2022年3月21日月曜日
昨日の激動の登山疲れも取れて久しぶりに秋川散策。
東京サマーランドに向かって心地よい風を受けながら秋川の堤防を歩く。
引田橋を渡り切ると左後方に東京サマーランドの大駐車場が満車状態。
なにかイベントでもあるのかと足が自然に大駐車場へ向かう。
満車状態の理由はフリーマーケットが開催されているようだ。
中に入場するとまぁまぁの人だかり。
古着、ブランド服、アウトドアウェア、キャンプ用品、CD書籍、骨董品、新鮮野菜、果物がところ狭しに並べている。
買う気はまるでないのだが、見ているだけで楽しくなる。
なんでもサマーランドのフリーマーケットは東京の多摩地域で最大規模らしく、出店数は250超えのようである。
感染対策まん延防止が明日解除され、どの人も表情が明るい。
隣地は秋川湖で多くの釣り人が目立つ。
聞くとニジマスが釣れるようだ。
秋川湖といっても小さな人造湖ではあるが。
ウクライナは大変な状況なのに日本は平和でのどかな国だとつくづく思う。
ウクライナを始め、貧困国にこのフリーマーケットの気持ちだけ無償提供はできないのであろうか。
そんなことを考えながら、フリーマーケットを後に坂道を登りきると、のらぼう菜、ほうれん草の無人販売店にさしかかった。
それぞれ100円だ。
先日はのらぼう菜を煮過ぎて失敗した。
そのリベンジの意味を込めてもう一度のらぼう菜料理にチャレンジだ。
今度こそうまくやるぞ。
そんな理由で採れどころの新鮮野菜である、のらぼう菜を一袋買う。
賽銭箱に見間違う金銭箱に100円玉コインを転がす。
のらぼう菜はとうもろこしと並んで、あきる野の代表野菜なので料理はしっかりマスターしたい。
せっかくなのでこの場をお借りして、のらぼう菜を一つ紹介したい。
資料によるとのらぼう菜は、あきる野市、青梅市など東京都西多摩地方、埼玉県飯能市、比企郡小川町付近、などで多く栽培されるアブラナ科アブラナ属の野菜で、江戸東京野菜の一つとある。
江戸時代初期に、各地で栽培されていたと伝えられる。
耐寒性に優れ、天明の大飢饉と天保の大飢饉の際に人々を飢餓から救ったという記録が残っていると記されていた。
のらぼう菜の栄養価は高く、ビタミンA・Cのほか、鉄分、食物繊維なども豊富とのこと。
かみさんがおひたしにしてマヨネーズをつけてくれる。これが実に美味しいのだ。
今度こそうまく煮てみせるぞ。
無人販売店から睦橋通りを歩いてほどなく、左に曲がると開放感たっぷりのあきる野台地が目の前に広がる。
奥多摩の主峰である大岳山は今日も堂々としている。
いい感じだなぁと気分良く歩くと、畑で汗を流してのらぼう菜を収穫する70歳過ぎの男性を見かける。
自分からこう声をかけた。
この時期はのらぼう菜は美味しいですよね。実は先日、煮過ぎて失敗した等伝えると、気さくにこう応じてくれた。
のらぼう菜は湯沸かした鍋に茎を15秒ほどまっすぐに立てること。
次に茎を横に倒してのらぼう菜を寝かせて湯が沸騰し始めたらすぐに取り出すこと。
このタイミングがのらぼう菜の程よい美味しさなんだとか。
次にのらぼう菜の料理は以下の通り教えてくれた。
小間切れ肉に塩胡椒で味を整えてフライパンにサラダ油を中火で肉の色が変わるまで炒める。
次にのらぼう菜を合わせて軽く炒めると美味いようで、醤油等の調味料は不要ともいう。
ベーコンものらぼう菜と相性が良いそうで炒めると味が引き立つという。
のらぼう菜の収穫時期は2月中旬から3月中旬で、4月は黄色い花が一斉に咲き乱れるようである。
のらぼう菜の保管日数は冷蔵庫に入れておけば1週間は保つと教えてくたので献立メニューが立てやすい。
丁寧に教えてくれた男性にお礼を言ってその場を去る。
のらぼう菜の煮方、炒める料理を教えてもらい、なんか得した気分になった。
台所に立ってのらぼう菜を料理するワクワク感がたまらない。
そう呟いた自分はイオンモールの中に入り、今日の献立メニューに沿って食材を買うことにした。
今晩は今夕に都内に戻る長男の大好物の煮込みハンバーグだ。
のらぼう菜炒めは明日にしよう。
今度こそうまく料理できますように。
今日の歩行距離12km 歩行時間3時間42分
車もびっしり並んでいます
古着やら
果物やら
やっぱり古着が多いなぁ
隣地は秋川湖で釣り人がいます
秋川湖の入場はこちらです
秋川湖釣りのパンフレット
秋川から大観覧車、フリーマーケットを眺める
のらぼう菜、ほうれん草が100円とはお買い得ですね
あきる野台地は広い
奥多摩の主峰である大岳山
男性の許可を得て採りたてのらぼう菜をパシャリ
のらぼう菜と大岳山
イオンモールで今晩の食材を買います。