#14 勝海舟が断食した浦賀で出会った貴婦人の謎

コロナによる外出自粛でどこにも行けず、過去の回想をブログに残す。

2019年4月20日土曜日
品川から京急線横須賀中央駅で降りてバスで25分揺られて10時過ぎに走水神社バス停で下車。

いきなり乗合 仕立船が集まる波止場が眼前に飛び出してきた。
年季の入った食堂が数軒あり、一軒だけ営業していた。この辺りはアジフライ定食が評判がいいようだ。

爽やかな潮風を受けながら観音崎ボードウォークを軽快に歩く。
目映い陽光を反射しながら静かに波立つ藍い海が気持ちを和ませてくれる。
横須賀美術館で絵画を1時間観賞後、観音崎公園へ行く。遊歩道が整備されて歩きやすい。
花の広場は新緑がみずみずしい。
家族連れの方はテントを張ってくつろいでいる。
ひとり者はフライシートだけ広げて中で寝そべってガンガン音楽を鳴らしている者もいる。
休日の過ごし方は様々だ。

観音崎灯台からの見晴らしは最高。
目の先は房総半島がくっきり。
時間があったので浦賀に行くことにした。

勝海舟がかい臨丸でアメリカに航海する前に断食修行したと言われる東叶神社はパワースポットの場になっているようだ。
皆さん悩み顔でお参りしている様子を見ると人それぞれの生活、人生が見えると勝手に想像する。
自分も他人事では無いだろうと気持ちを抑える。

浦賀渡し船の看板が目にとまった。
船場がわからず、まごまごしているうちになんとか到着。
この時は3人乗客だったが、200円払ったら、突然モーターがうなった。
10分ほどで対岸に着く。

西叶神社で写真撮影したら後から声をかけられた。振り返ると地元の60歳過ぎの地味なパーカーを身にまとった気品のある松原千恵子似の女性であった。

彼女は、どこから来たのかと話かけ、そこから会話のキャッチボールが始まり、歩きながら観光スポットを案内してくれた。

自分は旅好きで北海道から沖縄まで日本全国旅して回り、地元によく面倒を見てくれたので、つい他人が旅をしているのを見るとほっておけないとかいう。
しかもあなたは神社で会ったのだから、悪い人では無いからとまでいう。

なにやら何かの勧誘かと警戒心を持ったが、その心配は無用だった。

いろんな人がいるもんだとつぐつぐ感じた横須賀 観音崎 浦賀 7時間の散策だった。

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走水神社バス停から散策する。安全無事故で行こう
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アジフライの匂いがたまらない。
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どこまでも広がる藍い海に癒される。
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横須賀美術館から海を眺める。
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観音崎公園のお花畑は見事だった。
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観音崎灯台の潮風は気持ちよかった。
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観音崎公園からようやく浦賀駅に着く。
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東叶神社にあった勝海舟断食之跡の碑。
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対岸まで10分で行ける浦賀の渡し。
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廻船問屋街の一角にある一軒の民家。
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西郷隆盛浦賀に来る。