#46 北海道紀行 羅臼クルージング

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2015年7月18日土曜日
北海道7日目

今回の北海道紀行で登山はやり尽くしたのでこれからは、観光スポット巡りとなるのでいささか気が楽になる。
あの狂喜の宴よりアルコールが残っているが、まぁ楽しかったからよしとしよう。

今朝5時に宿を出て羅臼国後展望塔から夜明けのオホーツク海に浮かぶ国後島を眺める。
あれが日本の領土だったと思うと感傷的になる。
北方領土はいつ返還されるのかと考えつつ、国道87号を海沿いに沿って走り、30分ほどで相泊温泉に着く。

この温泉は、海岸の中にある。
目の前に海を眺めながら温泉に浸ることができる天然の露天風呂は最高だった。
眼前に広がる国後島択捉島を眺めると、不思議と北方領土が返ってくるような感じだ。

不思議だなぁ。実に気持ちいい露天風呂だ。

あんまりのんびりすると、民宿の朝食に間に合わなくなるので30分浸かって急ぎ足で民宿に戻り、なんとかオーナーのななめさんに怒られずにすむ。

朝食をすんだ後は、オーナーに再会の約束をして別れを告げ、知床ネイチャーズクルージングに乗船する。知床の海で泳ぐシャチとイルカを見たいのだ。同時に海から見上げる知床連山も見たい。

今日は快晴で風もなく、絶好のクルージング日和だ。
出港後、舵を握る船長の巧みな話術に乗せられて、シャチとイルカが泳ぐスポットを誘導してくれた。ほどなくスポットに行きつくとシャチがスイスイ泳いでいる光景に乗客が歓声があがる。
また、知床連山をバックに海鳥のクロアシアホウドリが船の周りに彷徨く光景も実にいい。

気持ちが安らぐなぁ。

船が、ロシアとの国境線ギリギリのところに止まる。わずか50km先が国後島だ。

なんとなく緊張感が走る。
国後島よ日本に帰れ!自分は心の中で叫んだ。

楽しい知床の旅はこれで終わりだ。
いよいよ明日で最終日だ。
国道352、241、38号を走り、南富良野に向かう。今晩は山部自然公園太陽の里で車中泊だ。

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羅臼国後展望塔からの展望です。
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相泊温泉に浸かって国後島を眺める。
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船から知床連山を見上げる。
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クロアシアホウドリと知床連山
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クロアシアホウドリ国後島
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シャチに大興奮です。
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羅臼岳羅臼町よ楽しい日々をありがとう。また来るぜよ。