2021年3月7日日曜日
大山は、またの名を「あふり山」という。
あふりの名前は常に雲や霧を生じ、雨を降らすのでこの名が起こったといわれる。
阿夫利(あふり)神社は古代からこのあたりに住む人達の心のよりどころとなり、国御岳、神の山としてあがめられてきた。
この記述は、大山阿夫利神社 下社にあった歴史と由来に関する案内看板より抜粋しています。
神奈川県にある丹沢の主要な山がひとつ残っていたのが大山。
昨日6日の天気予報は、7日昼に晴れマークがあったので急遽、大山登山を決めた。
車窓から大山が見えたが、8合目あたりに雲が覆い、いささか気分が重くなる。
どうやら晴れ予想に反して、肌寒い曇り空になりそうだ。
曇り空の下、8時過ぎにヤビツ峠登山口から1時間ほどで大山阿夫利神社本社のある標高1245m大山山頂に着く。
天気はイマイチだが、今日の楽しみである江の島、真鶴等相模湾が一望できた。
ここでヤビツ峠に戻っても時間が余り過ぎだ。
大山阿夫利神社本社に登るのは、阿夫利神社下社の拝殿から登るのが正規ルートだと居合わせた登山者から聞かされた。
そんなことをいわれたって、こちらはただ山登りを楽しみたいだけで正規ルートなんかどうでもいい。
ただ、その登山者がいうには、1000年以上の前から参拝する歴史ある登山道だから是非体験してみては、みたいに勧められる。
まぁ時間もあるし、空を見上げても雨は降らなさそうだ。
ただ周りの登山者達からは寒い寒いと連発していた。
冷える曇り空なのである。
熟慮した結果、正規ルートに登り返すことを決めた。
下山中に気がついたのだが、まさか山頂1245mから登山口の阿夫利神社下社まで一気に標高700m弱まで下山することは計算していなかった。
9時30分過ぎに大山山頂から見晴台、阿夫利神社下社を500mほど下山する。
せっかく高度を稼いだのに0から登り直しだと思うと、
半分泣きたくなる気持ちだ。
徐々に大山山頂が遠ざかるなぁ。
阿夫利神社下社に11時20分過ぎに着く。
下山に時間がかかりすぎた。
阿夫利神社の拝殿へ続く階段の手前に茶屋が並んでいた。
ここがSNSで有名になった、大山名物のピンク色のルーメンの暖簾に少しだけ感動。
ルーメンとは、裏返して見るとラーメンと読むらしい。
味噌ラーメン850円は手頃価格であろう。
さぁ阿夫利神社下社の登山口から大山山頂まで標高差500mを取り戻すぞ。
拝殿から大山山頂まで随所に丁目番地の石碑がある。 この石碑を追い続ける毎に自分の位置が確認できる。この大山登山道は太古時代の匂いがする、歴史を感じさせる登山道だ。
勧めてくれた登山者の言うとおりだった。
歴史の重みを感じさせる登山道だ。
古来より多くの参拝者が歩いた登山ルートに思いを馳せる。
ここからようやくスイッチが入る。
山頂への登り返し90分の標準タイムに対して、55分で休み無しで山頂に一気に駆け上がる。
この日2度目の大山山頂だ。
これで阿夫利神社本社よりお許しをいただけるだろう。
相模湾を眺めながら山ランチ弁当は至福の時間だった。
本日の歩行距離 9.4km 歩行時間4時間30分
走行距離 100km
ヤビツ峠から登ります。
樹林の間の急登を進む。
途中から相模湾が見える。
大山山頂が見えてきたかな。
この神社をくぐって山頂までもう少し。
標高700m台の見晴台まで下山。山頂が遠くなったなぁ。
阿夫利神社下社の茶屋。
ピンクの暖簾が大山名物のルーメン。
ルーメン名物の色団子とそばうどんラーメンのメニューです。
阿夫利神社下社 登山口から登ります。
ここは二丁目みたいです。
古来から多くの参拝者が歩いた登山ルートに思いを馳せる。
この日2度目の大山山頂です。
ようやく三の塔、新大日岳、丹沢山が姿を見せてくれました。
俺の愛車、見つけた♪😊