#37 仙ノ倉山の稜線はなにもいえねぇ。

2020年5月30日土曜日 晴れ

緊急事態宣言が解除された初の週末に2月以来の久しぶりの山登り。
百名山四阿山か、二百名山仙ノ倉山にしようか迷ったが、何年前かのJRポスターで仙ノ倉山の稜線が印象にあったので仙ノ倉山に決めた。

苗場プリンスホテルから先にある平標山登山口駐車場を6時に出る。
松手山コースを登り、標高1983m平標山(たいらっぴょうやま)から稜線を歩き標高2026m仙ノ倉山へコースタイム4時間を3時間30分で踏破した。
風が少々強かったが日差しが強かったので逆に心地よい涼しさだった。
JRポスターがなぜこの稜線を選んだのかわかるような気がする。

平標山から仙ノ倉山の稜線を往復して歩いたが、天空の楽園と言っても過言ではない。
視界を遮ることがない360度の大パノラマの中をまっすぐに一本道が伸びる。
この一本道を眺めるとキロロの「未来」の歌詞を思い出す。

ほら、足元をみてごらん これがあなたの歩む道
ほら、前をみてごらん あれがあなたの未来

その一本道の左右は、緑と雪渓の鮮明な彩りがあり、まるで天空の楽園を演出するようだった。

なんにもいえねぇ。

何度立ち止まってシャッターを切ったことか。
百名山である、苗場山巻機山平ヶ岳谷川岳至仏山、燧ヶ岳、皇海山日光白根山が遠く聳えている。
これらの見える百名山は、自分が苦労して登った山だけに感慨深いものがある。

仙ノ倉山頂上で居合わせた登山者は、今回のコロナで外出自粛を余儀なくされ、会社休業中で趣味の山登りも自粛されて悶々とした日々だったと。
ようやくこの日を迎えてよかったと笑顔が素敵な50歳代の男性。
我慢をし続けた登山者の代弁であるが、ここにいる皆も同じ思いだろう。
いつまでも平和で皆が幸せに過ごしてほしいと仙ノ倉山道標を前に切に祈る。

下山は、平標山から平標山の家に下る。
山小屋は営業していて雪どけの沢の水でドリンクを冷して販売していた。
そこから平元新道を下り、 岩魚沢林道を歩き、登山口駐車場に着く。
コースタイム通りの2時間20分である。
下りが少し苦手なのでトレーニングを強化する必要がある。
日頃の早朝11kmジョギングの成果は出てきていると思うので継続してトレーニングしたいと思う。

帰りは6月14日までは休日割引適用除外のため、少しでも高速代を浮かすためできる限り国道17号を走る。
三国峠から沼田、伊熊を走り、途中から駐車場が満車状態の飲食店があった。

看板に、もつ煮は日本一と銘打っており、店の名は「永井食堂」という。
なんでもグルメ番組でテレビ放映されたとか。
もつ煮定食590円は手頃の値段だろう。
コーラを飲んだあとなので食べたいのだが腹がすかないので3人前のもつ煮を土産物として買い、渋川ICに乗って帰る。
これが今晩の飯になったのだが、たしかに美味い。かみさんが喜んで宅配で取り寄せろなどと。

国道で帰ったおかげでよもやの当たりの食堂に出くわし、得した気分になった。
寄り道もたまにはいいもんだな。

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