#48 逗子 横須賀 三浦 海岸ウォーク

2020年6月20日土曜日晴れ

梅雨の合間の晴れに山か、海、どっちに行こうか迷ったが、2月より海を見ていないので久しぶりに海に行くことにした。

午前8時に逗子駅に着く。
今日は、以前より計画していた、逗子駅、逗子海岸、葉山、森戸海岸、長者ヶ崎、佐島漁港、立石公園、長井漁港、荒崎公園、和田長浜海岸、三崎口駅
を海沿いにウォーキングする。
総距離数は25km、ウォーキングは8時間だった。

ハプニングが起きてしまった。
葉山あたりから運動靴の底裏が破れて穴があいてしまった。しかも両方ともだ。
この運動靴は3年使っており、買い替え時期だが、準備を怠ってしまった。
ここからペースダウンを余儀なくされる。
一歩踏み出すごとに両足の裏が痛い。
まだゴールの三崎口まで18km以上あるというのに。果たして完歩できるのか。

たまりかねて長井のドラッグストアに入り、運動靴を買い求めたが売場にはもともとないといわれた。
運動靴は三崎口駅周辺のカインズまで行かないと運動靴はないという。

幻滅を感じ、少し撤退の文字が見えたが、とにかく焦らないでゆっくり進もうと決めた。
両足の裏に負担をかけずに滑稽なガニ股気味に歩く。
長時間のガニ股歩きは、姿勢が悪いので背中をも痛めることになってしまった。

なんとか荒崎公園まで14時30分過ぎに辿り着く。自販機で買った、冷たいコーラを飲んでひと休みする。このコーラで息を吹き返す。
ダイナミックな岩肌がむき出しになった断崖を見て、再び闘志を燃やす。

眼前の相模湾を横目に岩場を慎重に歩を進める。
穴のあいた断崖、頂きの松がユニークな弁天島を抜けてトンネル状の洞窟にさしかかる。
波と風に浸食された海岸がなんともいい。
見晴らしのよい佃嵐崎を越え、さらに岩場との格闘が続くが、両足裏の痛みがズキンズキン突き刺されて悲鳴をあげる。
なんとか痛みを堪えて和田長浜海岸に着くと、芝生のところでそのまま体を預けるように横たわる。

なんとなく黒い粒子線が奇妙な図形を描いているのを見つつ、そのまま寝てしまう。。

子供の歓声に寝起きする。
まだ夢心地も少しずつ現実に戻り、自分はどこかの砂浜にいることを確認した。
そして立ち上がる。

先の残りのコーラを飲み干し、ゴール三崎口駅まで残り45分だ。
気合いを入れ直して前に進むと、ほどなく大根畑とメロン畑が広がる風景に出くわす。
三浦半島独特の構図だ。
秋から春になるとキャベツ畑に変わるんだろうなぁ。近所の飼い犬に吠えられてその畑を立ち去り、和田義隆旧里親碑を越え、国道134号線を25分歩くとようやく三崎口駅に着く。

セブンで買った冷えたビールを一気に飲み込んで、この旅の良いシーンを切り取っては余韻に浸たる。

明日は新品の運動靴を2足買おう。

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逗子駅からスタート。
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逗子海岸から見た江ノ島。富士山の頂がちょっぴり見える。
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葉山マリーナ。
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山口蓬春記念館庭園の紫陽花。
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森戸海岸の葉山灯台石原裕次郎灯台ともいわれているようだ。
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石原裕次郎を偲ぶ碑。裕次郎レリーフと兄である慎太郎の詩がある。
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森戸海岸でどこかのモデルさんが記念撮影。
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立石公園から見た海岸。
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佐島公園から見た海岸。
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佐島漁港から水揚げされた鮮度抜群の魚が店頭に並ぶ丸吉商店。
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荒崎海岸を歩く。頂きのユニークな松が弁天島f:id:kunpu3684:20200621094141j:plain
佃嵐崎を振り返る。
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三浦メロンが実っています。
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和田一族は三浦半島を治めた豪士です。
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三崎口駅にゴールしました。