#21 お遍路追体験と渦潮に満喫せり

コロナによる外出自粛でどこにも行けず、過去の回想をブログに残す。

2019年5月2日木曜日
四国7日目

室戸岬御来光に合わせて身支度をすませ、薄暗い土佐湾を横目に国道55号線を走る。
少し早すぎた感はあるが、6時30分過ぎに室戸岬に着く。
どんよりと重い雲が土佐湾にのしかかり、微かに薄ら明かりの光が見えた。

真っ赤に燃える日の出のイメージとはかけ離れていた。しばし室戸岬遊歩道を30分散策後、札所24番最御崎寺の表示に目が止まる。
どうやらまた、お遍路体験できると嬉々として石段の急坂を登る。
随所にお遍路さんが書いたと思われる俳句が、登りゆく石段の草木の茂みに紐で留められていた。

ひとつ一つ俳句を読むとお遍路さんのご苦労が忍ばれ、お遍路に対する思いがよくわかる。

30分ほど石段を登りきると眼前に最御崎寺に着く。8時過ぎなので納経所は開いていなかったが、
さすがに歴史を感じさせる荘厳な雰囲気を醸し出す寺である。
大阪から来た一人の女性がいた。
納経開所待ちのようである。
訊くと四国に入ってからは交通手段を使わずに延々と歩いているとか。
やはりお遍路は取りつかれる何かがあるのだろう。

ほどなく駐車場に戻って国道55号を走り、東洋町、日和佐を抜けて徳島に入る。
天気も久しぶりに太陽が見える。
海も眩しく紺碧な海だ。

鳴門に13時過ぎに着く。
鳴門といえば鳴門大橋、渦潮だ。
なにやら渦潮予報では15時過ぎから渦潮が見れるようなので1時間待ちでチケットを購入し、遊覧船に乗る。
GWでここも凄い人混みで、渦潮が見れる窓側のスペースを確保するのも、また、写真を撮るのも一苦労である。
渦潮が見える度にどよめく船客の声。
皆素晴らしい笑顔で、こっちも幸せな気分だ。

渦潮を見た後は16時過ぎを回っており、今晩の車中泊先に向かう。
国道192号線阿波市を抜けて438号よりつるぎ町に入り、見ノ越に着いた。
そうそう、初日に車中泊した同じ駐車場である。

目的はもちろん、雪とガスで何も見えなかった剣山に再チャレンジすることである。
いつものようにコンビニ弁当とビールをすませて19時過ぎにシュラフに潜り込んだ。

気持ちの中はリベンジがみなぎる。明日は晴れますように❗

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室戸岬灯台
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お遍路追体験しました。
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道の駅「東洋町」と徳島駅
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この船で渦潮を見に行きます。
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鳴門大橋の下を潜り抜けます。
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なにやら渦潮のようです。