました。
f:id:kunpu3684:20201129161746j:plain
鳥越のおかず横丁は夕方5時がおすすめです。
f:id:kunpu3684:20201129161853j:plain
f:id:kunpu3684:20201129161950j:plain
蔵前にある浅草天文台跡。


f:id:kunpu3684:20201129163506p:plain