2020年12月27日日曜日
前日は家の大掃除と正月の食材買い出しに時間を取られ、絶好の登山日和を台無しとなる。
たまには家事をやることも大事だし、かみさんとのコミュニケーションも大事だ。
かみさんと年末年始の献立について話をまとめて、12月28日から1月2日までのメニューが決まった。
長男が29日に戻るし、かみさんも娘もルンルン気分だ。
ひと通り、家事は片付けたので、27日の今日はフリーになった。
今日も絶好の登山日和なので躊躇なく午前5時前に家を出る。
今日は以前から人気の山として情報があった、乾徳山に登る。
乾徳山は、山梨県山梨市にある山で、武田信玄の菩提寺、恵林寺の山号であり、かっては修行の山として知られたようである。
乾徳山登山口駐車場を7時前に出発。
徳和集落を抜け出し、左側の徳和渓谷に沿って歩くと30分ほどで乾徳山登山口に着く。
乾徳山登山口から本格的な急登が始まる。
枯れた杉林の中を登り続けると、錦晶水という水場に出くわす。
ホースから滴り落ちる水は氷のように冷たく、手が痛いのを我慢して掬って飲む。
少しエネルギーをもらった気分になり、更に前進すると、氷に張り付いた登山道に仰天する。
1時間30分ほど登ると、一気に視界が開けた。
国師ヶ原から扇平は草原ルートで、眼下に塩山市街を望む富士山の眺めが素晴らしく気持ちがいい。
テンションが上がり、足取りも軽くなる。
扇平から乾徳山の山頂が見えた。
あと1時間の辛抱だが、ここから岩登りの難所が待ち構えていた。
第一関門はカミナリ岩で、長い鎖を難なくクリアすると、足元は大きく切り落ちた岩場に思わず足がガクガクだ。
すれ違いできないほどの狭い岩間をくぐり抜ける。
次は第二関門の鳳岩で、本日の最大の難所だ。
高さ20mは、ほぼ垂直の岩壁状態。
しっかり鎖を掴んでよじ登るが、足を食い止める踏み場がなく、その度にスルッと体ごと落ちる。
深呼吸して気合いを入れ直しする。
なんとか岩と岩の割れ目を見つけては、足を食い止める。
思いっきり足を高く上げてよじ登ると、ほどなく前方が開いた。
コースタイム4時間を3時間で踏破した。
乾徳山山頂2031mからの眺めは、霞立つ甲府盆地を鎮座する富士山を始め、白銀輝く南アルプス、中央アルプス、大菩薩嶺、飛竜山、雲取山、金峰山を望むことができた。
2020年の登り納めにふさわしい山景色にしばし感動した。
乾徳山は、森林歩き、岩登り、草原歩きが楽しめる実にバラエティーに富んでおり、人気の山である理由がわかった気がする。
来年また登りたい山でもある。
これだから山登りはやめられないなぁ。
来年も健康で山登りができますように。
登山道が凍結されています。
ついに乾徳山が見えました。
国師ヶ原から扇平草原ルートの富士山です。
第一関門のカミナリ岩。
第二関門の鳳岩は、ほぼ垂直の岩壁でした。
富士山絶景でテンションが上がり、いろんなポーズを決めちゃいました。
下山ルートも気持ちよかった。
本日の歩行距離 10km
歩行時間 5時間30分